小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2016/12/31

過去のプチオフ会記録 2016

2016年のプチオフ会の記録です。

プチオフ会その50 納会

16/12/29 愛知 瀬戸市内にて

冷たい北風が収まって灰色の冬雲が途切れ、大きく傾いた日差しが小さな旧い市街を弱々しく照らして消え、夕闇が迫ってきていました。

ここ数年ずっと名古屋市内での開催が続いていましたが、今回は趣向を変えてレトロな街並みが残る瀬戸旧市街で開催することに。私は一人だけ少し早めに現地入りして街中散歩を。まず深川神社へ向かいます。厳粛な雰囲気は無くて親しみやすく、地域に愛され大事にされている空気が優しい。

参道
神社前の参道

廃業した銭湯
廃業した銭湯と煙突

レトロで静かな商店街はただ歩くだけでも落ち着くし、商店街を外れた小さな川のほとりもどこか懐かしい気持ちになります。
ひと休みした喫茶店ではマサラチャイを。すばらしくおいしい。シナモンの風味も実によく、全く手を抜いてないことがよくわかります。内装もよく手が入っていて温かみを感じる空間。ツーリングの途中に立ち寄りたいお店がまたひとつ増えました。

すみません、前置きが長くなって。いよいよ納会の時刻となりました。
参加者のトラネコさん、はりねずみさんと合流し、お店へ。遅れて駆けつけたタカさんも交えて乾杯。当初狙っていたお店が予約で満席だったため、別の居酒屋となり、一抹の不安はありましたけど心配無用でした。

納会会場
納会会場です

もつ鍋
体が温まる

くつろげる雰囲気にすっかりリラックスでき、メインのもつ鍋はもちろん、おつまみ系の枝豆も卵焼きもじゃこ天もレベルが高くて大満足です。
しがらみや駆け引きなど不要な参加者どうしで交わす、他愛もない話や世間話もまたよろしい。が、それだけでは物足らない。せっかくの納会です。会話が途切れたところで、私から次のような質問をさせていただきました。
 ・オフ会に参加して、あるいはHPの記事を読んで、何を思ったか?
 ・どうしてそう思ったか?
 ・自分はどうしたいと思うか?
不躾で急な質問にもかかわらず、皆様快くあれこれ話してくださいました。オフ会のレポや日記をよく読んでくださっていること、気持ちを動かされていること、オフ会が参加者のバイクライフにそれなりに影響していること、…
皆様ありがとうございます。自分では全く考えていませんでしたが、こうして直接皆様ご自身が思っていることを聞くことができて嬉しい。何か大きなものを受け取ったような気がしました。

かなり満腹となったところでお店を引き揚げ。
地方の小さな商店街はほぼ全店店じまい。そもそも少ない人通りが限りなくゼロ。でも不思議と寒々とはしていません。閑散としているけど荒んでいない。どこかほっとする空気。地元を愛する気持ちや、何とかしていこうと頑張る気持ちが伝わってくるようです。なぜそう感じるのかはわかりませんが。

商店街
商店街は店じまい

2次会へ
良かった、2軒目が見つかって

商店街内の居酒屋まで閉まっておりまして、2軒目は駅前でラーメンしか選択肢が無さそうなのに、もう満腹で入らないという困った状況の中、静まり返った駅前のロータリーの向こうに灯りを発見。
偶然見つけたお店、しかもやや入りにくい入口をくぐると和風な小料理屋で、一同ここで飲み足すことに。この店がまた串物も揚げ物もレベルが高く、おいしい。さっき食べ過ぎたことが悔やまれます。まぁ、いつかまた来ればいいのですよね。

今回は1軒目も2軒目も、料理の味も居心地も良かった。事前に立ち寄った喫茶店すらも。名古屋市内から少し離れただけで少々文化圏が異なるかのよう。瀬戸市民にとっては当たり前で気づかないのかもしれませんけれど、こうした素朴で温かい良さが大事にされていることが印象的でした。
ご参加の皆様、慌ただしい年の瀬に必ずしもアクセスが良くはない場所での開催にお越しくださり、ありがとうございました。来年も何度かオフ会を開催しますので、ご都合が合えばまたお会いしましょう。

