過去のプチオフ会記録 2015
2015年のプチオフ会の記録です。
プチオフ会その45 納会
15/12/29 愛知 名古屋市内にて
2015年は私にとっていろいろありすぎた1年だったと同時に、何度もオフ会中止を余儀なくされた波乱の1年でして、何年も継続してきたオフ会もこれで幕切れかという事態に陥ったこともありました。それだけにこうして例年のように納会を開催できることが何か格別のようにも感じられてきます。
集合場所には既にタカさん、TORANEKOさん、はりねずみさんがしびれを切らしてお待ちでした。すみません、集合時刻ギリギリで、いえ、1分ばかりオーバー。「またもや何かあったのか?」と、ご参加の方々に不安を抱かせてしまったようで...
煌びやかなイルミネーション
堀川沿いの夜景
名古屋駅前や大通りは数々のイルミネーションが灯され、現代的で少々ドライな雰囲気であります。数日前からようやく本格的な冬の寒さとなりまして、冷えた空気を味わいつつ徒歩で移動し堀川沿いに来ると、少々趣が異なり、どことなくウェット的といいますか、特に橋とその周囲は時代に乗り切れてないような風情があって、都会の喧騒を一瞬忘れさせてくれるような気がします。
川沿いの焼肉店に到着すると、外観ではそう感じなかったものの、店内はわりと狭い。でもたまにはこうした大衆的な店もよろしいのではないでしょうか。
ホルモンのコースを選択。参加者の方々から、焼肉をセレクトするなんて意外だとか、はたぼうさんは小食ではなかったかとか、あれこれコメントがありました。
個人的にはいつもそうしたご期待を裏切るように計画しているつもりであります(?)
日常ほとんど食べることのないホルモンですけど、くつべらやとんちゃんなど、全般的に鮮度が良く、おいしくいただきました。カルビやタンだけじゃないんですね。旨くって、個人的にライスをおかわりしちゃいました。食べるときは食べますよ。
続いて2件目へと、柳橋市場付近まで歩いていき、以前入りそびれたお店を狙ってみましたが満席のためあえなく敗退。周囲のお店でもことごとく断られてしまい、何とか空きを見つけることができたのが、小さなビル最上階のバー。
ただし屋内ではなく、半屋外のテラス席。照明が落としてあって、ムーディな雰囲気にそぐわないオッサン4人が座ってみれば、屋内席もテラス席も全席若い女性たちばかりでありました。しかもお店のスタッフも全員若い女性。何だか入るところを間違えてしまったみたいです。
この日はどこも満席気味
ムーディな(?)テラス席
若い女性100%なんて願ったり叶ったりじゃないかと思ったアナタ、そんな甘いもんじゃあございません! 居心地の悪さ満点。アウェー感どころか居てはいけないところに来てしまいました状態であります。私以外全員なぜか、カルーアミルクなんてカクテルをオーダー。すっかり気が動転してしまったようです。私がオーダーしたモスコミュールもなぜだかとても甘口に感じました。
「はたぼうさんのオフ会に行くとふだん行けないお店に連れて行ってもらえる」なんてご意見をいただき、私としては肯定的にとらえていいのかそうでないのか微妙な気分でした... 皆様、気になったお店には入りづらくとも、一人でも、どんどん行ってくださいね。もっとも、このバーに一人で入ってお酒を楽しむには相当な覚悟が必要でしょうが。
この日、オッサンたちにとって居心地が最悪なだけではなく、寒さもハンパではありませんでした。オシャレなテラス席は半屋外で四方八方から冷気ビンビン。側に暖房もなく、ひざ掛けだけで寒さを耐え凌がねばなりません。グリップヒーター、いえ、電熱ウエアが欲しい。熱燗やお湯割の焼酎が恋しい。なのにドリンクは冷えたビールやスパークリングワイン、カクテルばかり。屋内から供された生ハムやチーズも、瞬く間に冷たくなっていくのでした。
何とか屋内席へ移れないかとテラスから屋内を凝視するオッサンたち。ああ、そんなに若い女性たちをガン見していると、危険人物扱いされて出入り禁止になりますよ!
