小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2014/11/09

過去のオフ会記録 2014

2014年のオフ会開催結果を掲載しています。

第39回オフ会開催結果

14/11/09 三重 津〜鈴鹿近郊にて

すっきりしない曇天で、出発時はかろうじて10℃。もうウインタージャケットが標準装備です。寒さに備えてウインターグローブを装着し、さらに雨具を着込んで出発しました。
初めは快適だったものの、高速道路に入って30分経つ頃から足首の冷たさに閉口するようになり、震えるほどではないものの徐々に寒さがキツくなってきました。御在所SAで冷えた体を休め、東名阪おなじみの四日市〜鈴鹿間の渋滞に入ります。この日は13kmとそこそこの長さでしたが、渋滞を抜けると津まで快調に進み、集合場所に到着しました。
気温が上がってきたので雨具もフリースも脱ぎ、ウインターグローブも外してバッグにしまいます。この季節、衣類の収納場所が必要になってきますね。


今回は4台です


なんと貸し切り営業...

まずお楽しみの昼食へ。参加者の皆様方とすぐ近くの老舗洋食店に向かうも、店の入口に貼り紙があり、この日は貸し切り営業のため一般客は入れませんですと... なんだかこのパターンがときどきあります。
気を取り直して第2候補のお店へと。事前にナビ設定しておらず、地図へテキトーに書いておいた印を頼りに探してみるも、なかなか見つかりません。何度かUターンする羽目になり、皆様すみませぬ。あまり目立たない看板を見逃しておりました。


昼食会場


みそカツのセット

ここも老舗の洋食店で、みそカツをオーダー。予想に反してクドくなく、あっさりとした味。味噌とデミグラスソースを上品にブレンドしたかのような、老舗らしく飽きのこない真面目な味でした。もちろんごはんをおかわり。味わっていただきました。

さて満腹になったお腹を抱えて山方面へ。少々混雑した津市街を抜けると、沿道に水田が見えるようになり、やや狭い国道と相まって、のどかな雰囲気になります。途中の美里付近では里山の趣が感じられ、またゆっくり来てみたいところでありました。
台風の爪痕でしょうか、片側交互通行が何箇所かあり、思うように走れないまま、県道へと折れました。
道は空いていて、少々ペースを上げ始めると寒い。交通量の少ない絶好のワインディングなのに、体が縮こまってしまい、あまりブイブイ走る気分になれませぬ。参加者の様子もうかがい、フリー走行は止めてそのまま淡々と走り抜けました。
個人的には瀬戸内海の島々を自転車で走る旅をしてから約1週間少々。ZZR250でワインディングを飛ばすと速すぎて目が回ります。ゆったり行きましょう。
ひっそりとした曇天の峠道は、両側に立ち並ぶ木々がポツポツと赤や黄色に色づき始めていて、見応えがあるわけではないものの、美しい。私もジジイですね。こういう小さなことが嬉しいのですから。


山道は寒かった


関宿で一時休止

峠を降りると気温が上がってまいりました。名阪国道に行きあたりましたが、今回は旧道を選択。曲がりくねっていたり、狭かったり、見通しが悪かったりしますが、どことなく生活を感じられる場所が多く、私は好きです。250ccにぴったりですし。

関宿に着きました。時節柄でしょうか、観光客が多く賑わっているようでした。臨時駐車場が設営され、大型観光バスが何台も入り込んで来ていました。こうした旧街道が寂れずに賑わってほしいです。とはいえ、観光地化が行き過ぎて風情が無くなるのは望ましくない。私って自分勝手ですねえ。
今回は観光はせずに再出発。今度は進路を北へ、ひたすら走り続けます。道はいつしかセンターラインが無くなり、中央には砂利。水たまりや砂まで現れてまいりました。まぁ、いつものパターンですね。
今回は特にバラエティ豊かで、広くなったかと思うと急に狭くなったり、暗くなったり。心細くなったり。民家のみならず、思い出したように寺院が点在し、なんだか街道風情まで感じられました。
印象に残った道なのに、残念なことに画像に残せてないのです。水田も里山情緒も、山の紅葉も街道風情も、いいと感じた光景に限って保存できない。美とはそうしたものかもしれません。この秋、ZZR250で駆け抜けた光景はこの場限りであり、二度と見ることはできない。そんな気がしました。狭い県道を走り続け、椿大神社に到着。


