小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2018/12/09

過去のプチオフ会記録 2017-2018

2017〜2018年のプチオフ会の記録です。

プチオフ会その55

18/12/08 愛知 新城近郊にて

前々日まで日中20℃前後に達するほどの、とても冬とはいえない陽気だったのに、前日夕刻から気温が急降下。天気予報でも真冬並みの寒気がやってくることを告げており、山方面を避けた市街地プランに。
当日朝は最低気温6℃と数値上それほどでもないものの、風は冷たい。でも、走り出すとそれほど寒くはなく、予想外に日差しが思いのほか勢いがあるように感じます。もっとも往路は追い風だから体感温度が下がらないのでしょう。随所で道が混雑しています。師走ですね。ところどころ工事渋滞も発生し、しっかり着込んだのがオーバーに思えるほどで少々暑くなってまいりました。
集合
集合場所へはほぼギリギリに到着。既に参加者のはりねずみさんがお待ちでした。

ひとまず2台で出発。え? ここ? という角を折れていって昼食会場に到着です。今回はジビエが目的。しし鍋定食も気になりましたがそこまで寒くなく、しし焼肉定食をチョイス。臭みなど皆無なのに肉質がぎっちり詰まった滋味豊かな味。記憶に残る味です。

昼食会場
昼食会場に到着

しし焼肉定食
しし焼肉定食です

食後、私のZZR250のサイドスタンド下にわずかなシミを発見... なんだろう? 何か漏れてるぽいですけど、エンジン直下ではなく、原因がわからず。ともかく道の駅へと移動しました。
道の駅では各種地元食材が販売されていて、ブラブラするとジビエコーナーで足が止まりました。定番(?)の猪肉や鹿肉、馬刺しに加え、熊肉や骨付きうさぎ肉! あー食べてみたい。
道の駅
ここで途中参加の真緒さんがご到着。長距離移動の疲れをとることも考えて、ゆるりと足湯に浸かります。冬装備ですから足湯だって面倒で躊躇しますけど、やっぱり温まるし、気持ちにゆとりができますね。

山方面に行けそうな天気とはいえ、この後は気温が下がる一方。風も強そうなので市街からあまり外れることなく南へ向かいます。
この辺りの道路事情に詳しいはりねずみさんが先導くださいました。はじめは私も知っている道でしたが、途中から川沿いの堤防道路に入り、通ったことのないコースで新鮮です。障害物の無い吹きさらしの場所では少々フラつくことも。冬ですねえ。
え?というところで川を渡り、予想もつかないルートでJR飯田線を越え、佐奈川に架かる橋を渡ってカフェに到着。はりねずみさん、いい道を教えてくださり、ありがとうございます。

カフェに到着
住宅街の中のカフェ

いちごのタルト
いちごのタルト

コーヒーもスイーツも期待を裏切らない、いえ、期待以上のおいしさ。丁寧に作られた味です。まったりとくつろいだ後、解散しました。
ご参加の方々、おつかれさまでした。

帰路、気温がぐんぐん下がっていく中、私は北西の季節風をまともに受けながらの走行。オーバーだったはずの冬装備が幸いし、ちょうどいいか、僅かに寒いくらいでした。と思っていたら体が冷え切って翌日は風邪気味に。
しかし僅かなオイル漏れをいずれ対処しないと... 旧い車体は手がかかります。私のZZR250は初めから手がかかった気がしますけど。



プチオフ会その54 納会

17/12/29 愛知 一宮市街にて

この年も納会の時期となりました。歳を重ねるごとに月日の経つのが早くなり、何だかますます加速している気がします。
一宮駅前の華やかなイルミネーションを後に、商店街を進んでいきます。駅構内とは打って変わって行き交う人々の姿が少ないですけれど、新しい中にも旧いお店が残る一宮の街が私は好きです。日が落ちて気温が下がっていく中、参加者の方々と待ち合わせて会場に選んだお店に向かいました。

商店街
夕刻の商店街を抜けて

1次会
外観が既に個性的


乾杯
まずビールで乾杯

お茶漬け
お茶漬け “龍馬ぜよ”