オフ会のマズイ思い出として忘れられないものとなってしまいそう。このバーを選んだ私の選択ミスです。やはり今年は最後まで波乱含みでありました。
皆様申し訳ない。そしてご参加ありがとうございました。来年はもっとマシな場所を探しておきます。
プチオフ会その44
15/12/12 愛知 蒲郡近郊にて
10月に自転車事故で心身に大きなダメージを負ってしまい、ずっとリハビリ通院中の身であり、果たして開催できるのか、これまでと違って自分自身であまりイメージできませんでした。しかも数日前まで天気予報が思わしくなかったことに加えて、前日は嵐のような酷い風雨。やはり今回は中止かと直前まで気をもんでいましたが、幸い予報が回復し、開催することができました。
妙に気温が高く、12月にしては冬らしくない陽気で何を着ていこうか迷うほどでしたけど、傷めている右手には負担が少なくラッキーです。
それでも少々心配だったため早めに家を出発、集合場所へ到着すると既に一番乗りのhirohitoさんがお待ちでした。
その後タカさん、はりねずみさんに続き、初参加の篠束ビンダーさんご夫妻、最後にトラネコさんがいらして、12月のプチオフにしては珍しく合計7台もの一行となったのでありました。しかもZZR250が計5台も!!
何かと気ぜわしい時期にもかかわらず、お集まりくださった皆様、ありがとうございます。回復途上とはいえ、自転車事故の影響で弱気に、というか実際まだ弱ってる状態でして、こうやって一緒に走れることがとても嬉しく、励みになります。
ではさっそく昼食会場へ。
やや入り組んだ蒲郡市街は、交通量こそ少なくないものの、くたびれた旧い地方都市の風情がありまして、あちこち見とれてしまいます。参加者の方々も途中、「カキフライ」と手書きメニューを掲げた昔ながらの小さな食堂に惹かれていたようでして、まぁ、そういう年代ですねえ。一同、テンションが上がりつつ(?)、昭和テイスト溢れ、歴史を感じるレストランへとやってまいりました。
昼食会場
幕の内弁当を選択
メニューが多く、ポークステーキ定食やとんかつ定食、串カツ定食にも心ひかれましたが、いろんなおかずを楽しめる幕の内弁当をチョイス。エビフライや揚げナスなど味わいました。
レトロな店内は師走の騒々しさが別世界に思えるほど落ち着いた雰囲気で、不思議なほどゆったりした気分になるのでした。
さて食後は少々走りましょう。
市街地を抜けつつまったりと、さらに南へ向かい、観光スポットまで、と思わせておいて、皆様の期待を裏切り、ずいぶん手前のちっぽけな地域の公園へ。
天気は曇ってきたけれど寒くないし、こういうのもいいでしょう。
地域の公園
冬景色の三河湾
せっかく海沿いに来たのですから、海を見てゆるりとしましょう。
私にとっては身近な三河湾ですが、この日は風も波も穏やかで、カモメが波打ち際で遊んでいる、実にのどかな光景にたっぷりと癒されました。
次に必須科目となっている(?)スイーツに向かいましょう。初めて訪れるカフェ、周囲に溶け込んだ景観でして、気づいたときには通り過ぎてしまっていました。
スイーツタイムですよ
レモンタルト
おすすめですと言われたレモンタルトがおいしい! なかなか出せない味で、丁寧に作られたことがわかります。オシャレというか、センスの良さを感じ、若い方が切り盛りされているカフェはいいお店が多い印象があります。
参加者の方々からオシャレでちょっと入りづらいとか、昼食会場とはあまりに関連性が無いとかご意見をいただきましたが、こうした意外性だって、オフ会の一つの楽しみではありませんか。
トラネコさんだけ何と本日2度目のランチ! キーマカレーがとてもおいしそうです。私も今度食べに来たい。
カフェの居心地が良くて長居したくなってしまうのですが、油断していると傷めた右手に良くないと思い、早めに解散することに。
カフェのおねえさんにケーキがおいしかったことを伝えると「主人が作ってます」と、若いご主人がお顔を見せてくれました。「駐車場のバイク、キレイに並んでいますね」なんて、古くてボロい(?)マイナーなZZR250ばかりですけれど。
とても穏やかで優しそうなご主人と、人当たりの良い奥様が素敵なカフェ。集団に埋もれず、組織に隷属せずに、自分たちで地に足をつけながら、暮らしを立てていく若い方々の姿は、そうではない私にとって、清々しく、尊さすら感じました。
ご参加の皆様、本当にありがとうございました。気ぜわしい師走な上、少々弱っている主催者にとりまして、世俗のしがらみが無い、自由な機会になって、心身がほぐれ、和むことができました。
帰路の黄昏時、くすんだ緑に立ち枯れの草色が混じった初冬の野原が実に美しい。
何でもない光景なのに、心を動かされるのはオートバイで走っているからなのか、あるいは歳のせいなのか...