プチオフ会その49

16/12/10 愛知 西尾市近郊にて

当初は海近くのオシャレなカフェでもと考えていましたが、前夜の予報で風速6〜7mという表示を見て、強風を避けた別案に切り替えることに。
一気に冷え込んだ当日の朝、気温低下はともかく予報通り北西の季節風が厳しい。遮蔽物の無い場所では信号機が強風に揺れるほどでした。横風を受ける区間では斜めに傾いた姿勢になりつつZZR250を走らせました。
集合
師走なだけあって、週末でもいつもよりも数割増しで道が混んでいて、集合時間直前に集合場所に到着すると、私がドベで皆様すでにお待ちかねでした。参加予定者のうち一人がキャンセルだったのですが、今回飛び入り参加の方が。hirohitoさん、事前情報が無いのによく集合場所がわかりましたね。すごい嗅覚です。
さあ、強風に戸惑いつつ昼食会場へ。

昼食会場
今回はカフェでなく和風で

うどん
アツアツの味噌煮込みうどん

「ZZR250が2〜3台、スーと入ってきてびっくりしました。懐かしい。20年選手じゃないですか?」と大将が声をかけてくれました。すごい、大将。マイナーなZZR250をよくご存じで。私のZZR250は来年でちょうど20年です。
たくさんあるメニューの中から、私は台湾味噌煮込みうどんをチョイス。名古屋メシの一角、台湾ラーメンのエッセンスを取り入れたうどんなれど、これがまた本格的。単にミンチとニラとラー油を入れただけでは決してなく、きちんと数々の本格的な調味料を使ってあります。うどんももちろん、味噌も、辛みも絶品。ボリュームもあり、後を引かない、すっきりしたウマさで、大変おいしくいただきました。
順番待ちの方々が並ぶ中、そそくさとお店を出ました。この時点でまだ11:30を回ったところ。早いですが、次のスポットへ向かいます。

ごちゃごちゃした市街地を走り、少々迷いつつ無事到着したのが実相寺。それほど寒くなく穏やかな空間です。境内はクロマツに囲まれ、北風を遮ってくれていました。立派な松。それに風情のある本堂。他の寺院とは一線を画す佇まいでした。あまり注目されない、こうしたスポットもいいものです。

実相寺
実相寺

境内
穏やかな空間

次へ向かうも、なるべくローカルな道を選ぶつもりでしたが幹線道路を走らせようとするナビと完全に食い違ってしまい、迷った私はナビに根負けして混み合う幹線道路を走っていました。ご参加の皆様、つまらないルートですみません。 ともかく丈山苑に到着。

丈山苑
平地でも紅葉が始まっています

おやつ
抹茶に和菓子です

冬の庭園を眺めながら抹茶と和菓子をいただきました。ここ、以前のオフ会でも来たことがありますよね。(2009年11月のプチオフ会その16)
でも今回は若干目的が違うのです。
定刻を少し過ぎ、ホワイトコンサートと銘打った、女性4人のバンド:SKY☆METSによる演奏が始まりました。クリスマスソングを中心に、いろんなジャンルの音楽。ボーカルだけじゃありません。ピアノにアルト/ソプラノサックス、テナーサックス。本格的です。初めはバンドマスターのピアノがメンバーを引っ張る形でしたが、徐々に他のメンバー調子が出てきて、楽しそうに演奏していたのが印象的。
それだけではありません。真剣に楽器と向き合い、一途に演奏しているメンバーから言葉では表すことができない何かが伝わってきます。それは演奏者の内部から絞り出されたものではなく、演奏者を媒体として、目に見えないものがリズムやメロディーにのって響いてくるようでした。凝った演出よりも手作り感。軽妙なテクニックよりもハート。規模の大きさよりも大切なものがありました。

コンサート
小さなライブ(撮影許可あり)