椿大神社


結婚式

偶然にも神社での結婚式に居合わせることができました。曇天だったこともあり、参道に並ぶ灯が幻想的です。巫女さんが先導し、薄暗い参道を、並んで歩む新郎新婦がひときわ映えます。神社での挙式は清々しい。私たち小汚いオッサンたちも浄化されていくようでした。

本殿で参拝した後は、四日市市街へと向かい、一昨年のオフ会で通った道を走りつつ、お目当てのカフェへ。もちろん締めのスイーツでございます。


オレンジのクレープ


皆様おつかれさまでした

小さいけれど、可愛らしく華のある店内に、むさ苦しいオッサンが4人。他のお客の冷たい視線も何のその、どのケーキにするかさんざん悩んだ末に私はオレンジのクレープを選択。
ああ、やさしい味。丁寧に作ってあるのがわかります。もっとやさしくしてほしいです... ケーキをおかわりしちゃいました。
カフェを出るころには既に暗くなり始めておりまして、時間があれば寄ろうと考えていた温泉はパス。ここで解散としました。ご参加の皆様、一日おつきあいくださり、ありがとうございました。平均燃費は27.0km/Lでした。

今回、走っている時間が多くてそれほど歓談の時間を長くとれませんでしたが、カフェでいろんなことを話すうちに、なぜかこのHPのコラムの話題に。
ヘンなことばかり、読み手のことなんて考えずに書いていますけれど、こうして話題にされると何だかハズカシイ。皆様もお書きになりたいとのこと。いいじゃないですか、何でも書いてみれば。世間に迎合しないバイク乗りですから、カッコつけようとしたり常識的なことを書こうとするとうまくいかないかもしれません。私のように好き勝手に書いてみるといいかもしれませんよ。ハハハ。

第38回オフ会開催結果

14/09/20 静岡 焼津〜掛川にて

この日の最低気温は16℃。出発時が18℃。まだ9月だというのに寒いです。ウインタージャケットに手が伸びそうになります。一般道はまだしも高速道路はさすがに寒い。雨具を着込んで走り始めました。
途中で雨具を脱ぐタイミングを計っていましたが、情報表示版には「雨 走行注意」の文字。思い出したようにパラパラと降られつつ、結局雨具を着たまま集合場所まで走ってしまいました。

天気予報が思わしくなく、前々日に延期を決めて参加者へ連絡したものの、前日になって予報が好転し延期を撤回。改めて開催を連絡すると、今度は予報が少し悪化するという、主催者泣かせの秋の天気。それでも総勢5台で走れることが嬉しいです。


昼食会場


とんぼハラモ焼定食

一行はさっそく焼津港近くのお店へ移動し、昼食を。しかしここのお店、品数が大変多く、迷いに迷います。何分もかけて熟考した上で注文、皆様思い思いの料理を楽しんだようです。私は「とんぼハラモ焼定食」を。とんぼとはビンチョウマグロのことでして、少々あっさりとした味覚を想像していましたが、これが想像をはるかに超える、未経験のおいしさ。臭みなど全く無く、脂がのっていて弾力があり、他の魚とはまた違う風味で、思わずごはんをおかわりしました。気づけば店内は満席。地元でかなり人気のあるお店なようですね。また来ようと思います。

さて満腹状態で睡魔と戦いつつ、ややゴミゴミした市街地を抜けて山側へと走っていきます。海から10kmも走らないうちに、のどかな山間部の風情となるので、このあたりは大がかりな耕作地を確保するのが難しかったのだろうと想像します。