3週前の岐阜までの紅葉ソロツーを含め、平均燃費は28.0km/L。悪くない。
街乗り区間が多かったものの、それほど寒くなかったことに加え、一時は狂っていたキャブセッティングが合ってきたのかもしれません。
プチオフ会その43
15/10/10 岐阜 大垣近郊にて
プチオフ前日の仕事帰り、管理人は7月の事故のリハビリのため自転車で病院へ向かう途中、車にはねられて意識不明に陥り、真夜中まで病院にいました。
当日夜明け前に急きょ参加予定の方々へご連絡し、主催者不在のまま、予定ルートでの開催を希望した次第です。
以下、ご参加の一人:タカさんが寄稿されたレポをそのまま掲載いたします。
* *
はたぼうさんがプチオフ開催直前に大きな事故に遭われるという非常事態のなか、主催者不在での実施となりました。僭越ながら今回の参加者の一人、私・タカがはたぼうさんに成り代わり、レポさせて頂きます。稚拙な文体のため、読み苦しいかと思いますが何とぞご容赦くださいませ m(__)m
朝9時に自宅を出発です。ここ東海地方の今日の天気は曇り空。暑くもならず寒くもなく、程よい気温ですが夜半には雨になるとのこと。念のため、雨具も持参です。
名古屋ICから東名・名神高速を西進します。養老JCTから東海環状道と乗り継ぎ、大垣西ICを降りると、ほどなく集合場所のコンビニへ到着しました。めずらしく一番乗りです。
程なくhirohitoさんが来られ、はりねずみさん、TORANEKOさんが到着しました。今回は東海メンバーのみです。お馴染みの顔ぶれに見慣れたバイク。身構えることもないおだやかな人達ばかりです。しばし歓談のあと、バイクを並べて恒例の記念撮影。はたぼうさんが予約してくれたランチのお店に向かいます。今回はhirohitoさんに先導して頂きました。
集合場所にて今回は4台です
昼食予約のお店に到着
やってきました「Cafeこやぎのおうち」。メルヘンチックな店名に似つかわず、武家屋敷のような店構えです。入口前の駐車場には和風庭園を彷彿させる白砂利が敷き詰められていました。
店内に入ると黒を基調としたモノトーンの落ち着いた洋装。お昼には少し早いせいか、まだお客さんはほとんどいません。ロシア風ボルシチのランチセットが運ばれてきました。じっくりと煮込まれた具だくさんのスープの香りが食欲をそそります。ブツ切りの野菜や肉、丸々入ったジャガイモが美味しい。サラダも小鉢も最高。はたぼうさんみたいな味に繊細な御仁ではないのでそれ以上のコメントが思いつきません。もっとじっくり味わなきゃと思いつつも、あっという間に完食です。ついでにデザートも注文し、それも平らげている頃、店内にはお客さんが増えてきました。我々のような場違いなオッサン連中とは異なる、お店の雰囲気にマッチした気品あふれる女性客ばかりです。
入口近いテーブルに鎮座するライダー4人、誰ともなく囁きました。
「…次、行きましょーか?」
ロシア風ボルシチセット
赤坂宿すぐ下 かつての船着き場
ふたたびhirohitoさんを先頭にナビを頼りに次の目的地へ向かいます。ソロツーもいいけど、やっぱりこうしてみんなで走るのは楽しいものです。
はたぼうさんのコーディネートコースのひとつ、赤坂港跡に着きました。海のない岐阜県に港…?最初そう首を傾げましたが、現地へ着いて納得しました。この地はかつて川港だったそうで、そこかしこに当時の面影が遺されていました。
いいですね〜。人影もまばらで、静かなまったりした雰囲気。ここでこのまま昼寝でもしたい気分です。川沿いの小さな駐車スペースにバイクを停めて散策です。hirohitoさんはひとり離れ、一眼レフを手に街並みを撮影しています。
橋のたもとから下をのぞくと巨大な鯉がたくさん泳いでいました。こんな大きな鯉は見たことありません。1メートル近くはあるのもいます。餌がよく、人馴れしているのでしょう。我々に気づくとバシャバシャと飛沫をあげてどんどん集まってきました。
赤坂港会館に入ると地元老人会と称するご婦人が案内してくれました。入場無料だそうです。彼女によると、ここ赤坂宿は江戸時代、中山道の宿場町として栄え、明治になると川を交通手段としていたそうです。最盛期には500艘を超える船が往来したとも。この地域は古くから石灰や大理石産業が盛んで産業の町としてにぎわいを見せていたとのこと。
