小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2015/09/20

過去のオフ会記録 2015

2015年のオフ会開催結果を掲載しています。

第41回オフ会開催結果

15/09/19 静岡 焼津近郊にて

5月は帯状疱疹、7月のオフ会は自転車事故で開催中止を余儀なくされたため、途中のプチオフを除くとオフ会としてはおよそ半年振りの開催になります。
前日までずっと天候が優れず少々心配しておりましたが、当日は雨の心配が不要なすっきりとした天気に恵まれました。ただしシルバーウイーク初日ということで混雑が予想され、早めに自宅を出発。案の定東名高速がいきなり渋滞でして、最寄のICはパス、一つ先のICから東名高速へ入りました。
行楽の四輪車のほかはトラックが少々。連休の浮いた雰囲気に、孤独な二輪車はそぐわないでしょうが、かまうもんか。キャブセッティングを少々変更したZZR250は、高回転域での振動が減って気分がよろしい。脳内BGMにニーナ・シモンの「Mood Indigo」が繰り返し流れました。
東名高速に乗ってから、反対車線がずっと渋滞していて帰りのことが不安になりますが、まぁ先のことを気にしてもしかたない。目の前のことをこなしていこう。
浜名湖SAでピットイン。自転車事故の影響で軽い神経痛が残る腰がツラくなりそうだったので早めに休憩します。SAを出てからしばらく良かったのに再び反対車線が渋滞、しかも長い。でもキニシナイ。浜名湖に続いて牧之原SAで休憩。若干痛い腰を無意識にかばっているのでしょう、腰の別の箇所が痛くなり始めています。人目を気にせずベンチで寝転んでしばらく腰を伸ばしました。
焼津ICで降りて集合場所に到着すると、今回は一番乗りでした。久しぶりの開催だったせいか、自分が集合場所を間違えたのではないかとなぜか不安に陥るのでした。
私の心配をよそに、参加者の皆様が次々にご到着。シルバーウイークにもかかわらず、ありがとうございます。
落ち着くというか安心感たっぷりというか。皆穏やかないい人たちばかりです。

集合場所からは「?」というような狭い通りや駅前商店街を通っていきます。シルバーウイークだというのに商店街はちょっと寂しい。焼津への観光客はほとんど「さかなセンター」に吸い寄せられてしまうのかもしれません。商店街を抜けてあちらへ曲がり、こちらへ曲がり、さらに寂しくなったところでポツリと佇む小さな居酒屋が今回の昼食会場であります。


昼食会場


づけ丼

ガランとした店内にわずかな不安を覚えつつ、壁の貼り紙に書かれたメニューから料理を選んで注文して待つこと30分以上。カウンターでは常連客らしき方々が、お昼なのにもう始めちゃっています。いいですねえ、こういう脱力感。きっと観光客が来ることは無いお店でしょうが、私は好きです。
待ちくたびれて空腹感マックスに達した頃、づけ丼が供されました。うまいです。派手さは無いものの、妙な調味料を使わないシンプルな味。小鉢の煮物も素朴な手づくりの味がしました。気づけば他の席は地元の方々で埋まっています。隠れた人気店なのかもしれませんね。いつかお酒を飲みに来たいなあ。


深層水ミュージアム


富士山が見えました

昼食後は近くの深層水ミュージアムへ寄りました。規模が小さい... でもこの拍子抜けするほど小さな施設が都会に無い良さだと思います。深層水を試飲してみると、何と表現したらいいのか困るようなおいしい風味でした。

さあ、次はローカルイベントへ向かいましょう。漁港近くを通り、太平洋を眺めながら、といきたかったのですが、道がごちゃごちゃしていてどうもわかりづらい。趣向を変えて県道31号を走ってみると狭いながらも旧い脇街道の味わい。小排気量車でまったり走るのには実によろしいです。時折のぞく、小川とその川べりなんて、はっとするほど美しかったり。しかし暑いです。日なたは明らかに30℃を超えているでしょう。汗を流しつつ進んでいき、大井川を越えてイベント会場に到着しました。


