小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2009/11/22

淡路島半周ツーレポ 2009/10月

3年まえにSirrusを購入した、近所の自転車店から淡路島ツーリングに参加しないか、とのお誘いを受けました。どうやら他の参加者はほとんど全員がロードバイクでペースが速そうですし、自らの体力的な不安もあってどうしようかと思いましたが、せっかくの機会、我を通すこともありません。
すべてをお任せし、「参加させてください」とお願いしたのでした。


金曜の深夜、近所のファーストフード店駐車場で待ち合わせし、Aさんの車に自転車を載せていただきます。慣れた手つきで積み込んでいくAさん。
と、そこへモノモノしい方々が…
「何をやっとるか?」
パトカーから降りてきた警察の方々からの職務質問です! 何も悪いことなんかしていないのに、すっかりビビってしまった私、しどろもどろに 車に自転車を載せて目的地で降ろし、終日サイクリングを楽しむことを説明したのでした…

無事開放された私たちはAさんの運転で一路西へ。
さすが深夜、高速道路が空いています! 伊勢湾岸自動車道も、東名阪もスイスイ。
しかし新名神 土山SAに入るとそこには日中と変わらない台数の乗用車と、たくさんの人々。高速道路休日1,000円の威力でしょうね。

明け方に吹田Jctを通過、一気に交通量が増え、流れが緩くなりましたが、神戸を抜けるとまた空いてきて、三木Jctから淡路島方面に向かうと、交通量は激減。半ば貸し切り状態でした。 淡路SAで朝食を摂り、北淡ICで高速道路を降りて集合場所へ到着。多くの参加者が既に到着されていました。

集合
参加者は総勢25人!

出発前

自転車を降ろし、身支度を整えた後、幹事から簡単な説明があり、いよいよスタート! 総勢25人で、ほぼ全数ロードバイクで速そうです。
先頭グループなんてとんでもない。普通グループにもついていけないことが明らかだった私は、最初から亀さんグループに入って出発しました。

曇天
天候は今ひとつ

岩屋港
岩屋港商店街

このツーリングは旅の要素はほとんど無く、どちらかといえばレクリエーション要素が強いため、あまり寄り道するわけにはいきません。何たって全行程約108km。完走することが目的なのです。

R28は意外に交通量が多く、時折大型トラックも追い越していき、しかも路肩が狭い区間も長い。あまり走りやすい環境ではありませんけど、それでもアップダウンがほとんどなく、落ち着いて走ればこのままいけそうです。
他のメンバーがロードバイクなせいか、フロントバックに入れた地図を見ながら走れる私が情報源として重宝され、現在位置や進行方向をよく聞かれます。

分岐
ここから旧道へ

東海岸
風が出てきました

佐野から国道を外れ、津名港近くの旧道(?)が長めに感じられましたが、ふたたびR28に合流、志筑を抜け、淡路ワールドパークを横目に走るころになると、徐々に風を感じるようになりました。

ワールドパーク
淡路ワールドパークを過ぎ

塩屋
ひと息入れます

塩屋に着き、皆で一緒に走ろうということで最後尾を待つことに。
天候のせいか気温が上がらない。途中の電光掲示板に19℃と表示されていました。
暑くないのは助かりますが、この冷たい風、体温が奪われて、気づかないうちに体力が奪われていくのです。
 集団走行
さて出発。集団で川沿いを走ります。内陸部に入るとR28もゆるやかなアップダウンが見られるようになり、参加者の余裕も少しずつ無くなっていくのでした。
このあたりから地図を見ながら走れる私が なぜか亀さんグループの先頭を引っ張ることになり、それと同時に責任感とモチベーションが盛り上がってきました。


本当は先頭集団と同じく福良港まで行ってお昼にしたかったんですけど、時刻はもう13時近く。いいかげんガッツリ食べておかないと体力が続かないと判断した私は 少々手前の国衙で目に入ったお好み焼き店で停まり、ここで昼食にしました。

昼食
食べないと

お好み焼き
私はねぎ焼き

たっぷり食べ、たっぷり休憩の後、再スタート。
八幡から県道31号線を北へ向かいます。食べ過ぎたか、少々体が重いです。
一見軽快そうに見えていたかもしれませんが、どうやらこのあたりで だいぶ疲労が溜まってきていたみたいです。先頭を引っ張っていたことで、そのことに自分自身が気づいていなかったような気がします。内陸部の単調な景色と、向かい風気味の風向きに、それほどにはペースを落とさずに走っていましたので。
他のメンバーも余裕が失われてきたのか、今どこにいるのか、あと何kmなのか、これからアップダウンはあるのか、しょっちゅう聞かれるようになりました。ナビをつけているわけじゃないし、初めての道なので、そんなことわからないのですけど、聞かれるたびに、できる限りのことを答えました。