壁に並んだ写真やショーケースの大理石を見ながら詳しく説明して頂きました。この老婦人もここ赤坂のお生まれだそうで、戦前からずっとこの地で育ってきたそうです。来館する観光客ひとりひとりに熱心に説明するいきいきとしたその表情は、長年過ごしてきた赤坂への郷土愛に満ちあふれていました。
会館を出るとTORANEKOさんが何だか落ち着かないご様子。どうやらこの辺りには食べ物がないようです。
大垣市をあとに東へ向かい、長良川を渡って岐阜羽島駅を過ぎると、目的のクレープのお店に着きました。恒例となったスイーツタイムです。
恒例のスイーツタイムです
なつかしのクリームソーダ
ところが入口には「クレープ切れ」の貼紙が…。聞くとどうやらクレープも地元のお祭りに駆り出されたようです。でもせっかくなので、メニューに他のデザートがあることを確かめ、休ませてもらうことにしました。念のため、「おっさんばかりですがよろしいでしょうか?」と尋ね、快く受け入れて頂きました。どうも私、洒落たこのテのCafeにはすっかりナーバスになっているようです。
店内を見渡すとご近所と思われる人達が銘々にくつろいでおられました。ここは地元の方々の憩いの場なのでしょう。ご年配の女性が焼魚定食を食べている姿にホッとします。
可愛らしい店員さんがオーダーを取りにきました。するとhirohitoさん、「よう、久しぶり!」早速、本領発揮です。途端にとまどう店員さん。まだ大学生でしょうか。笑うと八重歯がのぞき、はにかんだ表情が印象的です。
私はなつかしのクリームソーダとチーズケーキを注文。皆さんもそれぞれにオーダーし、しばしのおしゃべりを楽しみます。今回参加の方々とはもう何度もオフ会を共にし、また納会でもお酒を酌み交わした仲間です。気心知った仲(?)なので図々しさも本音トークも飛び交いました。打算やメンツ、建て前なんて、どこ吹く風。それぞれに人生の事情はおありでしょうが、通常ならまず接点のなかったはずの人達が、はたぼうさんのホームページを通じて知り合い、こうして何度も行動を共にしてきたことを思えば不思議な縁も感じます。
楽しい時間が経つのは速いもの。ここでもいつのまにか長居してしまったようです。まだメインディッシュの温泉が待ってます。
ここで帰るというhirohitoさん、明日は三重にツーリングで温泉に入るからとのこと。最後までご一緒できないのは残念です。どうか、お気をつけて。
残った3人で羽島温泉に向かうことにしました。今度はTORANEKOさんが先導です。郊外の田園風景の中、農道を走ります。すっかり黄金色に染まった稲田。濃尾平野の秋を満喫です。人それぞれでしょうが、私はこんな風景に強く郷愁心を煽られます。我が故郷、筑波山の麓も今頃はこんな情景でしょうか。
温泉施設に到着。建物は立派ですが表札に気になる文字が…。→「羽島市老人福祉センター」そこは観光施設というより、地元高齢者が寛ぐ公共施設のようです。我々が利用していいものか…と思いつつ、入ってみました。
建物の中に入り、靴を脱いで上がると、そこは赤いカーペットが敷き詰められ、昭和のカラー満載。さすがははたぼうさん、いつかのオフ会で行った三重県境の某温泉施設ほどではないものの、なかなかの濃い雰囲気です。入浴料は200円。このリーズナブルさは羽島市の福祉施設なればのことでしょう。湯舟に浸かってみると熱くもぬるくもない程よい湯温です。これならご年配の方々にもやさしいでしょう。泉質はよくわかりませんでしたが、はりねずみさんによるとしょっぱいとのこと。入ったり出たりして3人で歓談しているあいだになんだかのぼせてきました。もう出ましょうか。
今日の大トリ・羽島温泉
湯上がりの一食
施設の玄関前に、みたらし団子の露店がありました。これをTORANEKOさんが見逃すはずがありません。湯上がりに団子… はりねずみさんまでつられて購入。辺りもだんだんと薄暗くなって参りました。
ここで岐阜プチオフもおひらきです。帰り道は自然解散です。
羽島IC手前でTORANEKOさんと別れ、はりねずみさんと名神高速で東へ向かいます。陽も短くなってきた昨今、東名に入る頃にはすっかり暗くなってきました。前方を走るはりねずみさんのテールランプをボーっと見ていたら降りるはずの名古屋ICを過ぎてしまい、長久手ICで降りるハメに…。最後に見事なボケっぷりです。
皆さんお疲れ様でした。お天気もなんとかもちましたね。十分楽しませて頂きました。はたぼうさんの企画に感謝です。あとはお怪我の回復を祈るのみです。また一緒に走りましょう。
* *
タカさん画像もありがとうございました。 いいなあ〜 私も行きたかったです...
