小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2013/11/17

過去のオフ会記録 2013

2013年のオフ会開催結果を掲載しています。

第34回オフ会開催結果

13/11/16 三重 津〜亀山にて

朝の最低気温は5℃に届かず。布団から出るのがつらい季節になりました。
往きの高速道路が寒いこと! 体感気温は確実に5℃以下です。100km/hでの走行なんてとても続きません。真冬の装備をしてこなかったことを後悔しつつ、一番左の車線を震えながら80〜90km/hで走りました。東名阪道に入り、いつもの四日市〜鈴鹿間の渋滞を超えると速度が上がってまた震えるようになり、亀山を過ぎてから10℃を超えたのか、ようやく人心地ついてきました。

集合場所には既にhirohitoさんが着いていて、秋の日差しが注ぐ中、他の参加者を待つことしばし。TORANEKOさんが到着された頃にはずいぶん暖かさを感じるようになってきました。
やや遅れてご到着のなな○さんを加え、4台で昼食会場へ向けて出発。幹線道路を指定するナビを無視して細い道を選んで海沿いを走ろうとしたものの、思い通りにはいかずに路地を走行するはめに。とてもヘビー級大型バイクには向いてないルートです。そんなことよりも近隣住民の方々、生活道路をお騒がせしまして申し訳ありませんでした。


昼食会場に到着


この日のお昼はホットドッグ

すごい人気店らしく、お店の駐車場は既に満杯。行列もできていて1時間待ちは覚悟していましたが、30分弱で店内に入れました。
ホットドッグがおいしい! 流行の店でチャラチャラした、見た目ばかりのドッグかと思いきや、わざとらしい人工的な味付けはされておらず自然な味。真面目に取り組んでいるのがわかります。お店にもよるのでしょうが、三重県は全般的に食べ物のレベルが高い印象を受けます。

食後も変わらずに幹線道路を避けて細々とした市街を通り、江戸橋付近から旧伊勢別街道に入りました。
真っ直ぐな箇所が少ない上に狭くて見通しが良くありません。でも沿道の木々や建物に、どこか現代の道とは異なる風情が感じられます。


一身田寺内町


高田本山専修寺

曲がるところを数度間違えつつ、一身田寺内町に寄りました。東海道でもなければ中山道でもなく、伊勢街道とも違う、マイナーな伊勢別街道。たいした見どころは無いだろうと思っていましたし、お昼の店で時間がかかったらここはパスしてしまうつもりだったのですが、高田本山専修寺の規模に圧倒されました。境内も広大で、大変見応えがありそう。一般的には広く知られてはいない場所なのが不思議なほどですけれど、いつかゆっくり来てみたいと思います。
門前には学生の姿が多い。TORANEKOさんによるとここ専修寺には中高一貫校が置かれていて、しかもレベルが高いことで有名だそうです。なるほど、そう聞くと身なりがちゃんとして頭の良さそうな学生ばかりに見えてきました。ここから多くの優秀な人材が輩出されているのですね。私たちは汚らしいバイカーで、さぞかしお気楽な連中に見えたことでしょう。

旧街道を西へ。この街道筋も印象的でした。
どうということはない秋の光景なのに、温かさというか、懐かしさというか、何かを感じます。獅子の親のような厳しい自然ではなく、惜しみなく与える慈母のような自然でもなく、そっと見守る意志を持つかのような優しい自然。いにしえの人々は、こうしたものに八百万の神々を感じていたのかもしれません。かつてこの街道を歩いた旅人と、旅人たちを見守ってきた自然に、わずかとはいえシンクロできる気がするのは、周囲から隔離された空間で移動する四輪ではなく、身をさらして走る二輪ならではの醍醐味のひとつなのでしょう。


椋本宿


大椋

ほどなく椋本宿に到着し、大椋の側でひと休み。のどかな、いいところでした。樹齢1500年以上といわれる巨木、都会では邪魔もの扱いされかねない旧いものが、ここでは大切にされています。

ここから旧街道を少し離れて錫杖湖へ向かいました。途中からフリー走行にするも、前日の雨の影響か、路面がところどころセミウェットで、砂が浮いている箇所もあり、さらに寒くもあって、残念ながらすごく楽しいというわけにはいきませんでした。
しかも紅葉にはまだ早かったようです。


さて、旧街道へ戻りましょう。細々とした道を進みつつ関宿へ向かいます。国道1号のわずかな区間も迂回して路地を走り、関宿の真ん中に到着しました。
場合により押し歩きを覚悟していましたが、観光客がそれほど多くはなかったので、ゆーっくり低速で進み、レトロなお店でおやつタイムとしました。


