小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2018/11/18

過去のオフ会記録 2018

2018年のオフ会開催結果を掲載しています。

第56回オフ会開催結果

18/11/18 三重 四日市近郊にて

オフ会の計画はたいていひと月前くらいに大まかに考えておくのですが、今年は次々に台風が襲来、とても山方面をガッツリ走る計画を立てる気分にはならず、市街地とその近郊ばかりなゆったりプランを考えていました。しかも開催数日前になってもずっと雨予報、降水確率60-70%だったので、あとは前日に中止の連絡をするばかりだと思っていました。 ところが前日になって急に天気予報が好転、当日の降水確率が0〜10%だって! とはいえ今さら走り中心のプランを立案する時間もなく、ゆったりプランのまま開催いたしました。

当日は早めに出発。ずいぶん前の四日市プチオフで主催者なのに集合時刻に若干遅刻した記憶があって、今回は遅れることが許されないでしょうから。
往路、朝の高速道路はそれなりに寒い。用心して多めに着込んできてよかった。寒さを感じたままだとどうしても余裕がなくなりますから。時間にゆとりがあることですし飛ばさずゆったり快調に走っていましたが、伊勢湾岸自動車道終点付近で流れがつかえるようになりました。東名阪自動車道に入ると完全に止まったり進んだりと典型的な渋滞に。やや酷い。行楽地へ向かう、紅葉渋滞も重なったのかもしれません。今度は少々暑くなってまいりました。途中、御在所SAでの休憩を挟み、無理せず我慢しながらトロトロ進み、四日市ICで下りて集合場所に到着。しばらくして参加者のはりねずみさん、続いて真緒さんが到着されました。
今回は3台です
さっそく昼食会場へと向かいます。四日市市街中心部に近づくとどうしても流れが悪い。しかたありません、地元車両の動きに注意しながら慎重に進みます。
昼食会場に着いてバイクを停めると、ちょうど開店したところのようです。列を作っていた客が一斉に店内へ入っていきました。私たちも続きます。ラッキーなことにギリギリ残りの空席に座ることができました あと2、3分遅かったら順番待ちになっていたことでしょう。


昼食会場


ドリンク以外、メニューは餃子のみ!

食べ物のメニューは餃子のみという潔さ。さて、その味は...
皮はやや薄めで私の好み。餡は野菜が多く、妙な味付けをしていない、オーソドックスな風味がこれまた好印象。え? 牛乳? ニンニク臭を少しでも緩和するためのようです。臭いが気になるからニンニクを使わない餃子ではなく、ニンニクもしっかり食べて臭いが気になるなら牛乳を飲め、です。いいじゃありませんか。何でもかんでも客に迎合しなくたっていいんです。
一皿(一人前)を平らげ、周囲の客と同様、当たり前のようにおかわりします。二皿目も完食、微妙に足りない... 三皿目いくしかないでしょう。

ふう、やや食べすぎたかな。少々苦しくなったお腹を抱えて出発。混雑している市街地を抜けていきます。市街を抜けるまでけっこうな渋滞が続いたものの、地元車両が少なからず渋滞の列を横切って右折や横断していますし、満腹なせいかどうにもすり抜ける気分になれず、そのままノロノロ進んできました。
天白川沿いを西進すると流れが良くなりました。この天白川沿い、雰囲気がいい。なんだか “近畿圏” を感じます。なぜそうなのかよくわかりませんけど、東海地方でも関東圏でもなく近畿圏の空気なのです。個人的には日常と違う空気を感じて嬉しい。
川沿いを離れ、通称ミルクロードを北へ。ミルクロードといってもどこが “ミルク” なのかさっぱりわからないほど洒落っ気のない朴訥とした、ほぼ直線の道をのんびりと流していると、満腹状態も手伝って眠気に襲われるように...
バックミラーでときどき後続の参加車両を確認すると、私のバイクにかなり近づいたり、妙に離れたり、私のバイクのウィンカーに気づいてないであろう挙動をしたり。皆様も眠気と戦っているのか、お疲れなのか... 走り中心のプランじゃなくてよかったのかもしれません。
ミルクロードを走り続けて両ヶ池公園に到着しました。


両ヶ池公園


馬場の向こうには鈴鹿山系

そこそこ広いのに特に設備も無く、遊具も無い簡素で静かな公園ですけれど、中に「馬場」があるのが特徴。毎年1度、草競馬が開かれるそうです。きっと賑やかなのでしょうけれど、こうして静かな馬場をゆったり歩くのもまた風情があっていいものです。また、公園の西側が開けていて、遠くに見える鈴鹿山系が美しい。澄んだ秋の風景に、世知辛い日常を忘れるようでした。