プチオフ会その42
15/08/02 愛知 岡崎市街にて
自転車乗車中に交通事故に遭ってから約1週間。休日にタカさんがお見舞いに来てくださるとのこと。しかしタイミングの悪いことにちょうど我が家は以前から予定していたキッチンのリフォーム時期に入ってしまい、家の中が乱雑な状態。場所を変えてマイクロプチオフという形をとることにしました。
待ち合わせ場所からすぐのカフェへ向かいます。すぐとはいえ、市街地は混み合っていて思ったようには進まず、次々に汗が流れていくのでした。
ようやく着いた、落ち着きのあるレトロチックなカフェ。
ところが何とこんなときに限って休業中。しかもしばらくお休みしますだって。ここのところ2回に1回はこのパターンな気がします...
残念ですけど気を取り直し、次の候補に考えておいたカフェへ。
一見倉庫街のようでもある少々雑然とした市街の一角に、カフェはありました。後で調べてみると問屋団地のようです。
問屋団地の中にカフェ
季節のタルトとミントライム モヒート
「まわりは女性ばかりなんですけど」と色とりどりのケーキが並ぶ店内の、場違いな雰囲気に怖じ気づくタカさんでしたが、構わずに喫茶スペースへと入りました。
事故のことや、ケガの回復具合の話だけでなく、タカさんのケガの話やら山の話やら、なぜか蝉や野鳥の話まで。
短い時間でしたけど、厳しい暑さの中、貴重な休日にわざわざお越しくださったタカさん、ありがとうございました。
1〜2ヶ月もすればもっと回復するでしょうから、今度はもっと走りましょう。
プチオフ会その41
15/06/20 三重 四日市〜桑名近郊にて
梅雨らしくすっきりしない天候が続いているのはまだしも、上空に時期外れの寒気が入ってきている影響なのか妙に頭が重く、鈍く頭痛も感じます。例年なら暑いのでしょうが、この日の朝は少々寒いくらいでウエアの選択が悩ましい。体が冷えないようメッシュジャケットをやめて春秋用のジャケットにして正解でした。
家を出てからしばし、途中で道を間違えていることに気がつきました。伊勢湾岸自動車道のICに向かうはずが、なぜか東名高速のICに向かっておりました。頭痛のせいなのか、ボケてきたのか、ともかく方向転換して進路を修正、伊勢湾岸自動車道に入りました。
降り始めるのは夜という天気予報を信じたいですけど、厚い雲に覆われた空は全体がぼんやりと明るい程度の、まさに梅雨空です。そんなどんよりとした空模様とは正反対に交通の流れは順調で、渋滞にも遭わずに集合場所に到着すると、同じZZR250にお乗りのはりねずみさんがお待ちでした。
今回は2台です
昼食会場
国道を逸れた住宅街に建つお店が今回の昼食会場。複数の看板が設置されているのになぜだか目立たない外観です。ナビが無いと見落としてしまいそう。
「もう店は閉めるから」
そう切り出した店主のおじさん、年齢的にもうしんどいと仰る。2階は住居なのだろうか、階段から落ちて左足を骨折、その左足をかばっていたら右足の神経痛が酷くなって、なかなか良くならないそうです。
チキンコンフィのスパゲティ
ブルーベリーとかぼちゃのアイスクリーム
わからない人には微妙に感じてしまうかもしれない個性のおじさんが作る料理は、こだわりを感じる手作りの味。それも、市販の調味料では絶対に出せない、まじめでシンプルな味でした。
私たちの他に客がいなかったこともあってか、おじさんは少し遠い目をしながらたくさんのことを話してくれました。郷里から出てきてコックとして修行を積み、大阪や名古屋にいらしたこと。伊勢市のレストランでは総料理長を務め、部下を10人以上束ねていたこと、バブルが弾けて職場を退いたこと。現在は赤字経営で他にアルバイトをしていること...