イベント会場


彼岸花とかかし祭り

「坂口谷川彼岸花とかかし祭り」であります。前日まで雨ばかりでしたが、ちょうどこのイベント期間に合わせて晴れたかのように彼岸花が咲き揃っていました。
あまりにもローカルで小さく、ライブが催されるわけでもなく、ご当地アイドルもいない。出店が立ち並ぶこともない。特に名物も無し。ガックリされた参加者もいるかもしれませんけれど、主催者側のご年配の方々が皆様お元気でニコニコとした笑顔がステキ。地元を愛する気持ちが伝わってきます。資本投下とか回収とか、そうした類のものとはまったく縁の無い、手作りのイベント。地方色豊かといいますか、無理せずに楽しんでいるといいますか、もてなす側のご年配の方々が醸す “ゆとり” も都会の人たちや若者には真似できないものだと思います。しかも「交通安全のお守りにどうぞ」と手づくりの小物をくださいました。ありがとうございます。

当初行こうとしていたカフェが移転か何かで見つけることができず、違うカフェで休憩。シルバーウイークとは無縁なのか、ひっそりとしていてユルイ空気です。ここでも待たされましたけれど、しらすのホットサンドが意外なおいしさでした。

ここで解散です。
ご参加の皆様、楽しい一日をありがとうございました。また今度お会いしましょう。


解散です


本日のおみやげ

帰路の東名高速を疾走すると、日が沈む前から風が冷たく感じられます。やはり秋ですねえ。途中、三ヶ日JCT〜岡崎まで渋滞、所要時間2時間以上と表示されていて、もしかして40〜50kmもの渋滞かと困惑したタカさんと私、浜松西ICで降りて浜名バイパスを行くか、あるいはR362を使って豊川を経由するか、あれこれ相談しましたが、そのまま東名高速を行くことに。実際は約20kmほどの渋滞でした...
今回平均燃費は28.5km/L。街乗り&渋滞が多かった割には悪くありませんでした。

第40回オフ会開催結果

15/04/18 静岡 浜松北方にて

今年の春は雨ばかり。
天気が変わりやすいだけでなく、晴れる日のほうが少ないという異常に思える日々の中、雨の心配をしなくていい貴重な晴れ間となりました。反面、放射冷却だそうで朝は冷え込みなした。居住地の最低気温が3℃(!)で、出発時はかろうじて10℃。日中は気温が上がるとの予報に、何を着ていくべきか迷ったあげく、降水確率0-10%なのに雨具を着込んで走り出しました。他人からどう思われようとどうでもよろしい。年ですから体を冷やすとイカンのです。日が高くなるにつれて多少気温が上がってきたものの、風は冷たいまま。とうとう集合場所まで雨具を着たままでした。
ここで掲示板をチェックしたところ、前日夜の篠束ビンダーさんの参加要望書き込みに気づきました。連絡を取るにはあまりにも遅すぎました。当日集合場所で気づくなんて申し訳ありません。次回はもっと早く連絡を取れるよう努めます。

さて、集合場所には比較的近場からお越しのはりねずみさんに加え、なんと新潟からいらしたバードさん! 片道500kmだそうで、しかも寒さがまだ厳しいのに遠路はるばるありがとうございます。続いて関東からナイゾウさんとMOTOさん、岐阜からレンタルバイクでNabeさん。さらに関東から5年ぶり(!)にオフ会に参加くださったオンボロさん。ここのHPを覚えていてくださって感激です。

この時期としては多めの総勢7台で撮影会の後、のんびりと出発。浜松のイメージらしくない市街地を走ってまずは昼食へ。


昼食会場


ランチセットA 餃子15個カスタム

店舗が大きな寺のすぐ側にあり、お寺との境界がよくわかりません。駐車場は共用? まぁ、細かいことを気にしないほうがいいですね。
お昼のランチセットノーマルメニューに対し、ほぼ全員が餃子を増量するカスタムをオーダーするという変態ぶりを発揮。揚げてある餃子のパリパリ感をたっぷりと味わうのでした。