さて次はスイーツを。公園からほど近く、目立たないながらも小さくはない、オシャレなスイーツ店が本日のおやつ会場であります。


忽然と現れるスイーツ店


洋なしのタルト

何にしようか悩んだ挙げ句に選んだ洋なしのタルト、個人的にはもうちょっと酸味が欲しかったですけれど、洋なしってわりと難しいはず。逆にこねくり回さず自然の風味を大切にしているからこその繊細な味なのでしょう。タルト生地も手を抜いてない風味でした。
コーヒーがとてもおいしいことにビックリ。こうした洋菓子店併設のカフェでは、ドリンクにそれほど力を入れてないところも少なくないですけれど、ここは違います。いいなあ、他のケーキもおいしそうだったのでまた来たいです。 とりとめもない話を参加者の方々とあれこれとしつつ、名残惜しくも早めに解散しました。

ご参加の方々、おつかれさまでした。地元密着型のローカルなグルメ、パッとしない走行ルートに加え、マイナーな公園にバイカーには縁薄そうなスイーツ... いつも管理人の偏った趣味におつきあいくださり、ありがとうございます。
帰路の伊勢湾岸道、工事渋滞を覚悟していましたが、詰まることなく順調に流れていて助かりました。早め早めに行動したからかもしれません。
平均燃費は28.4km/L。高速道路と酷い渋滞が多かったわりには悪くなかったです。

第55回オフ会開催結果

18/10/20 岐阜 関近郊にて

猛暑の後、ずっと天気が良くなかった9月。10月に入ると急に朝晩冷える日が多くなりました。この日も朝は最低気温10℃少々。出発時は16℃ほどに上がったものの風は冷たい。薄手のセーターに防風インナーを着て出発しました。

今回は3台です 東海環状自動車道を北へ。やはり高速道路上は体感温度が下がります。太平洋側はおおむね行楽日和という予報なのに、岐阜県に入ると空はどんよりと曇り、体感気温がさらに下がりました。多めに着込んでよかった。
集合場所で参加者のkazさん、スレイラルさんと合流し出発。
空は曇ったまま、雨がポツポツ降ってまいりました。前日午後、このあたりは大雨や雹が降ったとか。まぁ、本降りになったらそのとき考えよう。混雑した市街地へ入り、ノロノロ進み、少々迷いつつ昼食会場へ到着。


昼食会場


チーズバーガー

地元密着型でカタくない、くだけた雰囲気のお店。なんだかほっとしますね。気さくな店主の人柄が反映されているようです。チーズバーガー、何といってもパティがウマい! 肉をそのまま食べているかのようであります。ひき肉を手作りされているように感じました。もっと食べたい... 再訪したいお店がまた増えました。

食後もすっきりしない天気は続き、思い出したようにポツリポツリと雨が落ちてきます。こんな日もありますよ。山方面のプランにしなくて正解だったかもしれません。そして今回の目玉、各務原航空宇宙博物館に到着です。


「飛燕」


現代機の展示

個人的に見たかったのが旧日本陸軍 三式戦闘機「飛燕」。零戦をはじめとする大戦中の機体はほとんどが空冷エンジンですけれど、この飛燕は水冷(液冷)エンジン。どこか垢抜けているようでもあり、実戦に採用された機種だけに迫力があります。現代のジェット機群も、H2ロケット関連の展示もあってけっこう楽しめました。自転車と兼用の駐輪場にはオートバイがずらり。バイク乗りって飛行機が好きな人たちが多いのかもしれません。
たまにオフ会に参加くださる方と偶然お会いしました。今日はバイクではなく、奥様と一緒にいらしたとのこと。またいつかオフ会でご一緒できるといいですね。

相変わらず空は曇ったまま、時折雨がポツポツ落ちてくる状況。博物館を後に、あまりパッとしない(すみません)地方都市の風景の中を走っていき、木曽川沿いに出ました。まもなく木曽川を挟んで対岸に国宝・犬山城が見えます。今回随一の景観! ですが、こういうときに限って止まって撮影というような場所が見当たらず、そのまま通過... よくあることですけれど、下見すべきだったかなとも思ったり。
幹線道路の渋滞に巻き込まれつつ、お気に入りのカフェに到着しました。