時代に翻弄され、バブル景気の波に浮き、そして沈んだおじさんは、化学調味料や加工済み食材を効率よく使うことができず、食を真面目に考え手づくりを重ねてきた。
ソロはもちろんトリオやカルテットで奏でるライブの音楽は、ミュージシャンの人柄や人生が音に現れると私は思います。料理は芸術作品ではないのでしょうが、数人以下のレベルで作る食事には、調理者の人柄だけでなく人生も反映されるような気がします。いい加減に作ればいい加減な味に、ズルく作ると誤魔化した味になる。
おじさんの人生が投影されたチキンコンフィはちょっとだけしょっぱい。でも刺激の強い化学的な塩分ではなく、ミネラルなど必要素を含有した少し複雑な塩気でした。ありがとう、コックのおじさん。何か大事なものの一部を受け取った気がします。
昼食後は北へと走りました。西側には頂付近に黒い雲々を連ねた鈴鹿山脈、その麓には田畑が拡がっています。相変わらずの曇天なのに、緑が鮮やかに見えて目に痛いほどでした。
全く目印の無いところでナビの指示通り国道を逸れ、細い道を進んでいってしばし、三岐鉄道三岐線の丹生川駅に着きました。
今回の立ち寄りポイントはここの貨物鉄道博物館。とはいえ月一回のみ開館の屋内展示は見れず、屋外展示の貨物車両を見て回りました。
丹生川駅
貨物車両群
通常車両の路線に
迫力ある貨物列車が運行
駅の詰所のおばちゃんと少し雑談を。この三岐線、利用客が少なそうなローカル線に見えますが、無人駅はごく少ないそうです。貨物列車の迫力にも同感。近くに鉱山があり、セメントは三岐線を経て港へと運搬され、一時は中部国際空港建設にも使われたそうです。空港の原材料が自然豊かな山の土砂ということですね。今まで想像したこともありませんでした。すぐ近くにコンパクトでかわいらしい三岐鉄道北勢線が走っていると聞き、行ってみることに。
小さな車両
アジサイが美しい
またしても細い道を通り、ナビが無ければなかなか見つからないだろう麻生田駅に到着。ナローゲージの車両を見ることができました。電車とは関係ありませんが、しかし何といってもアジサイが美しい。曇天だからこそ青や紫が映えますね。何だか呼びかけられているようでもあり、見とれずにはいられません。
ここからは桑名へ向かいます。
郊外は風が涼しかったのに、いなべ市街に入ると暑さを感じるようになり、桑名に入るころには疲れたのか、少々眠くなってきてしまいました。
おしゃれなカフェ
スイーツが欠かせません
バイク乗りオッサン2人には近寄りがたいネイルサロンの奥がカフェです。
シフォンケーキもいいですけど、コーヒーがおいしいかった! 苦みがあるのに爽やかで深い香り。眠気がすっきりしてきました。
今回はここで解散となります。はりねずみさん、いつになくマニアックなプチオフにおつきあいくださり、ありがとうございました。
解散後は少々疲れてきたこともあって伊勢湾岸道を使いました。が、名港周辺は横風を受け、軽量なZZR250には少々スリリングな帰路。平均燃費は26.4km/Lでした。
プチオフ会その40
15/02/07 愛知 豊橋〜蒲郡にて
居住地の最低気温は氷点下でしたが、出発するころには少々気温が上がってきて助かりました。2月に入ってから、寒さのピークは過ぎつつあるように感じます。とはいえ、風を切って走るので服装をしっかりと装備します。上半身に計6枚、下半身に計4枚、靴下には防寒カバー。寒さを我慢してもいいことはないですから。着膨れした格好を笑いたくば笑ってくれ。
今回はタイヤ交換&ホイールベアリング交換作業でショップ預かり中のZZR250に代わり、セカンドバイクの250TRを走らせていきます。直立ポジションは全身に冷風を受けて辛いものの、周囲が良く見渡せて、冬枯れの景色など自然と目に入ります。
R1沿いのコンビニで参加者のhirohitoさん、タカさんと合流。寒いのにありがとうございます。そして皆様お元気ですねえ。こうして冬も楽しみながらバイクに乗れるなんて、いいことだと思います。