解散
解散です

今回はいつもと趣向を変え、走りの要素はごくわずかながら和風なスポットを巡り、ライブを通じて生の音楽に触れたプチオフとなりました。
ご参加の皆様、寒い中管理人の趣味にお付き合いくださりありがとうございました。またご都合が合えば、一緒に走りましょう。

プチオフ会その48

16/10/15 岐阜 可児〜八百津にて

気温は下がってきたとはいえ、しつこいような湿気のせいか汗ばむ日々が続いていたのが、1週間前から空気が入れ替わり、急に涼しくなって乾燥し朝晩は寒いほど。
ともかく当日の土曜日は5週間ぶりの快晴。雨の心配無用なのが本当に助かります。反面放射冷却で朝は冷えて最低気温10℃。暑さでだらけた身体にとっては寒さがキツイ。こういうときは我慢せずにオーバーなくらい着込んでいきましょう。
集合
出発時は15℃でしたが標高が上がる県境付近などは体感気温がもっと低く、着てきて正解でした。集合場所へ下道を走って行くと数か所渋滞で流れが滞っており、到着が集合時間ギリギリになってしまい、参加者の皆様はすでにお待ちのところでした。
TORANEKOさんとタカさん、初参加のオーヤさんを交えてゆるりとスタート。
国道を逸れると県道はローカル色満点でガラガラ、適度にタイトなワインディングも楽しい。オーヤさんはVTR250を巧みに操り、無理なくカーブを次々にこなしていきます。さすがホンダのバイク、とても乗りやすそうです。タカさんとTORANEKOさんは... 意図的に間を空けたり、詰めてみたり? と皆様ローカルワインディングを満喫されているご様子。空いているので思ったペースで走れますね。
クネクネ、ぐるぐる、どこをどう走っているのかわからなくなるほどいろんな方角へ迷走しているように感じつつも目的地の八百津へ到着いたしました。

どこへ行く? なぜここで止まるの? というところにある目立たない食事処に到着し店内に入ると、お店のおねえさんが「いらっしゃいませ、ああっ! どーも、こんにちは」と、2ヶ月近く前に1回訪れただけの私のことを憶えていてくださいました。すごい記憶力ですね。

昼食会場
この日の昼食会場

ランチ
銀鮭とサラダのタルタルソース添え

ランチは品数がたくさんあって満足です。しかもおねえさんが「どうぞ、サービスでーす」だなんて、食後のコーヒーまで出してくださいました。それにコーヒーおいしい。2回目の訪問でこんなにしていただいて、ありがとうございます。近くへ来たら、また寄りますね。

食後は近くの公園へひとっ走り。“めい想の森”と名付けられた一角は、規模は小さいながら、とても丁寧に手入れされた木々が並び、地域を愛し自然を大事にする地元の方々の熱意がひしひしと伝わってくるのでした。八百津市街を見下ろす展望台からは木曽川がのぞき、かつて水運で栄えた面影を偲ばせるだけでなく、遠くには伊吹山まで見えて自然に抱かれていることを実感するのでありました。

紅葉
わずかに紅葉が始まっていました

展望台
展望台からの景色

八百津中心街へと移動し今度はお土産タイムです。コンパクトながら歴史を感じ、落ち着きのあるいい街です。和菓子屋さんを3件回り、それぞれの個性に感心しつつ、栗きんとんや栗羊羹など銘々がお気に入りの和菓子を購入したのでした。

さあて、仕上げのスイーツへと向かいましょう。八百津市街を後に、少々混雑する可児市街へと入り、ええっ? どこ行くの?というこれまた意外なところを曲がっていって、私のお気に入りのカフェへ到着。

スイーツタイム
お気に入りのカフェ

ケーキセット
アップルパイもコーヒーもおいしい

ほぼカウンターのみという店内に少々ひるんだ参加者の方々ではありましたけど、すぐに慣れたようで、気さくなママさんとの会話も弾みました。ママさん、ありがとうございます、こんなオッサンばかりなのに親切に応対してくださって。お客のおねえさんともちょっとだけお話ししたり。
ここで気づいたのですが、参加者の中でどうやら私が最も遠方から走ってきたようです。走りにグルメに景色、お土産、スイーツ、さらに地域の方々とのふれ合い。皆様、こんな良いエリアを今までほとんど走ったことが無いなんて勿体ないですぞ。また時間があるときに走ってみるといいかもしれません。