この日は不思議な天候でした。
空には隙間無く雲が拡がり、明るくもなく暗くもなく。しかし雨の心配は無いという予報の通り、ポツリとも降らず。気温は23℃に届かず、暑くもなく寒くもない。光が弱いせいなのか、風景のコントラストが鈍い。何も尖ってないと言えばいいのか、五感を働かせる必要が薄いと言えばいいのか、気を抜くと遠く離れた世界にいるような感覚になってしまいそうです。わずかに点在する水田はちょうど収穫期ですけれど、何となくそこもぼんやりとしており、代わりに、畦や小川の土手に咲き揃ったヒガンバナの鮮やかな赤だけが、目を射るのでした。

さあて、おなじみの(?)クネクネ道に入ると、間もなく幅1.5車線分の道路の中央には枯れ葉や苔、小石が見られるようになりました。不気味なほど静かな道を抜け、さらにフリー走行も交えつつ、大井川まで出てコンビニで小休止。
ここから点在するお茶畑を眺めつつ、やや長めの険道へと進みます。幅1.5車線どころか、1車線分すら怪しい細い道のため、道の中央に泥や苔があろうと、カーブでは避けるのが難しい。それどころか四輪車がすれ違うことができないのはもちろん、オートバイどうしだって、すれ違いできないと感じる区間もけっこうありまして。
慎重に走っていって山間部を抜けると2車線の快走路となり、ほどよいペースで楽しむことができました。もしかしてこのペースで楽しんだのは私だけ? いえいえ、今回ご参加の方々はベテラン揃いなのでもっとブイブイ走りたかったことでしょう。

掛川市街まで来ると、高台にそびえる掛川城が印象的です。様になっていると表現すればいいのか、市街のビル群を見下ろす位置にあるシンボル的な存在のようで、いつかゆっくりと来てみたいです。やや寂しげな中町商店街にも年月を経た風情があり、いいところです。一発でこの街が好きになりました。


スイーツですよ!


昭和チックなおやつ

最後に昭和レトロ的な喫茶店でおやつタイムです。
私だけおやつをダブルでいただきました。ふー、お腹いっぱい。

今回はランチに走り、スイーツの3点セットで自己満足していましたが、おみやげまでは気が回りませんでした... ナイゾウさん、MOTOさん、次回は考えておきます。
解散後はhirohitoさん、なな○さんと東名高速をひた走り、家路につきました。夕刻は気温が下がり、くたびれたオッサンにとっては秋風が身にしみる季節になったことを実感します。しかし大型二輪もお持ちのhirohitoさん、高速も小さいバイクがラクだなんてどういうことでしょうか?
平均燃費は28.2km/L。まあまあな数字ですね。

第37回オフ会開催結果

14/07/26 南信州 諏訪〜伊那近郊 +オプションあり

確か昨年のことだったと思います。
グルメメインのオフ会が続いたせいか、リピーターの方々から「以前はよくあった、走り応えのあるコースが最近特に少ない」とお叱りを受けてしまいました。私自身もグルメばかりに目を奪われて走るほうをおろそかにしていたと反省し、5月のオフ会ではこれでもかとクネクネ道を行くルートを採択。そして今回は険道ファンの方々にもご満足いただくべく、選りすぐりのルートをご用意したのでありました。
ところで私自身は主催者のくせにZZR250ではなく250TRで出動です。諏訪までの道のりは、そりゃあZZR250のほうがはるかに快適です。ただ、今回のルートは未舗装区間がありまして、万一何か起きたときになるべく身軽にUターン・移動できる車両が必要と考え、250TRで行くことにした次第です。念には念を入れて空気入れを積みました。さらに念を入れて包帯とか消毒薬も忍ばせてあります。針金も持ちました。そして塩分補給キャンディーも。何も無ければいいですけど、万一何かあった場合に主催者が何も備えてないと、叱責されそうな気がしましたので...