関宿


リモーネのケーキセット

昭和のまま時が止まったかのような店内でゆっくりと歓談の後、解散しました。
皆様おつかれさま。一日おつきあいくださって、ありがとうございました。

ここからhirohitoさん、なな○さんと一緒にオプションコースとして考えていた鈴鹿の温泉へ。
個人的にはおよそ10年ぶりに訪れた温泉は、相変わらず地元の人たちばかりが間断無くやってくる、源泉掛け流しで、やさしい、いいお湯でした。
ご一緒した方々と改めて解散です。お帰りは気をつけて。

日が沈み、真っ暗になった鈴鹿の田舎道をまったりと進み、鈴鹿ICから東名阪自動車道に乗ると、いきなりの事故渋滞10km。今日は往きも10kmの渋滞、帰りも10kmだなんて。
渋滞を抜けて伊勢湾岸道に入るころにはぐんぐん気温が下がってきまして、既に10℃を下回ったのでしょう、すっかり温泉効果は無くなり、手先が冷えて震えるようになってしまいました。昼間の暖かさはもう過去のもの、頭痛までしてくる始末です。やっぱり真冬の装備が必要だったのかもしれません。ツーリングには良い季節ですけれど、服装や装備の選択が悩ましいですね。
オフ会とは別の街乗りを含め、平均燃費は26.7km/L。
高速と渋滞、市街地、それに朝晩の寒さを加味すると悪くはない数値です。

第33回オフ会開催結果

13/09/21 静岡 清水〜焼津にて

雨の心配が無いのはありがたい。ただし朝はやや冷え込み、18℃に達せず。
猛暑のダメージか、もうすぐ6年になるバッテリーはさらに弱々しく、低速で走り出すとヘルメットのシールドが曇ってきます。朝晩はすっかり秋ですね。
最寄のICから東名高速に乗ったとたんに渋滞でした。3車線から2車線へと減少する区間を原因とするいつもの渋滞かと思い、しばらく我慢していましたが、2車線になっても渋滞が解消する気配がありません。のろのろと進んでいってわかりました。反対側の下り車線で比較的大きな事故があって、事故見物の渋滞でした...
その後は快調に進み、新東名への分岐を通過すると、ますます車両が減って順調に走れるようになりました。その代わりに冷えていた空気が暖かくなり、日が高くなるにつれて暑くなってまいりました。


集合場所


ゲルザブ装着中

集合場所へMOTOさんと同時に着くと、既にバードさんがお待ちでした。それからコトキチさん、ワイルドパパさん、ナイゾウさんがご到着。私の250TRで以前使っていて不要になったゲルザブを、コトキチさんがご所望でしたので、ここでお渡しし、装着してしまうことに。充実したツールセットを携行していたバードさんにお世話になりました。
恒例の写真撮影の後は昼食会場へ。マイナーな道ですけど、もう3年続けて同じ道を通っているので迷うことなく着きました。


昼食会場


生本マグロ丼

当日のおすすめが「生本マグロ丼」。「生」です! 冷凍モノではございません。うう〜、ぜいたくかなあ、と悩むも、食べたことの無い「生」への興味を打ち消すことができずに、参加者全員が「生本マグロ丼」を注文。
さてそのお味は... たとえようのない旨さとはこのことでしょうか。臭みがなく、上品で柔らかいなんて陳腐な表現が霞んでしまう。尖ったところが一切無く、絶妙な食感です。たとえるならば、ものすごくおいしい銘柄のお米を、これまで古米でいただいていたのを、新米を口にしてしまったようだと言えばいいでしょうか。個人的にはトロよりも赤身のほうをすばらしく感じました。食べ進めるのがもったいない!
おかわりしたくなったのを懸命にこらえ、食後におみやげ買い出しタイムです。皆様思い思いの品々をご購入。私はマグロ(冷凍モノ)、干物、それに鯨肉(冷凍)を買いまして、クーラーバッグいっぱいです。

清水港を後に、太平洋岸を西へ進みます。秋の空気が澄んでいて、海の景色との間に、遮るものが無いような錯覚を起こしてしまいます。穏やかで青い海から打ち寄せる波が海岸で次々に砕け、たくさんの飛沫が陽光を反射し煌いていました。まるでたくさんのスパンコールをちりばめたかのよう。半ば幻想的な、こんな海の光景を見たのは初めてです。残念ながらカメラに収める機会をつくれませんでしたが、仮に撮影できたとしても、私の腕では満足できる写真を撮ることはできなかったと思います。それほどに浮世離れした光景でした。