そろそろいい時間になってまいりました。ここで解散です。ご参加の皆様、ありがとうございました。下道だと混むので避けたいというご意見により、帰路は高速道路を選択。こちらもそれなりに交通量が多かったです。久しぶりの快晴だからですね。
今回の平均燃費は27.7km/Lでした。

現代社会に生きる私たちは結果を求められることばかりで、他人を実績で評価してしまいがち。他人だけでなく己の価値も結果や実績で判断するようになると心が乾いていく気がします。この日のように自然に包まれ、お店の方々の隣人愛とも言うべき愛情に接することで、少しでも心に潤いを感じることができるオフ会を、今後も開催できたらいいなと思っています。

プチオフ会その47 -番外編-

16/10/09 静岡 浜名湖畔にて

雨天決行ということは聞いていましたが、当日午前中の降水確率が60-80%という予報通り夜半から本格的に降り続き、止む気配を見せません。今回は雨中走行するさだめなのだと割り切って本格的に装備を調え、本来ならZZR250で行くべきところを比較的ウエットグリップの良いタイヤを履いた250TRで出発しました。
国道1号線を東に向かうと雨は止み、豊川市内から県境に差し掛かる頃には路面がほぼドライになるという皮肉なコンディションに。まぁ、こういうこともあります。

集合場所へは一番乗り。
しばらくすると発起人のkazさんに続き、スレイラルさん、オンボロさん、不東海林さんが到着されました。元ZZR250乗りの方々の間でkazさん主催のキャンプをここ何年も続けていて、参加者の方々は皆、過去10年近く前にこのHPのオフ会に参加くださった方々。そんな懐かしい方々が今回私を呼んでくださり、私は昼食だけ参加させていただくことに。ありがたいことです。10年前に数回しかも短時間走っただけの、ショボクレたオッサンなんて、声をかける価値すら無いはず。でもこうして再会し、互いの無事を喜ぶのには何か不思議な縁があるとしか思えません。

集合
集合場所

浜名湖半
浜名湖畔にて

皆様キャンプ装備満載なので、ゆったり湖畔を進み、昼食会場に到着です。

昼食会場
昼食会場

修理中
外れかけた部品の修理中

実は昨年同じ時期にお誘いを受け、参加するはずだったのですけど、自転車乗車中に四輪車に撥ねられる事故に遭ったため、1年越しに実現したことになります。当時は私のことを心配してくださったそうですみません、ありがとうございます。

パスタ
胡桃とほうれん草のジェノバソースパスタ

アフタードリンク
話が弾み楽しい時間が過ぎていく

私にとっては以前一度訪れただけのカフェですが、この日もパスタがおいしい。kazさんたちも喜んでくださったようで良かったです。
カフェのおねえさんにおいしかったことを伝えると、2か月ほど前に一度来ただけの私のことを憶えていてくださっていました。ほんの些細なことですけれど、市場経済の指標とは違う、小さな小さな、儚いつながりを感じます。

さあ、あまりお喋りしていると明るいうちにキャンプの準備が終わらなくなってしまうので、そろそろ引き上げましょう。

私たちは仕事でつながりがあるわけでもなく居住地も違う。バイク乗りという点では同じでも車種がバラバラで走り方も異なる。昔を懐かしんで思い出を語るだけというわけでもなく、共通点が多くもない。
仏教用語で「値遇」(ちぐ)という言葉があることを思い出しました。前世からの宿縁により現世で出会うという仏縁を意味するそうです。

私たちは現代社会の分別ある大人たちと比べてどこかハズれたところがあって、世間に翻弄されつつも社会のマリオネット(操り人形)になりきれない類の人間なのかもしれません。枠にはまり切らない人々は自ら旅をする。私たちは人生を旅していて、こうして束の間の再会を祝し、そしてまたそれぞれの旅路へと踏み出していくような気がします。
またいつか再会することを約束して。