春らしいポカポカ陽気になってきた中、国道を北上し、標高を上げていきます。県道へと折れていくとそこは快適なワインディング。山間への空気に変わり、気分良くさらに上っていって集落を抜けたところでフリー走行にしました。まだ緑は少ないものの、ウグイスが鳴き、山里でも生き物が活動を始める気配を感じます。


のどかな山里風情


激走(?)する参加者の皆様

1〜1.5車線幅へと道が細くなり、雰囲気が出てまいりました。明るかった道の周囲には木々が立ち並び、暗くなったり、木漏れ日が路面に強いストライプを作っていたり。ほとんどのカーブがブラインドで先が見通せない上、染みだした水がつくるウェット路面に加え、カーブの途中の思いがけないところに砂とか、こぶし大の石とか、“いつもの” 道ですよ。しかし今回、参加者の大型バイク比率がずいぶん高いというのに皆様「楽しい」を連発。私も相当変人ですけど皆様もどこかおかしいですぞ。

道の駅くんま水車の里で休憩を挟み、さらに山の中へ。


山里にも少々遅い春が来ています


フリー走行再開

峠で一旦休止しエンジンを止めると実に静かであります。植物も虫たちも、まだ多くの生き物が活動を始める前の静けさですね。こうした何でもない自然の中こそ豊かな地域であり、心から落ち着いて開放される気がします。

ここから再度フリー走行。峠を下っていくので非力な250ccでもそこそこにスピードが乗ります。路面コンディションもさきほどより走りやすい。後方から私に迫ってくるNabeさんもMOTOさんも楽しそう。2台にたっぷりと煽られつつ静かな田舎道を堪能いたしました。
団体走行に戻ってJR飯田線の小さな駅舎にあるカフェでおやつタイムです。


カフェに到着


よもぎ餅ですよ


地方の小さな待合室を連想させる独特なカフェは、良い意味で垢抜けない、温もりに満ちた空間でした。時間を忘れてウトウトしてしまいそう。いつまでも長居したくなるカフェを後に、オフ会はいったん解散としました。オンボロさん、Nabeさんはここでお別れです。おつかれさまでした。



一方、都合のつく参加者は、遠方からお越しのバードさんを迎えて夕食会へと向かいました。トンネルばかりの三遠南信自動車道を利用して南下、浜名湖をぐるりと回るルートを走っていきます。

バードさんご所望のうなぎパイを販売しているお店を探すも、なぜか浜名湖沿いにお店が少ない。地元向けの店ばかりで土産物店の類がほとんど無いし、あっても既に営業時間終了後。コンビニまで寄りましたがどうしたことかあんなにメジャーなうなぎパイにお目にかかることができませんでした。
バードさん申し訳ない、潔く諦めて一同、夕食会場へ。せっかくバードさんが新潟から浜松まで来てくれたのですから、ここは奮発してウナギをいきましょう!
利用客はほとんど地元らしい、落ち着いたお店で、メニューに載っている名古屋名物のひつまぶしを全員がオーダー。


ひつまぶしがウマイ!


帰路お気をつけて

一杯目はそのまま、二杯目は薬味を添えて、三杯目は出汁を注いで。それぞれに味が変化して楽しめるのはもちろん、味付けが程良く薄めでウナギが引き立ち、肉厚なウナギはふわっと柔らかく上品な香りでして、もう皆様夢中。オッサン5人が無言で黙々と食べ進めるという異様な光景を展開しつつウナギを堪能したのでありました。

夕食後に解散です。バードさん、ナイゾウさん、MOTOさん、はりねずみさん、今日は一日たっぷりとおつきあいくださり、ありがとうございました。
ユルく、楽しめるオフ会を今後も企画していきたいと思います。

すっかり日が暮れて寒くなってきましたが、帰路はなぜか体が温かい。ウナギのおかげかもしれませんね。平均燃費は26.9km/Lでした。



  オフ会情報のページへ