おやつタイムです


ツナトーストセット

周囲は車の通行もほとんどなく静か。ジャズのBGMを聴きながらゆったりとコーヒーをいただくのが最高です。それだけでなく包容力たっぷりのママさんとのお喋りも楽しい。いろんな年代のいろんな話題に合わせながらもご自身の考えや体験をさらりと混ぜる。穏やかで出過ぎない、慌てず落ち着いた接客がとても勉強になります。他の常連客も交えてすっかり長居してしまい、日没間際に解散しました。
kazさん、スレイラルさん、遠方からご参加ありがとうございました。お住まいの地域とは少々違った特色を感じてくだされば幸いです。機会がありましたらまたご一緒しましょう。

日が沈むと冷えてきます。帰路の高速道路、少々寒いくらい。+20巡航ペースだったせいもありますね... 平均燃費は27.7km/L。ほとんどが高速道路と市街地走行だったわりにはそれほど悪くない値でした。

第54回オフ会開催結果

18/06/16 三重 伊賀近郊にて

1週間前からずっと、2日前まで降水確率が高くて60〜70%。梅雨ですからそんなものでしょう、と早々に延期を延期を決め込んでいました。ところが前日になって予報が好転、降水確率は10%にまで下がりました。降っていた雨は深夜に止み、当日は予報通りの晴天に。
ZZR250はピックアップコイル修理後のテスト走行すらできておらず、いきなり高速道路を使って遠出するのはムリと判断、代わりに250TRで出動です。
出発時の気温19℃、ここしばらく蒸し暑い日もあったため涼しい。いえ、ちょっと寒いくらいです。防寒インナーに加えてウインドブレーカーまで中に着込んで走りました。全身に風を受けて走る250TRだと体感温度が下がりますから。
東名阪道の御在所SAは週末らしく混雑し、数々の大型バスから続々とツアー客が乗降する光景もいつも通りでしたが、ラッキーなことに渋滞の名所である四日市IC〜鈴鹿ICの区間がさほど混んでおらず、流れが悪かったのは実質3-4km。すり抜けせずともほどほどに流れるペースで助かりました。亀山ICで降りて名阪国道に入っても快調に流れています。途中、やや標高が上がると、梅雨の時期らしからぬ冷たく乾いた空気。気温17℃の表示が見えました。

快調に走れて早めに集合場所に到着。と同時に参加者のうーじさんもご到着。初参加のうーじさんの愛車はNinja250R。実質10年選手とのことですが、カッコイイ。新型Ninja250が話題になって旧型と比較され、旧々型にあたるNinja250Rは影が薄いイメージもありますけれど、実車を目の前にすると、しっかりとした質感。カワサキは年数を経ても色褪せない車種が多い気がします。


今回は2台です


先にお土産を

ゆっくりと伊賀上野市街へ移動。少し時間があったので、私のわがままで先にお土産の漬け物を買いに。たまり醤油に漬けて熟成した漬け物:養肝漬を購入しました。何年か前のオフ会で来たことがありますが、蒸し暑くなると食べたくなる味です。


昼食は洋食店へ


ワンプレートランチ

昼食会場は地元の洋食店を選びました。比較的小さいお店で、上品ながら地元密着な良い雰囲気です。私はビーフシチューとカツレツが盛られたワンプレートランチを。肉がおいしいのはもちろん、デミグラスソースが唯一無二の風味! 決してクドくなく、刺激も少なめなのに、深い。たくさんの食材を使い、じっくりと時間をかけて丁寧に仕上げてあるのがわかります。お店の伝統と料理人の魂を感じる味でした。

食後は少し郊外を走りましょう。ナビの案内から外れ、マイナーな道を通って右左折を繰り返しつつ進んでいきます。旧い家屋が続いた後、山間の小規模な水田が拡がります。賑やかとは言えず、もしかしたら過疎の不安もあるのかもしれませんが、決して寂しくなく荒んでおらず、自然と調和した落ち着いた里山がどこまでも穏やか。特別な磁場でもあるかのように、心がほぐれていきました。途中、ちょっとしたワインディングもあり、よれよれな走りの250TRですが、でもそれなりに楽しい。周囲の環境が良いこともあってよけいに楽しいです。


伊賀焼の窯元


16連房登り窯

伊賀焼の窯元に寄ってみました。登り窯などの見学後、焼きもののお店やギャラリーも見てみます。作家さん達の作品群も展示されていますが、私は普段使いできる実用品が好み。伊賀焼は岐阜の美濃焼と多少似かよったようでいながら、でも使いやすくて控えめな装飾も好印象。本気で欲しくなります。今度シートバッグに緩衝材を積んで来よう。
次にまたちょっと走りを楽しんで、ナビがなければほぼムリな場所にあるカフェへ。わかりにくい場所にもかかわらず人気店らしく、ほぼ満席状態。運良く待たずに席に着くことができました。


里山のカフェへ


タルトがおいしい!