幻のプチオフ会その46追体験

16/07/02 三重 四日市近郊にて

天候がすぐれずに開催中止になったプチオフその46ですが、このまま忘れ去ってしまうには我ながら口惜しく、時間ができた休日に単独で行ってまいりました。
往路はのんびりと下道で、とはいえ風情も何も無い産業道路の国道23号を進んでいくと、ところどころ流れが速くてZZR250の加速力では物足りない。というか何だか高回転域のパワーが薄いような... それと水温がすぐ上がるような気がするけれど、暑さのせいなのか、まぁ急がず行きましょう。
四日市の街中にある、初訪問のインドカレー店は駐車場が実質1台程度、駐輪スペースも実質1台。大型バイクはムリっぽい。う〜ん、プチオフで気軽に寄るわけにはいかないか... よくありがちなインドカレーのお店とは全く違い、外からは店内の様子が全くわからず少々入りづらい入口。えーい、と中に入るとそこは薄暗い、何か怪しい雰囲気すら漂う空間なのでした。

昼食会場
昼食会場です

インドカレー
2種類のあいがけカレー

濃い顔立ちの外国人が営業、ではなく、ごく普通なオジサンが一人で切り盛りされていました。私がスパイス好きと申し出たら、メニューには無かったゴーヤとキノコのカレーに、チキンカレーのあいがけを勧めてくださいました。これがおいしい! ヒーヒー辛いなんてことは全くなく、香りが良いのに拍子抜けするほどさっぱり、あっさりした味。なのに身体が活性化するのか少し汗ばんできます。丁寧に時間をかけてつくられた、心のこもった味でした。
気さくで優しい大将はインドに半年ほど滞在された経験をお持ちでして、東南アジアも旅したことのある私と妙にウマが合うというか、食の話や旅の話など、たっぷり話をさせていただいたばかりか、名古屋方面のおいしいカレー店をいくつか教えてくださいました。
この日は、6ヶ月の乳児を連れた若いママが一人で来店していて、初対面なのに仲良くお話させていただきまして、奇遇にも東三河地方出身だそうです。
チャイもおいしく、結局1時間半ほども長居してしまいました。何か名残惜しいですが、行かねばなりません。旅人とはそうしたものなのです。良い出会いをありがとうございました。

ガタガタッ。あれれ? 大きめの段差で異音が出るようになった。止まってフロントフェンダーを触ると、やっぱりグラついていました。昨年リベット打ち直したのに。帰ったらまた打ち直そう。
龍光寺
鈴鹿駅周辺まで走ってきました。歴史を感じる神戸の街はサーキット周辺とはまるで異なる、古き良き雰囲気です。今度ゆっくり来るとしよう。
龍光寺という古刹に立ち寄ると、静かで落ち着き、熱った心身が鎮まっていきます。
合掌したその刹那、何かを感じました。だけどそれが何なのかがわかりません。気のせいかもしれません。すぐにはわからなくても、いつかわかるときが来るのかもしれません。

今度は定番のスイーツタイムです。目星をつけておいた初訪問のお店は、やはり中の様子が全くわからず、入りづらい。

おしゃれなカフェ
おしゃれなカフェに入ってみると

フレンチトースト
オッサンはアウェー感満点

さて内部は... センス良くまとまった空間で、居心地が良い。はずなのですが女性客でいっぱい、ガールズトークが弾けておりまして、私のようなショボクレたオッサンお一人さまは、まったくもって場違いというか、アウェー感満点。女子力が上がっちゃう(?) オフ会で利用しようものならネタになっていたことでしょう。
でもせっかく来たことですし、これまた女子好みでありましょう、すっきりした味わいのコーヒーとともに、ゆっくりフレンチトーストを味わうと素材が良くて好印象。さすが三重県ですね。変質者に思われないよう、周囲を見回すことはしなくとも、甲高いガールズトークが嫌でも耳に入ってきます。そこは三重県、「せやなあ」なんて柔らかい響きが聞こえてくるので、こちらの気持ちもほぐれていくのでした。