前夜も熱帯夜でした。それほど熟睡できず、どこか眠くてだるいまま出発。朝8:00前から30℃を超えているであろう暑さに辟易しつつ、標高を上げていくと鮮やかなアジサイが沿道を飾っていました。青や水色、紫など、自然の色は美しい。今年はこれが最後の機会でしょうが、暑さが和らぐようでした。飯田山本ICから中央自動車道に乗り、数々の車両に抜かれつつ、速度の上がらない250TRで諏訪IC近くの集合場所に到着、集合時刻ギリギリになってしまいました。

初参加のT田さんを交えた7台でジビエのお店に入ろうとするも「今日は宴会が入っていて無理なんだ」と断られてしまいました。なんか最近このパターンが多いなあ。気を取り直してすぐ近くの蕎麦のお店で昼食にしました。


今回は7台です


暑くても食欲旺盛な参加者の方々

参加者の方々は顔見知りが多く、T田さんも打ち解けてきて会話が弾みます。よかった。利害関係も無く、偉そうにする人もおらず、このユルい空気が好きです。そして暑くても皆様元気です。この時点までは。

さあて、今回のメインディッシュ:険道ファンに捧げるルートへと向かいます。特に道案内も見当たらない「?」なところで国道を逸れ、さらに「??」なところで側道へ。林道入口に到着であります。
「フリー走行です」と告げて、僭越ながら念のため未舗装路での運転操作ポイントをひと言申し上げると、なぜか妙な空気に包まれ、いつもと違って限りなく低いテンションになったかのようでした。

しばらく舗装路なものの、砂利や穴はそこらじゅうにあるという路面コンディション。しかしこの程度では険道ファンの方々にご納得いただけませぬ。いよいよ本格的な未舗装区間に突入すると、皆様それぞれに手応えを感じてみえるご様子でした。


ダートを激走する参加者の方々(1)


ダートを激走する参加者の方々(2)

固く締まったダートで、普通乗用車や軽トラも走る道でありますけれど、ところどころ砂利が多めだったり、大きめの段差があるなど、気を抜いて走るわけにはいかず、オンロード仕様のサス装備でオンロードタイヤを履いた250TRも時折前後のタイヤが滑りつつ1〜2速でトロトロと上っていかねばなりませんでした。
途中、頻繁にストップ&小休止を入れつつ、上りきったところの峠でしばし休憩。日陰はいくぶん涼しいのに日なたは予想外の暑さ。長野県の山間部も暑いんですねえ。


峠でしばし休憩


え? この向こう側を下るって?

険道ファンの方々は残らず歓喜されるでありましょう、下り急勾配ヘアピン連発&砂利多めな道を慎重に下っていきます。さらにたまに対向車がやってくるという悪条件の中、それでもこちらは日なたが少なく、いくぶん涼しく走ることができました。途中で野生のサルを見かけました。
ついに参加の方々全員が無事に未舗装区間をクリア! 本当におつかれさまでした。転倒などアクシデントが皆無、心が折れてしまった参加者も無く、主催者として感謝しております。ご経験が少なかった方々にとっては厳しい場所もあったと存じますが、この経験が自信につながることになるのではと勝手に推測しております。

舗装路に出ると何て快適なのでしょう! 舗装ってありがたい。タイヤがグリップするのが実に安心です。
山を下りていくと徐々に暑さが厳しくなっていきます。高遠町山室あたりからは急に視界が開け、一面の草原が見事でした。自然はすばらしい。都会のどんな建造物も、こうした自然の景観には適わないことでしょう。


未舗装区間を無事クリア!