この日から秋の全国交通安全運動がスタートです。ゆっくり、慎重に海岸沿いを走り、用宗港を通過、大崩海岸の海上道路を抜けると、断崖のプチワインディングが続くのでした。
ここまでずっとほぼ同じペースで走っているはずなのに、先導役のはたぼう号のペースがおかしいとのご指摘をいただきました。広い道の直線でも、細くなっても、クネクネ道でも、車速がほとんど変わっていないとのこと。あれれ? それは確かに同じペースとは言えないですよね。ははは。
焼津港に近づき、え? どこへ行くの? というようなところで右左折を何度か、ジェラートのお店に到着しました。


ジェラート会場


ラズベリー+紅茶のダブルです

本業はお米屋さんのようで、どことなく垢抜けない雰囲気のお店の中、オッサン6人がジェラートにしゃぶりついている画を想像してみてください。ユルくて、平和な空気でございました。

次の、お目当ての喫茶店がお休みだったので、和菓子のお店に直行。あれ? 食べるのは私だけ? 他の皆様はどうやらジェラートでほぼ満足のご様子。


大福3個パックを


ケーキセット♪

和菓子屋さんでおしえていただいた喫茶店で涼むことに。ここは元レコード店で現在は喫茶店、手作りジャムがイチ押しとのことでした。
まだ食べるの? と言われつつ、私はケーキセットを。他の方々はジャムを味わえるヨーグルトセットをオーダー。気さくなオーナーご夫妻にたくさんお話を聞くことができて、楽しいひとときになりました。大将、「ポンポン」と仰ってましたが、そうでした、遠州ではオートバイのことを「ポンポン」って呼ぶんですよね。
商店街は少々心配してしまうほど人通りが少なくて静かでしたが、ゆったりと時間が流れ、人々も穏やか。なんだかまた来たくなってしまう街でした。

グルメメインだった今回のオフ会はここで解散。ご参加の皆様、ありがとうございました。走りの要素がほとんど無く、食事もおやつも私の趣味に終始つきあっていただいたようなものですね。半分申し訳ない、そしておつかれさまでした。

食べすぎでしょう。帰路、牧の原を過ぎた辺りから眠気が一段と強くなってしまい、途中で何度も休みつつ帰りました。バカですねえ。
今回の平均燃費は28.7km/L。高速主体だったわりに悪くはありませんでした。終始おとなしく走ったせいでしょう(?)

第32回オフ会開催結果

13/07/27 信州 諏訪〜高遠 +オプション:大鹿村

中央自動車道の恵那山トンネルに続く網掛トンネルを抜けると、真っ暗でトンネルの中のほうが明るいくらい。豪雨です。激しい雨で視界もぼんやりしてくるほど。時折稲光も走っております。瞬く間に全身ずぶ濡れとなり、靴の中までしっかりとびしょびしょになりました。トンネルを出てから阿智PAまでの5kmほどが長いこと... ようやく着いたPAの駐輪場に駆け込むと、そこからしばらく動けなくなってしまうほどの雷雨が続きました。すぐ近くのトイレにすら行くことができません。
PAには続々とオートバイが入ってきました。全身びっしょりの人たちや、雨具を着ていても進めなくなってしまった人たちで、小さなPAは少々渋滞してまいりました。
多少空が明るくなってきたかと思いきや、再び雷鳴が轟いて豪雨。本線上は水が捌けなくなってきたと見えて、通り過ぎる車両が盛大な水しぶきを上げています。雨が止む気配はありません。駐輪場で足止めされたツーリング集団は「おい、どうするよ」「もう引き返そう。こんなんじゃ進めん」「って、どこまで行って引き返すんだよ」と、微妙に険悪な雰囲気に。
多少は雨の勢いが弱まってきたところで、このツーリング集団をはじめ、待ちきれないらしいバイク乗りたちが次々に出発していきました。私はもう少し我慢。盛大な水しぶきが収まらない限り、ブレーキが利かなくなる不安があるからです。