帰路は高速道路を選択。幸いにも昨年の自転車事故で傷めた右手首の痛みがかなり少なく、快調に走れます。走れるはずでしたが、それもだいたい8,000rpmまで。9,000rpm以上回すとパワーが薄く、マフラーからはバババビビ〜と下品でウルサイ音と振動... う〜ん、キャブセッティングが終わったつもりでしたが、高回転域ではまだ薄いようなのでメインジェットを換えねばならないようです。今まで右手が痛くて飛ばす気分にはなれず、なかなか気づかなかったのでした。
私のだけでしょうが、ZZR250ってどこまでも手がかかるバイクです...

プチオフ会その46 代行企画

16/06/25 愛知 名古屋市内にて

三重県四日市近郊を予定していた今回のプチオフでしたが、ギリギリまで粘っても予報は回復せず、強く降るのは朝までながら、午後も降水確率が高いという意地悪な状況。プチオフは中止するしかありませんが、悔しいので名古屋市内でランチだけという代行企画を開催しました。
昼食会場
ただランチだけという企画にもかかわらず、プチオフ参加予定だったタカさんとはりねずみさんが電車で集合場所に快く来てくださいました。
さっそく徒歩で昼食会場へ向かいます。今回は初めて訪れるベトナム料理のお店。
オフ会で行くお店はすべて下見済みかのような印象があるのかもしれませんけれど、そんなことはなく、初訪問が半分以上ですよ。 私よりも名古屋市内に詳しいタカさんやはりねずみさんが想像していなかった、少々奥まった場所にお店はありました。

店内に入ったとたん、やわらかい刺激の(?)エスニックな香り。内装も過剰な装飾が無く、ちょっと期待してしまいます。

ハノイビール
昼間からビールなんて!

バインミーと鶏肉のフォー
バインミーと鶏肉のフォー

せっかく電車で来たことですし、ちょっと飲みたいじゃないですか。3人ともベトナムビールを注文。昼間から飲んでしまうなんて、ここ何年もありません。いえ、10年以上は記憶にありません。人によっては大勢集まってバーベキューをワイワイ楽しみつつ飲むという機会もあるのでしょうが、どうも私には合わないようです。やっぱりツーリングに出たい。走っていたい。
皆様少し気分が良くなって過去のオフ会の話をあれこれするうちに料理が到着。バインミーはさっぱり。フォーも薄味で脂の質が良いのか爽やかで身体に優しい印象。これだ、この香り。昔々何度か訪れた東南アジアの香りだ。何かと言われてもはっきり思い出せないですが、マレーシアで食べたラクサが近い気がします。でも、この優しいハーブとスパイスの香り、薄めの塩分が東南アジアの良さ。日本人向けにアレンジするとたいてい塩分過剰、牛脂や豚脂に唐辛子も過剰に加え、酸味を抑えてよくわからない風味になりがちですけど、ここは良い。名古屋で開催されるタイ・フェスティバルでは今まで味わえなかっただけに嬉しい。ハマってしまいそうです。大都市に位置するわりにはお店の雰囲気もどこか優しくて居心地が良かったです。
駐車場も駐輪場も無く、あまり気軽には来れませんが、また来たいと思いました。

ランチだけで解散、のはずでしたが、参加者からの「えー!スイーツほしい」という要求に圧され、急きょ近くのカフェを探して入ったのがレトロ系喫茶。

古き良き喫茶店
45年の歴史があるそうです

ケーキセット
飲んだ後にスイーツを

効率一辺倒のチェーン店とは異なる趣の、落ち着いた、古き良き喫茶店。飲んだ後のラーメンならぬスイーツもまた良いものかもしれません。
名古屋らしい深い苦みのコーヒーとセットにしたアップルパイは、先入観とは違って香料や砂糖がやや抑えてあっておいしくいただけました。

ご参加の方々、わざわざ電車で足を運んでくださってありがとうございました。次回はバイクで走ってお会いできることを願っております。

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