しかしプチトラブル発生

道の駅南アルプスむら長谷に到着し休憩を入れました。未舗装路走行で何事も無かったかに思えましたが、プチトラブル発生。まずMOTOさんの車両でバックミラー(非純正品)がポッキリ折れてしまい修復不可能に。それと、みっちーさんの車両でトップケースを支えるキャリアの取り付けボルトが一箇所脱落していて、バードさんのアドバイスで応急処置を施しました。
昨年同時期もこの道の駅に来ていますが、今回はやや違い、何だかんだで皆様口数が少なくお疲れのご様子。たしかにいつもと違って妙に腕や腰が疲れていますよねえ。

あとは最終目的地:ジェラートのお店へ向かいました。わかりにくい道を通り、目印の無い箇所を曲がってたどり着いたお店でいただくジェラートは、いつもと変わらずすばらしい味わい! 桃だってプラムだって、抜群においしいです。


もちろん今回もおかわり


ここで解散です

今日はここで解散。T田さん、みっちーさん、ご参加ありがとうございました。ダート走行がきつかったかと思いますけど、滅多に無いことですし、オフ会を嫌いにならないでくださいね。

残るオプションコース参加の方々と、いったん伊那市駅へ。各自宿泊先にバイクを停め、風呂で汗と埃を流してから、夕食会開催です。
夕食会場に選んだのは、まずお目にかかれないであろうほどのレトロなお店。お店でないようでもあり、入るのに勇気が要ります。


風情ある建物


おいしゅうございました

注文してからビールを飲みつつ待つこと約1時間... 供されたソースカツ丼は、見た目に反してクドくなく、ボリュームたっぷりの、どこか懐かしさすら感じる味でした。ごちそうさま。かなり高齢とおぼしきご夫婦が切り盛りされていて、私たちのような中高年ともズレる、ゆったりしたペースも味であり、勉強になります。

さて、お腹は満たされたのに何か物足りない私たちは夜の街をフラフラと。あちこち彷徨った挙句、何とか入れたのは先ほどとは対極的な、明るくて現代的なお店です。


昭和が残る区画


現代的なお店へ

ものすごいギャップに戸惑いつつも、飲み始めると参加者の会話は滑らかになっていき、ゴルフとかボーリングとかリニアとか高速道路とか東京(?)とか、そんな他愛もない話を、しがらみや利害関係が全く無いままこうやって話せる機会って、意外に少ないはず。楽しいひと時でありました。ご参加の皆様、一日中おつきあいくださり、本当にありがとうございます。


翌朝は清々しい気分で目覚めました。ある程度標高が高いせいか、平地よりも気温が低く、快適です。


朝からガッツリ食べます


タカさんと帰路へ

今回利用した宿はやや古い、全和室の小さめな宿で、家庭的な雰囲気が心地よいところでした。気さくな女将が話好きで、3人の息子さんがオートバイ好きとか、伊那市も昔の活気が薄れて過疎化に悩んでいるとか、高遠の桜が本当に綺麗だとか、いろんなことをおしえてくださりました。飼い犬もすごくかわいい。また来ますね。

駅前でタカさんと落ち合い、帰路に着きました。高速道路じゃつまらないので全行程下道です。国道を逸れて農道を進むも交通量が多めで少々風情が削がれたものの、市街地を外れると果樹園が拡がり、楽しい気持ちで走ることができました。
飯田を過ぎて昼ごろ平谷村に到着、素朴なイタリアンのお店でランチを。


ここで昼食


タマゴタケのピザ

個人的にはここがアタリ! ナチュラルな素材ばかりで構成されたピザやパスタ、たいへんおいしかったです。妙な人工物の味がせず、自然な香りが口の中に満ちる贅沢を味わいつつ、今度オフ会で来ましょうかとタカさんと話すのでした。
食後は雨に降られつつ山を下り、タカさんと解散しました。

今回の平均燃費は38.4km/L。最低区間がダートを含む飯田までの一般道:35.9km/L、最高区間が飯田から自宅まで淡々と走った一般道:42.5km/Lでした。