突然日差しが注ぐようになりました。雨は止み、駐車車両が出て行き、いつもの小さなPAの光景に戻りつつあります。
いつまた雷雨に遭うかもしれません。濡れたままの服の上から雨具を着込み、私も出発しました。ウエットだった道はまもなくドライに。空は晴れ間すらのぞくようになり、雨具を着込んで走っているのがかなり不自然になってきました。PAに入り雨具を脱いでいると、そこへ参加者の一人、hirohitoさんがやってきました。私とまるで違って、ほとんど降られなかったとのこと。少し時間が違うだけで、これほどの差があるとは...
少々休止の後、集合場所へと向かいます。中央道を快調に走り、諏訪ICで降りて集合場所に到着すると、ほとんどの参加者の方々がお待ちでした。
やや遅れてやってきたはりねずみさんは途中、R151を北へ走行中に豪雨に遭ったそうで、私と同様、しばらく足止めされていたとのことです。ともかく皆様無事に揃ってよかったです。 今回の参加者は8名。うち、ZZR250は4台です。

撮影会の後は昼食会場へ。国道ではなく、上川沿いを進み、高島城を通って上諏訪駅方面へ向かうと、並木通りにも味わいがあり、地図を見ているだけではわからない良さがありました。


昼食会場


みそ天丼

今回の目的の一つが諏訪のご当地B級グルメ:みそ天丼です。予約などしていないのに、ご親切にも予約席に案内していただき、暑くて食欲も失せがちな中、参加者全員がみそ天丼を堪能したのでした。

この後、諏訪大社を観光するつもりでしたが、時間の余裕が少ないことと、天候が不安定なことから早めに高遠方面に向かうことにしました。


ここからフリー走行へ


フリー走行後の参加者

交通量が多めであまり思うようには走れませんでしたが、しかたありません。こういうときもありますね。
杖突峠からは団体走行でまったりと標高を下げていきます。高い木々が並ぶ北側とガラリと変わり、峠の南側は視界が開けた快走路の中、ところどころに集落が点在する、独特の雰囲気を楽しみつつ高遠に到着。国道を避けて県道を選択して伊那へ向かいます。この三峰川沿いの景観というか空気が素晴らしく、川沿いの青々とした水田と相まって幸福感すら感じるほどでした。

目印の無いところで曲がって狭い路地に入り、二度三度とちょこちょこ曲がってジェラートのお店に到着! さっそく数種類の味を楽しむのでありました。


今年も来ましたジェラートのお店


おかわりしましたよ

お店のおねえさんが私たちのことを覚えていてくれて、「そろそろ来るころなんじゃないかと思ってました」なーんて、驚きのご発言も。年に一度来るかどうかなのに。理由はわかりませんが、なぜか印象に残っているそうです。オシャレなお店にむさ苦しいおっさんのバイク集団が来店するだけでも珍しいからでしょうか。

オフ会はここでいったん解散。日帰りメンバーはお別れになります。masaさん、双葉ごんたさん、ありがとうございました。今回、険道は無かったし、距離も短めではありましたが、また都合が合えばご一緒しましょう。

さて、残る6名はオプションコース参加者の方々。R152まで戻り、道の駅南アルプスむら長谷で休憩を取った後、南へとひた走りました。
中沢峠〜分杭峠の狭路区間を抜けるとそれまでとは雰囲気がまた変わり、山間だけと暗くなく、草木の背が低いわりにはたいして視界が開けないという、変わった光景でしたが。それまでの疲労を忘れてしまうような、半ば幻想的な草色の景色の中の細い道で、個人的にはこの道が強く印象に残りました。

自己主張がぶつかり合う街中や、混み合う高速道路。そうではない、空いている郊外のバイパスや整備された広いワインディングは走りやすくとも、人工の看板や案内板が人々の注意をそこへひきつけ、ガードレールや白線ですら定めた場所を走るようにという意図を感じます。
ところがこの道はそうした通行車両の自己主張も無ければ、人工的な設置物もほとんど見られません。あるのは穏やかで柔らかく、優しく触れるかのような自然でした。走りつつ周囲と同調してくるうちに、自己主張どころか自我の存在などどうでもよくなり、周囲の自然と融け合うかのような感覚になってくるのでした。
頭がおかしいのじゃないかと言われても、そう感じるのだからしかたありません。むしろそうした感覚を封じ込めてしまうほうが不自然なのかもしれません。都市部での乾いた人間関係にささくれ、娑婆の経済競争に振り回されて消耗した人々は、ただ栄養価の高いものを食べて、体を休めていれば自動的に回復するというわけではありません。それだけで回復する類の人々も少なくないでしょうが、もっと何か別のエネルギーが必要なことを感じている人々も多いはずです。この場所はそうしたエネルギーというか、一種の慈愛に満ちた場所であり、また、どこか浮世離れした空間でありました。

個人的にはそのようにやや集中力を欠きつつ、ほどほどのペースで走っていたつもりですけど、参加者の方々から「速いんじゃね?」というご指摘もいただきまして、この日の最終目的地:大鹿村に到着。木の香り豊かな小さな宿へ。


ビールがウマイ! 鮎もおいしい!