西淡三原IC入口を過ぎ、湊の街を右に折れるころには 私自身も余裕が無くなり、ペースを落としました。松原を過ぎて五色浜あたりの海岸沿いに出ると、そこから向かい風。さらに鳥飼を越すと、ミニ峠が…

峠を越えた後に休憩、ここで手持ちのお菓子を口に入れるも、私ははっきりと “バテた” と感じるようになりつつありました。もう先頭で引っ張ることは適いません。2番手を走りましたが、ここからの10kmほどがつらかったこと!!
向かい風の中を小集団走行。疲れてもちょっと停まって休むところがなかなか見つからず、最後の体力をほぼ使い切ってしまいました。
いくらなんでももう限界だ、そう感じたところで先頭に声をかけ、停まってもらいました。
バテてます ここで自転車店の店長Mさん中心に、H夫妻の自転車のフロントディレーラーの調整をしている間も、私はほとんど体力が無くて何も手伝えず。
疲労に加え、冷たい向かい風に体力を奪われた上に、自分では気づいていませんでしたが、どうやらハンガーノックを起こしていたもようです。

ゴールまであと15km強。
脚が張ってはいましたが、痙攣するような兆候はなく、ただただ脚が重いのです。私のペースはガタ落ちし、ほどなく最後尾を走ることになりました。いえ、しんがりは心温かいTさんが付き添ってくれたので、それだけでも折れそうになる心が励まされます。

それでも室津付近でとうとう尽きてしまい、停まってもらいました。既に上半身にも力が入らなくなっていました。
ハンガーノックじゃないか、そう声をかけてくれた優しいTさんとM田さん。
しかし今何か胃に入れたとしても、もはや消化吸収しエネルギーへと変換するための体力すら残ってないようなイメージなのです。
寝転んでしまった私、店長のMさんからウイダーinゼリーを頂戴しました。

不思議とこのゼリーが効きました。やはりハンガーノックだったようです。
辺りはもう暗くなってきていました。バッテリーライトを点灯し、再スタートした私は、皆とほぼ同じペースで走れるまで回復していました。
心配してくれたM田さんに「もう大丈夫です」と応えた私。しかしこれが甘かった…
ゼリーの効果はおよそ5分少々しか持たず、その後はガタ落ちペースに逆戻り。
どんどん遅れていきます。休みたい気持ちを、しかし奮い立たせ、暗闇迫る富島市街を抜けていきます。
唐突にゴールである宿が見えました。こんな遅くなってしまった私を、参加者が並んで待ってくれています。ありがたい! 拍手で迎えられた私は、こみ上げてくる気持ちをぐっと抑え、お礼を言うのが精一杯でした。伴走してくださったTさんにも感謝感謝。
夕暮れ その場に力尽きて倒れてしまうかとも思った私の肉体でしたが、意外にも座り込むこともなく、装備を解き、荷物を持って部屋へ上がり、風呂まで入ってしまうなど不思議と体が動くことに、自分でも戸惑っていました。
体力があるとか無いとかではなくて、以前は “頭” だけで活動してきた自分自身、少しずつ心や体のペースがわかってきたと言えばいいのか、信頼関係ができてきたといえばいいのか…
待ってくれていただいていた他の参加者に、何だかちょっとだけ申し訳ないような…


夕食 お待ちかねの夕食です。
ツーリング・ハイ、いえ、ライダーズ・ハイならぬチャリダーズ・ハイのまま、宴会に突入です。とはいえお互い疲れているからそれぞれのペースを尊重し、無理はしない。
楽しいひとときとなりました。やっぱりこういう “締め” は大事だと思います!
事故も転倒も、たいしたトラブルも無く、イベントとしては大成功。十分下見をし、じっくり計画を練った上で、臨機応変に運営した幹事と、それを支えた参加者あっての成功ですね。

今回お誘いくださり、ありがとうございました。終盤、自らの体力不足で多少ご迷惑をかけましたが、温かい方々にずいぶん助けられたように感じます。
幹事をはじめ、Mさん、Tさん、Kさん、現地までの往復、車に乗せてくださったAさんにもとってもお世話になりました。
次回もぜひ参加させていただきたいと思います! もう少し体力をつけて。スタミナも。携行食ももっと準備しておきますので。
                          (おしまい)