甘夏のタルトが美味しい! 甘夏をたっぷりとのせただけでなく軽く焼いてわずかに焦げ目がついています。瑞々しさや酸味だけでなく、香りが立っていて、砂糖でない柑橘類の甘みが少し濃くなっています。パティシエの熱意を感じた気がしました。だいぶ気分もほぐれてきて、バイクに限らず乗り物がお好きという参加者のうーじさんの話を楽しく聞かせていただきました。
少々早めな時間でしたがここで解散。走り足りないかもしれませんけれど、このくらいがあまり疲労を残さず、良い塩梅ではないかと思います。

いよいよカフェを出ようとしてやらかしてしまいました。ETCカードを車載器にセットしようとしたのに見つかりません。確かにポケットに入れておいたはずなのに、あちこち探っても出てきません。ドジな私です。どこで落としたんだろう? カフェの中か、あるいは窯元? 再度カフェに入って探そうかとしたそのとき、250TRの足元にカードが落ちているのに気がつきました。バカだなあ、ポケットから出して落としたことに気づかないなんて。いいんです、バカでも、見つかったから。
うーじさん、お待たせしてすみません。今回ご参加ありがとうございました。私は残念ながら250TRでしたが、次回以降はZZR250で走れることでしょう。都合がよろしければまたご一緒したいと思います。

帰路もずっと快適な陽気で、梅雨とは思えないほど爽やかでした。しかも新名神も東名阪も奇跡的にまったく渋滞しておらず、快調に走れました。
平均燃費は35.1km/L。帰路、快調すぎて250TRらしからぬ速度で巡航した区間が多かったせいか、この時期にしては若干燃費が落ちたような...

第53回オフ会開催結果

18/05/19 長野 飯田近郊にて

ずっと天気予報がすぐれずに前々日はとうとう降水確率60〜70%、80%という予報も。前日は30℃超えの暑さと湿気にやられていたところ、予報が急回復。急ぎ参加予定の方々に開催を連絡したのでした。
しかし前夜降り出した雨は未明に激しくなり、朝になっても止まずに、時折思い出したように激しく降ります。しかたない、雨具を着込んで出発しようとすると急に雨が止み、薄日が差してくるではありませんか。迷った挙句、蒸していたこともあり、雨具を着ずに出発しました。
愛知県から長野県へ向かい順調に標高を上げていくにつれ、気温も順調に低下。15℃くらいとなり、温かい飲み物が欲しくなったところで道の駅に到着。いつもオートバイが少なくないのに、この日は私のZZR250が1台だけ。こんな光景は初めてです。


道の駅はガラガラ


今回は全部で5台です

集合場所に到着するとしっかりと日差しがありながら風が爽やか。前日の天気からは考えられない快適な気候です。集合した参加者の方々は10年以上前にオフ会に参加された方々が多く、皆大型バイクへお乗り換え。私だけズルズルとZZR250に乗り続け、何も進歩していません...
一行は集合場所を後に、広めな国道を快調に走り、快調なカーブも走り抜けて、「ペース速いです」とナイゾウさんがボヤきつつ、昼食会場に到着。
銘々がパスタやピザをオーダー、皆で少しずつ取り分けていただきました。山菜がおいしくて、セリが抜群です。葉だけでなく茎も根も、えぐみなど一切ない新鮮な風味。ウドも筍も柔らかくて優しい香り。都市部では絶対に味わえないウマさです。山菜だけでなくマルゲリータもカルボナーラも素材が良くて調味料に頼らない味。身体が浄化されるような感覚のみならず、ふだんの食生活を反省したくなるほどでした。


今回はイタリアンです


セリのパスタがすばらしい!

食後はまずフリー走行。なぜかお互いけん制してしまう状況の中、何となく私が先頭でスタート。250ccですから走行ペースなんてたかが知れてる中、大型の方々がほどほどに絡むように手加減しワインディングをまったりと(?)。スレイラルさん、少し遊んでくださってありがとうございました。


楽しかった? コワかった?