鹿肉もすばらしい

ビールが進んで調子に乗ってしまった私は、飯田の喜久水酒造のそば焼酎をロックに、お湯割をおかわり。これがまた蕎麦の風味がダイレクトな、エネルギーの詰まったお酒でして、熱が醒めるのに時間がかかりました。
バイクの話だけでなく、旅の話、コミュニケーションの話、車の話。半分どうでもいいような、半分無駄にも思えるこうした時間が、かけがえのない時間でもあるのです。夜の戸外は気温が下がり、蚊もおらず、川の流れる音が心地よい。オフ会で宿泊だなんて、実際にはそんな都合がつかないんじゃないか、そう思っていた私でしたが、こうして楽しいひとときを過ごすことができました。皆様本当にありがとうございます。


翌朝、バードさんに起こされました。失礼、起こしていただきました。そうだ、早朝の散歩に行くんだった。せっかく来たんだもの、山間の静かな朝の空気を味わおう。
散歩というよりは、半ばハイキング的なコースでありましたが、MOTOさんとはりねずみさんが快く私に付き合ってくださいました。


大鹿歌舞伎の大磧神社舞台


大道稲荷



香松寺


小渋橋

軽く運動した後はお腹が空きますね。朝食はごはん3杯食べてしまいました。

宿を後にし、全員で塩の里へ。ここで思い思いにお土産を購入し、解散しました。
参加者の方々から「また泊まりでオフ会やろうよ」と声をかけていただき、主催者として嬉しい限りです。皆様それぞれに仕事や生活の都合があるので、滅多にはできませんけれど、いずれまた計画したいと思います。ご参加の皆様、ありがとうございました。今後も少しずつ趣向を変えながらオフ会を計画していきたいと思いますので、ご都合が合うようでしたら一緒に走りましょう。


塩の里


私は下道で帰宅

今回の走行距離は448km、往きの高速区間の燃費が25.9km/L、諏訪から自宅までの一般道の燃費が29.1km/L、平均27.5km/Lでした。まぁこんなものでしょう。

第31回オフ会開催結果

13/06/23 伊賀と甲賀

幾日も降り続いていた雨が途切れ、予報では貴重な梅雨の間の晴れ間のはずでしたが、どうも朝からすっきりしません。雨の心配は要らないようですが、念のため雨具を携えてと荷造りしていると、ゴロゴロゴロゴロ...
補助輪付きの仮面ライダーのキャラクターらしき装飾が施された自転車に乗った、近所の3〜4際の男の子が、独りですぐそばにやってきました。ちなみに初対面です。
「オレ、早く起きちゃってさあ」
な〜んて、いっぱしの口をきいております。
そうかと思えば私のZZR250を眺めて、どうやら赤色が共通だったことから「オレのとおんなじ」とまんざらでもない様子が可愛らしい。
「ねーねー、どこまで行くの?」
「三重県だよ」
「? ? ふ〜ん...」
それから目ざとくブレーキレバーを見つけては「ねーねー、ここ動くの?」なんて聞いてくるので、少しだけ相手しましたが、エンジンをかけたら「うるさーい!」と言って離れていきました。

「じゃあね〜、バイバ〜イ」

伊勢湾岸道を順調に走り、東名阪も特に渋滞することもなく、するするとそのまま名阪国道に入り、順調に伊賀上野に到着できました。

今回の参加者は5名。全数ZZR250というのも珍しく、全員東海地方で、近畿方面からの参加無し、というのも場所的に珍しいかもしれません。

恒例の撮影会の後すぐに細い道へ。歴史を感じる寺町通りを抜け、これまた風情のある上野市商店街を通り昼食会場へ着きました。

外見はそうでもなかったですが、入口から玄関へ向かうと何となく敷居が高い雰囲気。私たちのようなバイク乗りはお断りかとドキドキしましたけど大丈夫でした。


昼食会場


伊賀牛すき鍋定食

メニューには伊賀牛「極上」なんてのもあり、普通の勤め人には縁がないお値段でしたが、ランチメニューはまずまずリーズナブル。おいしくいただきました。
ところでここで外を見ると雨。今日は降らないはずだったのに。雨足が強くなったらここで解散という可能性もありますけれど、しかたありません。
食後、店外に出ると雨がおさまってきたので、予定通り出発しました。
風情豊かな商店街を戻り、漬け物のお店に寄ってみました。他所では聞いたことがない養肝漬という伊賀地方伝統の漬け物が目当てです。試食させていただき、塩分が強めなものの、うまみたっぷりの昔味のほうを購入。お茶もいただきました。