第36回オフ会開催結果

14/05/25 南信州 飯田近郊にて

出発したときは気温19℃だったのが、山の中へ入り、標高を上げていくと15℃の表示が目に入りました。体感温度は10℃に近い。5月にこんなに暑くなっちゃって夏にはどうなるんだろうと心配するのが例年ですが、今年の5月はあまり暑くなりません。たくさん着込んできてよかった。年齢的にも冷えるとダメなんです。途中の道の駅でバイクの集団を見かけましたが「山をなめとった、寒い!」と震えていました。
標高1187mの冶部坂峠周辺は遅い春の訪れ。花桃や牡丹でしょうか、満開の花に見とれてしまいます。しかし楽しいはずのワインディングが、今一つリズムがつかめません。しばらく風邪気味だったせいか、どうも “乗れてる” 状態になりません。まったりと、慎重に先へ進みました。

集合場所に集まった参加者は8名。お互い久しぶりに会う方々も少なくなく、ほっとすると同時に、しがらみの無い、ほどよい距離感が心地よいです。


今回は8台です


昼食会場に到着

さっそく昼食会場へ。犬とともになぜかシカが飼われておりまして、よく人間になついておりました。いえいえ、このシカを食べてしまうわけではありません。


なついているシカ


昼食風景

本来の目的がジビエだったのですが、地場ブランド “くりん豚” のソースカツ丼が目に止まり、女将の解説を聞いたらもういけません。「オレも」「オレも」と、多くの参加者が注文。たしかに甘みを感じる、柔らかな味わいでありました。

昼食後はフリー走行開始。まずバードさんが先頭で突っ走ります。いいですねえ、やっぱりバイクは走ってなんぼ。バードさんの後ろを走っているうちに頭がすっきりしてまいりました。カーブでのリズムも戻ってきました。
団体走行に戻り、矢筈トンネルを抜けてR152を南下します。国道なのにセンターラインもガードレールも一部しか無く、遠くへ来たんだなあと実感しますね。


フリー走行おつかれさま


売り切れに泣く…

遠山郷に入り、旧和田宿の風情ある街並みを抜けて和田城下の和菓子屋さんへ到着。が、残念ながら名物「ふじ姫饅頭」が売り切れ... いつかクリアしなければならない宿題ができたような気分であります。しかたありません、旧街道から外れた、やや無機質な道の駅で休憩にしました。
ここでワイルドパパさんがレンタルされたCB400SB Revoを、ご好意で試乗させていただくことに。ふうん、こんな感触なんだ。ホンダのベストセラー車種ということで期待値が高すぎたのかもしれません。VTEC化される前のCBのほうが完成度が高かった印象でした。いえ、私がジジイ化してきて世間のトレンドに乗れてないだけなのかもしれません。

ここからいったんR418を南下し、続いて県道1号線を北上していきます。1号線という名称のわりには広狭混在で雰囲気満点。これでもかっ、とクネクネ道が続き、楽しい反面、徐々にオジサンライダーたちの体力が消耗していくのでした。
どこかでフリー走行をと考えていたものの、8台が安全に停まれて、できれば日陰、その先にしばらく迷いそうな分岐が無く、集落の無い比較的安全な区間という条件に合う場所が無いままに、ずっと走り続けてしまい、気づけば天竜峡に近いところまで来てしまっていました。
フリー走行2回目を始めようとしましたが、皆様お疲れモード。ここまで既に直線区間の方が少ないくらい数多くのワインディングをこなしてきてお腹いっぱいですね。私は数え切れないほどの体重移動の繰り返しで腰が痛くなってきております。


木陰で休憩


今回は観光の時間なし

引き続き団体走行のまま、天竜峡を経由して昨年も訪れたカフェに着き、ここでゆったりと休憩しました。


おしゃれなカフェ


オレンジのチーズケーキ

このカフェの柔らかい雰囲気が好きなんです。スイーツもおいしい。それにきれいなおねーさんにNabeさんも大満足。ここでいったん解散。レンタルバイクの返却時間の迫るワイルドパパさんがお帰りに。おつかれさまでした。

残りの7名は飯田まで銘菓の買い出しへと向かいました。
やや交通量の多い市街地走行に、さすがに疲労を隠せなくなってきて慎重に運転しつつ、お店に到着。お土産を購入し、Nabeさんがご帰宅されました。