豊川市中心部を回り込むように市街路を走り、豊川北部のコンビニでいったん休憩。だんだんと暖かくなってきました。ただ、タカさんは脚部骨折後のリハビリ中。冷やさないように、様子を見ながら行きましょう。
豊川市東部から豊橋市東部へと入っていきます。とりたてて見どころのない県道31号線、ちっちゃな用水路沿いを走る区間が私のお気に入りです。
寒空の中、農家の方々が葉を落としたままの果樹の手入れをされています。無節操に行き交う車両群に比べると、自然に溶け込む姿が印象的でした。
豊橋市街に入ると、小さくて飾り気のない、だけどセンスの良いお店があちこちに見られます。今度ゆっくりと、ひとつひとつ巡ってみたいですね。
今回は3台
昼食会場
「?」というところにある、一見目立たないカフェへ到着しました。ここが今回の昼食会場であります。一同、丁寧に手づくりされたオムライスを堪能するのでした。
オムライスがおいしいっ!
デザートもついてます
挽き肉のカレークリームソースオムライス、じっくりと味わいました。カレー風味なのに安直にカレー粉を入れず、じっくりと選んだスパイスが使われていますし、クリームソースも調味料や添加物に全く頼っていない。ごはんもスープで炊いてあるようで、只者ではないことがわかります。「仕込みには5〜6時間はかかるんですよ」と、スタッフのおねえさん。こんな並々ならぬ手間がかけられている料理を口にできるなんて、他に代え難い贅沢なのかもしれませんね。ごちそうさまでした。
居心地のいい店内は、すぐにお客で満席になりました。客層は家族連れや女性どうしが多く、私たちのような汚いオッサンライダーはまったく雰囲気にそぐわないでしょうけれど、いいんです。おいしいもの食べたいんです。
食後は豊橋市街を抜けて西へと向かいました。日ざしにやや強さを感じ、市街中心部は気温が上昇、着膨れした内側は暑さすら感じ、汗をかくほどに。それでも市街を抜けて海沿いを走る頃にはいくぶん気温が下がって快適になってきました。
交通量の多いバイパスを通り、豊川橋を渡っていると、豊川河口付近に小舟が数艘。アサリ漁をしているのでしょう、ごうごうと騒音を立てているバイパスのすぐ傍ですけれど、昔ながらの漁をされている姿がしっくりくるように見えました。
足湯タイム
オッサンの汚い画ですみません
蒲郡にあるラグーナの湯という施設に到着。足湯を利用します。賑やかな遊園地やショッピングモールが集った施設の一角にあるのですけど、足湯は外れに位置していて、良い意味で施設にはマッチしておらず、穏やかな雰囲気であります。
すっかり温まりまして、少々眠くなってきた後は、締めのスイーツタイムへと。
ごみごみとした蒲郡市街を抜けて、こんなところに? と見つかりにくいところにある、一風変わった雰囲気のカフェでございます。
個性的なカフェです
まったりと過ごしました
雑味が非常に少なくすっきりした香りのコーヒーと、しっとりとしたチーズケーキがおいしい。カフェの外観も内装も、どこか無骨な雰囲気にもかかわらず、客層は女性が多いです。
こうしたお店に一人で入れるかどうか、というような話題から始まり、あれやこれやと参加者の方々と話しました。hirohitoさん、タカさんとはもう何度もご一緒していて、ある程度遠慮なしにズバズバ物を言える関係が心地よかったりします。
日が傾いてきました。寒くなってしまわないうちに帰りましょう。今回は小さなカフェをはじめ、農家の方々や漁をされていた方々など周囲に流されず、効率優先社会に迎合しない、地に足を付けた人たちに、いい刺激を受けた一日でした。
250TRの平均燃費は28.9km/L。真冬に市街地走行を細切れに繰り返すとだいぶ悪化してしまいます。
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