さて、伊賀から甲賀へと向かいましょう。フリー走行を交えつつ、国道にしては心細い雰囲気のR422を進みます。


フリー走行開始


フリー走行後の参加者

交通量が極端に少ないローカルな県道を走っていたとき、前方にカルガモならぬキジの親子連れが道路横断中なのを発見し、急減速!
のんびり横断中のキジたちを避けて進もうかとも思いましたが、慌てず、歩くぐらいの速度に落として様子をうかがうと、私たちに気づいたキジたちは予想外の大パニックに陥り、子キジたちが突如四方八方に迷走! よかった、走り抜けようとしていたら、あるいは衝突していたかもしれません。
直後、親キジが派手に鳴き叫びつつ道路上を進行方向へとよたよた走り出しました。私たちが微速でその後をついていき、子キジたちから十分に離れると、親キジは安心したのか道路外へと逃げていきました。自分の損得ばかり考えてしまう私、立派な親キジを見習わなくてはなりませんね。いえ、それよりも驚かせてしまってゴメンよ。

それから広めのワインディングあり、快速走行路あり、農道あり、開けた里の田園地帯あり、この先はいったいどうなっているんだろうと不安になるほどの寂しい県道ありと、バラエティ豊かなコースを走りました。
行き先表示を半ば無視するかのように、曲がるべき所を曲がらず、随所で右へ左へと折れ、ぐるぐるとどこを走っているのかわからなくなるようなコースをたどり、終盤は市道まで駆使して水口宿に出ると、旧街道をじっくりと味わったのでした。



お楽しみのスイーツタイム


ここのケーキがおいしい!

ここのところなぜか必修科目となっているスイーツを堪能し、お店を出ると、けっこうな勢いで雨が降り出しました。ここまでなんとかもってくれただけでも感謝しないといけないでしょう。降り止みそうにないので雨具を着込んで出発。

新名神に乗り、一時的に降られたり止んだりと、微妙な天候の中をずんずん走っていきます。東名阪の渋滞に苦戦しつつ、御在所SAに着く頃は路面が完全にウエット。
今後のオフ会のことなど話しながら様子を見ても特に天候の回復もなく、そのまま解散しました。

今回も時間の過ぎるのが早かったです。険道があまりなくて物足りないという参加者もいましたが、鬱蒼とした緑の中とか、砂が浮いていたり、カーブの途中がウエットだけでも十分ではありませんか。やっぱり道の中央に草が生えてないとダメ?
そんなことは置いといて、ご参加の皆様、私が独断と偏見で選んだコースにおつきあいくださり、ありがとうございました。機会があれば、また一緒に走りましょう。

帰路、雨はほとんど止み、解散後にどこかで雨具を脱ぐはずでしたが、最寄りのICが近づくと再び雨に打たれるようになり、大きく崩れることはなかったものの、家に着くまで雨具を脱ぐことができませんでした。

オフ会以外のチョイ乗りを含めて今回の平均燃費は23.1km/L。
あれれ、燃費が落ちている...

第30回オフ会開催結果

13/05/26 南信州 飯田近郊にて

朝はカラリと晴れた、文句無しの晴天。一般道を淡々と走っていると、間もなく新しい国産セダンのペースメーカーにはまりました。下りは制限速度+αながら、上りになると途端に40km/h以下に失速。登坂車線が出現しても避けないのに、しかしトンネル内はなぜか制限速度を大幅に超過し、とても追いつけないという迷走ぶり。
追い越し可能な区間でようやくかわせた、と思った私を、大型バイク3台が尋常じゃない速度で抜いていきました。後方でブチキレていたのでしょうか。

道の駅平谷でhirohitoさんと、きれいなイエローのZZR250で今回初参加ののりさんに合流。集合場所へ向かいました。集合場所には私たちが一番乗り。いつものようにワイルドパパさんが既にご到着されているかと思っていましたが、なんとワイルドパパさんはこちらへ向かう途中でクラッチワイヤー切れのトラブルに遭い、無念のドタキャン。さぞかし悔しかったことでしょう...

しばらく待っていると、バードさん&初参加のkiyoさん、MOTOさん、ナイゾウさんがご到着。ZZR250オーナーたちは、お互いに他人のZZR250をジロジロと観察し、質問攻めにするなど、さっそく変態的行為を始めております。私も含めてヘンな人たちです。マトモな人ならクセのあるZZR250から他の車種へさっさと乗り換えていますもの。

さて、恒例の撮影会も順調に進行し、昼食会場へ。当初はフツーでしたが、徐々に道が狭くなり、やがて怪しげな、車がすれ違えないほどの道を通って小さなお店に到着しました。


昼食会場に到着


蕎麦+半カツ丼+蕎麦をもう一枚完食!

