浜名湖一周ツーレポ 2008/10月
いつも東名で通り過ぎるだけの浜名湖。サイクリングコースも整備されていることだし、自転車で走ったらさぞかし爽快だろう。家からはそれほど遠いわけではないので、何となく実行に移せずにいましたが、寒くなる前の、ちょうどいい季節に走ってしまおう。
な〜に、アップダウンもほとんど無さそうだし、50kmちょっとなので楽勝!
そう考えて、軽〜く走り出したのでした。
新居町〜三ケ日〜澪つくし橋
今回は現地まで車を使いました。
そう、現地まで輪行袋に入れた自転車を運搬するわけ。
国道1号線をひた走ります。途中、道の駅潮見坂へ寄ってペットボトル飲料を購入。
今まで走ってる途中に飲料切れでつらい思いをしたことがあったので、早めに準備しておかないと。
新居町に到着し、競艇場の駐車場を利用しました。駐車場の管理人が不在なので、守衛さんに確認すると、今日は競艇開催日ではないので自由に停めていいとのこと。
車から輪行袋を降ろし、組み立て。電車での輪行と違ってラクです。
10:30前に走り始めました。
まずサンマリンブリッジを渡ります。立派な橋で、気分が盛り上がりますね。
ところがここからしばらく国道301号を走ることになり、テンションは下降気味。
せっかく浜名湖に来たのに湖が見えず、交通量の多い道路を走らなければならないからです。
湖の周りなのに意外とアップダウンがチョコマカ多くてゲンナリする上に、ダンプなど大型車もひっきりなしに通り、路肩がほとんどないところではホントにヒヤヒヤします。のんびりサイクリングムードはありません。
気分的にもヘルメットは必須です。
ガマンして走り続けると右手に浜名湖が見えてきました。
このあたりから風が気になり始めます。やや向かい風で、遮るものがないせいか、なかなかキツイ。風切り音でヘルメットがピューピューうなっていました。
新瀬戸橋からようやく国道301号から解放され、ローカルムードが強い県道310を走ります。個人的にはここから左久米までの区間が最も良かったです。
新瀬戸橋に到着
ここから自転車道へ
左久米〜下気賀はまた国道。そしてとうとう浜名湖周遊自転車道入り口に到達!
ここから快適なサイクリングが始まるはずだったのですが…
風向きが北東〜東だったこともあり、ここまでの間で相当体力を消耗していたことに加え、自転車道に入ったことで店舗の近くを通る機会が無くなってしまいました。
もう昼の12時。早い話、昼食を食べ損ねる予感いっぱいだったわけです。
途中にあった吹き流しを見て、思い切り向かい風なことに愕然としつつ、さらに体力は消耗していき、美しい澪つくし橋を渡るころには、もう限界が近づいていました。
伊目保育園にさしかかると園児がお弁当を食べるところ。正直うらめしかったです。
伊目〜舘山寺〜弁天島〜新居町
疲労が溜まり、走り方が惰性になってきたころ、ようやく1軒の店を発見。
少々高そうだったのですが迷ってる場合ではありません。早く栄養補給しないと。
えっと、まずはビール! じゃなかった、ガマンガマン。うなぎをじっと待ちます。
浜名湖といえば うなぎ
おお〜、貴重なエネルギー源!
ああ、うまかった。う〜ん、でもアタリではなかったような...
ともかくこれで体力が戻ってきました。
よし、これでまた走れそうだ! 向かい風じゃなくなってきたし。
ところが走り始めてすぐ大草山近くのキツイUP! しかも道に迷ってウロウロしたので使わなくていい体力を使ってしまい、さっきのうなぎ分が帳消しになってしまいました。
舘山寺温泉周辺にさしかかったころにはもう完全に惰性で走っていました。
湖のすぐそばを走る、快適なコースではあるものの、どことなく殺風景で面白みもありません。
もうダメだ。バテまくり。走れないっス。
でも今回は以前の教訓から、携行食を持っているのでした。
きなこのかりんとう、一瞬で完食
再スタート。足が回りません。
ふだん使うギアよりも1〜2段落とし、よろよろと走ります。
ダメだなあ、こんなんじゃ。完全に運動不足です。ふだんの片道30分少々の通勤なんて、たいした運動にはなっていません。
歩くよりはマシなスピードで浜名湖大橋を渡ります。
この後はますます殺風景となり、弁天島〜新居弁天もただの移動区間でした。
くたくたに疲れきって駐車場に到着。
自転車をばらし、輪行袋に詰めて車に積み込みます。
電車に乗るよりラクではあるけれど、なんだか味気ないです。
旅の締めくくりは輪行袋を担いで電車に乗るというのがしっくりくるような気がしました。
ちなみにこの後、東名集中工事の影響で激しく渋滞する国道1号線を通り、とことん疲れてしまいました。
(おしまい)