フリー走行を終えてひと息

この後いつもの(?)険道を通る予定でしたが、朝までの激しい雨で路面状況がかなり悪化していそうなことから、ごく普通の国道を進むルートに。ワインディングの緊張感から解放され、淡々としたペースに眠気が襲ってきます。それに山を下りてきたら暑い。眠気と暑さに耐えている中、数台先にはスローなペースメーカー。制限速度マイナス10km/hを軸に、上り勾配になると30km/hにまで低下するという... でもイラついてはいけません。皆穏やかに平和に、淡々と走っていますので。
国道を逸れると急に視界が開け、天竜川流域の河岸段丘が拡がる印象的な風景が目に飛び込んでまいりました。平野部では決してお目にかかれない景色です。遠くには南アルプスの山々。ああ、日本っていいなあと感じる瞬間でもあります。
天竜川沿いをしばらく走り、えっ?どこへ? という箇所を曲がってカフェに到着。


カフェです


大好きなアップルパイ

確か一昨年オフ会で訪れて以来ですからオフ会では2回目。それだけ良い所でして。「たまーに一人で来たりします」と話したら、オンボロさんはうらやましいと仰ったり、kazさんは「再訪したいところばかりで困ります」なんて、気に入ってくださったようで良かったです。
皆様それぞれにスイーツを食した後はお土産購入タイム。お店のおねえさんたちが私たちのことを憶えていて温かく迎えてくださいました。お茶までいただきまして、ありがとうございました。


お土産をば


夕食にマトン焼肉定食

今回はオプションの夕食に全員が参加。地元の人たちで賑わう定食屋でマトンを堪能いたしました。臭みがほとんどなくクドさもなくスルスル入ります。他所と何が違うのかよくわかりませんけれど、ここのマトンがお気に入りです。 ご参加の方々、ありがとうございました。一日を楽しく過ごすことができました。機会があればまた一緒に走りましょう。

飯田市街を抜けて越える松川の風景がどこか叙情的で好きです。旧市街と新しい商業地域を隔てていることも影響しているのかもしれません。
帰路の中央自動車道で日が沈み、急速に冷えてきました。気温12〜13℃、体感温度はさらに低く、前日との温度差に戸惑うばかりで頭痛まで抱える始末。

平均燃費は27.6km/h。
伸び悩んだのは帰路の高速道路がずっと向かい風だったせいか、それともエンジンがかかりにくい症状が再発しかけたからどこか不調に陥ったせいか...

第52回オフ会開催結果

18/04/21 静岡 浜松近郊〜市街にて

例年以上に寒かった冬。春の嵐。あまりに多過ぎる花粉。乱高下する気温。
暖かくなっても身体がついていきません。そんな中、ごく軽く、走りの要素はほとんど無いプランを立案。例年通り2〜3人の計画でしたが、案内開始前に参加申し込みが3人続き、ご案内開始時点で既に参加受け付け終了という前例の無い幕開けとなりました。(この後、お1人がキャンセル)
一方、数年前からたまにエンジンがかかりづらくなっていた私のZZR250が、急速に症状悪化。オフ会前にガソリンを給油した後になかなか始動できずに苦労する羽目に陥りました。経験上、キャブなどの燃料系ではなさそう。山勘で取り急ぎ注文したイグニッションコイルをオフ会の数日前にショップで引き取ったものの、もうオフ会には間に合いません。しかし始動性に不安を抱えたまま走るのも嫌だし、実際にオフ会の最中に始動できなくなるとオフ会自体が気まずくなるかもしれず、前日無理に仕事を切り上げて夕刻から急ぎ交換作業を済ませました。

オフ会当日、走行中にバタバタとヘンな音が車体から聞こえてきます。あっ! カウルのビスが1本無い... 昨夕慌てて作業したときに最後カウルを取り付ける際、仮締めしたビスの本締めを忘れ、数カ所のボルトが緩んだまま1本脱落しております。はーっ、ドジですねえ。後続車の方々、ひょっとしてご迷惑をおかけしたかもしれません。申し訳ない。 落ち込んだまま途中のコンビニで車載工具を取り出し、残ったビスを締め付けました。休憩後のエンジン始動ではドキドキしながらセルボタンを押すと、あっけなく直ちに始動。もしかして治ったかも!
落ち込んだ気分も少々上向きになり、どこかでビス1本調達できればという気分に。ホムセンが見つからず、途中、やや大きめのカーショップで聞いてみましたが、車ではM6サイズが標準でM5サイズはほとんど使わないから置いていないとのこと。さらにもう少し進んだところに小さな自転車兼バイク屋らしき個人店を発見。口が重そうな年配の大将に、M5のボルトを何でもいいから1本分けてもらえないか尋ねると、奥の部品棚をガサゴソ探って、渡してくださいました。「んっ、ドライバー」と大将。無事取り付けて、「代金払います」という私を、「ああ、いいよ」と遮る大将でした。ありがたいことです。旅は道連れ、世は情け。私も他人に親切な気持ちをいつも大事にしなければ、と思いました。よかった、これでバタバタを気にせず走れます。それに直ぐエンジンがかかるのもありがたい。