多少暑いながら良い季節ですし、戸外の席で蕎麦をいただきました。自然豊かなロケーションです、毛虫は多いし、蜂が飛んでくるし、でも川のせせらぎの音がいいではありませんか。
今回はたくさん食事される方がいないようで、蕎麦大盛り+半カツ丼のセットを食べた私が目立ってしまい、MOTOさんに「好きなものを好きなだけ食べていいんですね...」なんて半ば恨めしそうに言われました。そういえば制限する、というような意識は無いかもしれません。自転車で走っているときなど、むしろ炭水化物や甘いものを積極的に摂取していますし。

さてお腹が満たされたことですし、出発です。交通量はそれほどでもないですけど、道が狭く、ごちゃごちゃしていてわかりにくい上に高低差も加わり、ますます混乱するような市街を抜けていきます。初めて訪れる人にはまったくもってわからないだろう市街。いいんですよ、理路整然としてなくて。こういう地方もあるのです。それでも松川を渡る橋からは見通しがよく、標高差のある丘を望む景色が美しい。

飯田市街を抜けてからはお約束(?)のローカルな山道へ。フリー走行にするには短いのと、民家が点在して安全面でも今一つなことから、まったりと団体走行します。え? まったりじゃない? ヤだなあ、ヘンなこと言わないでくださいよ。めったなことでは6,000rpmを超えないよう制限速度+α程度に抑えているし、後方を確認しつつ、ペースを調整してるつもりですし、カーブでも突っ込みや、クリップからの加速とかしてないし。そうそう、以前はノーブレーキでカーブに入っていましたが、反省してカーブ手前でブレーキかけてますし。でもどこかヘンかも...

それはともかく、交通量の少ない、のどかな山間のクネクネ道は至って平和。今回は落ち葉も無いし、小石や砂利も、苔の類だって無いのですから。って当たり前か... ただしあっちへ曲がり、こっちへとクルクル向きを変え、どこをどう走っているのか、ナビが無ければ現在位置がわからないルートのようです。近県在住のhirohitoさん、のりさんも走ったことがない道だそうで。快調に走っていると目の前に突如超低速走行のシニアカーが出現! ヒヤリとしました。もしフリー走行にしていたら、ひょっとして何かあったかもしれません、そんなタイミングでした。


市街の向こうは木曽の山並みか


よこねの田んぼ

地域の方々が大切にされている棚田、耕作には条件の良くない山地に、これほどの規模の水田が造られ、維持されていることがすごいと思います。蛙が鳴き始めていて、癒されますなあ。


ここからは天竜川の川岸まで降りていき、天竜峡へ。少々迷いましたが駐車場が少々離れたところにあり、橋までは歩いていきました。土産物屋で信州のローカルフード:ざざむし、蜂の子の瓶詰めを見てみたりと、ちょっとした観光です。


さあ、いよいよお待ちかねのスイーツタイム! 近年はどうしたことかジェラートやスイーツが必須となっているらしく(?)、kiyoさんなんて、がぜんテンションが上がったご様子。
カフェのテラスでは、吹き抜ける風が心地よく、日中の暑さを忘れてしまうほど。それにしてもおすすめだというティラミス、確かに逸品です! 豊かな風味なのに全くクドくない。丁寧につくられたのがわかります。手を抜いたティラミスは大量の砂糖やバター、香料でごまかしていることがありますが、そんな気配は微塵も感じませんでした。


スイーツタイムですよ


ティラミス

ここでのりさんがお帰りです。初参加おつかれさまでした。
他の参加者たちは飯田市内へ銘菓を買い出しに。「以前お見えになった方々ですよね」売店のお姉さんが1年前に訪れた私たちのことを覚えていてくれました。ただでさえ市中のこの店までオートバイで来店する人が少ないのに、多人数で来るのは私たち以外、ほとんどいないとのことです。「横浜に、東京に、愛知に新潟からもいらしたんですね…」とお姉さんは感心しきりでした。お菓子がおいしいですもの、今度また来ますね。
ここでバードさん&kiyoさん、ナイゾウさんたちはお帰りに。