銘菓買い出し


マトン焼肉定食

残った6名で夕食へ。目的は恒例(?)のマトン焼肉定食でございます。
ああ〜、この味。香りはあるのに臭くない、噛みごたえのある独特の味。なかなか他所で食べれるものではありませんね。
皆様、本日は夕食までおつき合いくださり、ありがとうございました。

日が沈む頃には徐々に気温が下がってまいりました。
解散後はタカさんと中央道を疾走、いえ、渋滞も無く、マトンのおかげで少し疲れもとれて落ち着いて安全運転いたしました。
タカさんと別れた後の東海環状自動車道は中央道と違って交通量がガクっと減った上に暗闇状態。心細いとはこういうことを言うのでしょうねえ。

平均燃費は28.7km/L。高速と一般道、山道のミックスとしてはまずまずの値です。

第35回オフ会開催結果

14/04/20 静岡 浜松北方にて

とても開催できそうにない天気予報を眺めてばかりで、前日の東海地方の夕方も雲に覆われ、中止を決めようと直前の天気予報を確認すると、気象庁のサイトが午前中10%、午後20%の降水確率。にわかには信じ難い数字でしたが、悩んだ末に中止判断したら後悔するかもしれない、と思い直して急遽開催することを決めたのでした。

前日までの陽気から一転、冷たい空気に包まれた朝。思わずウインタージャケットを羽織り、出発しました。
今にも泣き出しそうとはこのことでしょうか、見渡す限り空は灰色で、季節が逆戻りしたようです。途中の気温表示は12℃、春も終盤だというのにいったん緩んだ体が思い出したように震えながら走りました。真冬の装備をしていないせいか、何とか耐えられるのは60km/h程度まで。この日ばかりは空いていて、いつになく流れの速い国道1号線が恨めしい。
浜名バイパスでも気温が12℃。どうにも我慢できず、雨具を着込んでも30分ごとにトイレに行きたくなる始末で、閉口しつつ集合場所に到着しました。

例年4月の参加者は少なめでしたが、今回は多めの7台。顔なじみの人たちばかりで、久しぶりにこうしてお会いできて嬉しいです。中でもMOTOさん、ナイゾウさんは関東からのお越しで、本当にありがとうございます。


今回の昼食会場


さあて食べますよ!

集合場所から数分の、精肉店併設のレストランで昼食です。おすすめメニューのロースかつ定食、やや脂身が多めに感じたものの、クセのない、爽やかな味でした。ごちそうさま。初めて行った店でしたが、ひっきりなしに客が訪れていて、地元で人気のお店のようです。
店内から空を眺めてもいっこうに明るくなる気配はありません。15:00以後に雨が降るという予報もある中、当初の、険道をブイブイ走る予定は諦めて引佐東部の低山周辺を軽く流すだけにしようか、そんなことを話しつつお店を出ると...
無情にも雨が降り出してしまいました。強い勢いではないものの、もはや止むこともないでしょう。もしこの雨の中、お山のクネクネ道を走っても神経をすり減らすことになりそうですし、万一何かトラブルがあった際、この雨と寒さでは体温が奪われる一方で、落ち着いた行動ができないかもしれません。
主催者としては安全側に判断するべきでしょう。残念ながらここまでたった数kmの団体走行だけなのに、解散としました。

単独もしくは少人数なら寄り道しながら帰ってもよかったのですが、私は何となくしっくりこないし気が乗らなかったので、最寄りの浜松いなさICから高速を走って帰宅しました。この “気が乗らない” とか “しっくりこない” というような感覚、バイク乗り以外には理解できないかもしれませんが、私はある程度大事にすべきかと思います。昼食後も気温11℃という慣れない寒さに、体が対応できなかっただけでしょう。冷えたおなかが少々痛くなっていましたし...

お天気に翻弄されてしまい、ご参加の皆様方はせっかくお越しくださったのにほんのわずかしか走れず、申し訳ありません。
この埋め合わせは次回以降のオフ会をしっかり計画することでご容赦ください。


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