小さな個人店でビス1本を


色が違うビスだって思い出に

待ち合わせ場所のコンビニに到着。あれ? 待ち合わせするのはセ○ンイレブンなんだけど、ナビの案内で到着したのはロー○ン。違うじゃんか。きっとこの近くだろう。あったあった、ふう... う? 店舗名が違うぞ?
「すみません、セブン○レブンの○○店はどちらですか?」
「あー、この通り沿い、信号いくつか走ったところだよ」
1本のビスを求めるとき、頼るのは人。ナビが頼りにならないとき、いえ、うまく設定できなかったとき、頼るのは人。
あった! セブ○イレブン。今回のオフ会は開始前にいろんなことがあり過ぎです。

すみません、前置きがずいぶんと長くなってしまいました。待ち合わせ時間ギリギリに到着後、ほどなく参加者のkazさんとオンボロさんがご到着。遠い関東からこのオフ会のためにわざわざお越しくださり、ありがとうございます。さっそくお昼のカフェへ行きましょう。
国道から逸れて右折左折を何度か繰り返し、どこを走っているのかわからない状態。ナビだけが頼りです。しかしナビが示した目的地に着くと、一般企業の事務所らしき真ん前。う〜ん、どうも今日はうまくいかないことばかりです。ぐるりと回ってもわからず、お店に電話すると、なんと目と鼻の先でした...


この日は3台が集合


昼食会場に到着

こんなわかりにくい場所にありながら次々と客が来店。私たちは予約していたのですんなり入れましたが、予約無しのお客は2時間待ちだとか...
初めて訪れたお店は、目の前に大きな榎のほか、手入れされた草花やハーブ。実に穏やかで平和な光景が拡がっておりました。


カフェ前のガーデン


ナチュラル志向のランチ

混み合っていたので料理の提供は遅れたものの、サラダランチは私好みの風味。かぼすの酸味が刺激的なほど、だるくボンヤリした身体に効きました。

予定した以上に時間がずれてしまい、浜名湖を眺めるコースはパス。それでも都田川の河口と澪つくし橋を横目に浜名湖をかすめ、市街地を迂回しつつ浜松中心部へ向かいました。お茶畑も美しいですけど、道沿いにはツツジが咲き乱れ、柿の木の若葉の緑が眩しい。しかし日中は季節外れの暑さで少々辛くなるほど。kazさん晴れ男パワー出し過ぎです...

意外にもプチワインディング、いえ “プ” くらいでしたが郊外路も楽しみつつ浜松中心部へ到達、賑やかなビル街の一角に、目指すお店がありました。


ジャズ喫茶に到着


しっぽりと浸れます

バイカーとは相性が良くはないだろうジャズ喫茶。とりわけこのお店は一般的なジャズ喫茶とは趣が異なり、異端かもしれません。でもジャズですから異端だっていい。店に入ったとき、私の大好きなバド・パウエルのピアノトリオが流れていてテンションが上がります。
スタッフのおねえさんが「みなさんツーリングの途中ですか?」って柔らかい雰囲気で訊いてくださいました。ジャズ喫茶といっても客を選ぶようなことはせず、様々な人たちに優しい。客は銘々、しっぽりと上質な音に浸るのでした。
名残惜しくも1時間半ほどでお店を出ることにしたら、kazさんもオンボロさんも名残惜しそう。だけど足りないくらいでちょうどいいのかもしれませんよ。臨場感のある音を前進で聴いていると身体はそれなりに疲れるはずですし。まだまだ明るいですけど解散しました。

今回は走りの要素も景色も無し、浜松なのにうなぎでも餃子でもなく音楽がハイライト。ご参加のkazさん曰く「浜松に来たい(再訪したい)お店が増えちゃって困ります」なんて、気に入っていただけたようで良かったです。

平均燃費は29.3km/L。市街地が多く、帰路は高速だったわりにはまずまずでした。


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