銘菓買出しです


マトン焼肉定食

残ったMOTOさん、hirohitoさんと早めの夕食へ向かいました。もちろんここ飯田で食べるのはマトンです。相変わらずウマイ。臭みが無く、赤身中心で噛みごたえがあります。個人的には北海道で食べるのと優劣つけ難いと感じております。

さあて寒くなってきました。ここで解散。一枚重ね着し、帰路に着きます。飯田市内での松川にかかる夕日が美しい。おっと見とれている場合ではありませんでした。
飯田ICから中央自動車道へ乗り、名古屋方面へ。すごく長距離を走ったわけではないものの、そこそこ神経を使って疲れているはずが、なぜか元気です。きっとマトンのおかげでしょう。1時間経っても疲労を感じず、どこまででも走れそうでした。
ところで中央道は街路灯が無く暗いという話が出ましたけれど、土岐JCTから入った東海環状道も真っ暗な上に交通量がガクンと落ちまして、車列が切れるとハイビームを使わないとカーブでガードレールに刺さりそうですよ。おまけに羽虫がびっしりとヘルメットのシールドにこびりつき、視界がかすんでくるのでありました。
それでもやっぱりツーリングには最高の季節です。充実した一日を過ごすことができました。ご参加の方々、本日はありがとうございました。走りに景色にグルメにデザート、すべてを満たすオフ会なんてあり得ないでしょうが、できるだけ楽しい企画を心がけてまいりますので、またご都合がつけば一緒に走りましょう。

平均燃費は28.3km/L。
もうちょっと伸びて欲しかったですけど、高速を飛ばした後はエンジンが快調です。

第29回オフ会開催結果

13/04/20 愛知県 渥美半島にて

天気予報が思わしくなく中止かとあきらめかけていたところ、前日になって微妙に好転、開催の運びとなりました。とはいえ、夜には確実に降り出すそうなので、早めに行動することに。
それまでの数日間は暑いほどだったのが、この日は一転、3月の冷え込みに。気温差のせいでよけいに寒く感じます。途中、道路脇の気温表示が11℃。まぁ、どちらかといえば暑いよりも少々寒いほうがこの時期は快適です。曇天の中、特に風情もない幹線道路を順調に進み、集合場所に到着しました。

参加者全員で渥美半島は伊良湖岬を目指して進むと、徐々にのどかな光景が見られるようになりました。これで天気が良ければもっとすばらしい景色でしょう。
しかし寒い。止まっていればそれほどでもありませんが、走ると体が冷えていきます。オーバーパンツを履いてくればよかった。

途中、内陸部を横断。農村の風景が拡がり、加えてたい肥や畜産特有の臭いも漂ってまいりました。そういえば近年、都市部ではもうこの類の臭いとは無縁になりつつありますね。こうした環境からおいしい食材が生産されるのですけれど。
菜の花はすっかりシーズンを過ぎ、代わりに道ばたには色とりどりの小さな花々が植えられていて、どんよりした天気の中、その鮮やかな色彩が印象的でした。


今回は全部で4台です


恋路ヶ浜近く

淡々と距離を重ねて伊良湖岬近くに到着、プチワインディングを抜けて昼食会場へ向かいました。


昼食会場


大あさり天丼

大あさりもウマかったし、野菜もおいしかった。ボリュームも十分。お店の雰囲気にマッチした、素朴で飾らない味です。話好きな大将が、フグのことやハモのことまであれこれ教えてくれました。ありがとうございます、また食べにきますね。

続いてジェラートのお店へ。ここのところのオフ会では食後のデザートやスイーツの要求が多く、今回は初めから予定しておりましたよ。


ハイ、ジェラートの時間ですよ!


ミックスベリーと渥美の森

皆様ダブルを選択。むさくるしいオッサン連中が集まってジェラートをつつく姿は、あまり見れたものではないかもしれませんが、まぁ許してやってください。
これにておなかいっぱい。いささか食べ過ぎですね、ゲプッ(失礼)

さぁ、雨が降り出さないうちに帰りましょう。潮の香りが何とも心地よい。けっこう距離を走っているのですが、比較的流れが良いせいか、いつも以上に時間が過ぎるのが早い気がします。
集合場所近くまで戻り、解散しました。

ご参加の皆様、おつかれさまでした。うららかな春というよりも、寒さがぶり返した冬の気配の残るオフ会となりましたが、こうした味わいもたまには良いかと思いました。今年もこのあと何度かオフ会を企画しますので、ご都合が合えば一緒に走りましょう。

オフ会以外のチョイ乗りを含め、今回の平均燃費は26.0km/L。寒さのせいか、あまり燃費が伸びませんでした。まぁバイク自体も劣化が進んでいますし。


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