ビールで乾杯し、つまみをいただくとこれがおいしい。中でもポテトサラダが素材の味を生かした風味で一切手抜きしていません。メインディッシュはお茶漬け! 私は「龍馬ぜよ」というメニューを選択すると、漬けマグロも出汁も上品なお味でございました。
お一人で切り盛りされている大将は上機嫌。「お茶漬けは競争相手がおらんでラクだわ、ガハハ」と豪快に笑いつつ、お喋りが弾みます。人によっては過剰サービスのように思えるかもしれませんが悪い気はしません。好きなことだけをやっとるよ、と仰る大将の創り出す味が、探究心と経験に裏打ちされているからでもあります。私自身も己の信じる道を進むべきではないのか、そう考えさせられる機会でもありました。

バー
老舗のバー

ジントニック
ジントニックからスタート

2次会は雰囲気を変えて老舗のバーへ。
初めて入ったお店でしたが、温かく親しみやすい空気。ジントニック、モスコミュールで止めておくはずが、居心地の良さに気持ちがほぐれて裏メニューのマツカゼまで味わいました。フードもタコピザ、揚げマンといった変わり種だけでなく焼きそばも旨い。お酒もフードも軽く考えておらず、客を大事にしている。大事にされた常連客が歳月をかけてお店を支えているような、そんな歴史を感じました。年配のマスターをはじめ、中年世代らしきバーテンダーも若い女性スタッフも優しい。常連客に対しても、私たち一見さんにも。
納会に参加くださったはりねずみさん、トラネコさんとはお互いそれほど話し込むことがありませんでした。気を遣わない関係というか、気に入られたいと意識しなくてよい。カウンター席に座ることができた私たちは仲間内で盛り上がったりするような閉じた世界ではなく、お店の方々とも時々お喋りが弾み、水平で開いた世界を楽しんでいました。

戸外へ出ると気温は3℃。瞬く間に体が冷えていく寒さにもかかわらず、心は満たされておりました。気ぜわしい年の瀬ながら、今回2軒とも落ち着いていて素敵なお店でした。良い出会いに感謝しています。

プチオフ会その53

17/12/02 愛知 碧南近郊にて

真冬の寒さになる一歩手前。快適というわけではありませんが、平地では路面凍結の心配無用なコンディションで、日中ならツーリングを楽しめます。それでも風がやや強いという予報通り、遮る物が無い場所では冷たい風に体温が奪われていき、冬を感じます。 集合
随所で渋滞気味だったり、流れが悪かったりするところも師走らしいです。集合場所で参加者の方々と歓談しようにも体が冷えてしまい、そそくさと出発しました。
市街地をまったりと走り、「?」というところを脇道へ逸れると、目的のレトロチックなお店がありました。ナビが無ければ探し出すのが相当難しいでしょう。地元の方々で賑わう昭和レトロな店内は、少々こじんまりとしていながら、どこか居心地の良い、親しみやすい空間でした。

昼食会場
昼食会場に到着

レトロなお店
昭和レトロなお店です


カキフライ定食
カキフライ定食

コーヒーつき
コーヒーもついてます

カキフライ定食は¥850の庶民価格ながら、臭みがなくジューシーで柔らかなカキフライがおいしい。小鉢のおかずも懐かしい味で満足です。
「どちらからいらしたんですか?」元気な女将さんが私たちに話しかけてくれました。どうしてここに来たのか訊かれたので、「碧南市場」というサイトを見たことを話すと、ときどきだけど頑張って更新しているので嬉しいとのこと。そこからなぜか話が弾み、創業80年(!)のこのお店では長年メニューを変えずに営業していることや、近くのお店の方でNSR250Rに長年乗り続けている方のこと、自転車が趣味で遠方までお出かけになる娘さんのことなどなど... 気がつくとずいぶん長いこと話しておりました。ありがとうございます。お仕事中、長々とすみませんでした。また今度、近くに来たら寄りますね。

進路を北へ、強くはないですけど風は乾いて冷たい。鼻や喉が乾燥してチクチクしてきたような気がします。途中、油ヶ淵にも寄ろうとしましたが、冷えそうなので通過。やってきたのは昨年も訪れた丈山園です。 平地なだけにピークはまだ少し先のようですが、色づきつつある紅葉が美しい。

紅葉
紅葉が美しい

お抹茶と和菓子
お抹茶と和菓子をいただきます

お抹茶とお菓子をまったりと、のはずがこの日は大勢の客が訪れて落ち着きません。というのもこれからイベントが始まるからであります。
サクソフォンとハープの組み合わせ! 広くはないお屋敷にぎっしりと聴衆が詰めかけた中、クラシックコンサートがスタート。(事前に撮影OKなことが告知されました)
クラシックとはいえ、ピアノやヴァイオリンではなく、ハープとサクソフォン。ハープの伴奏に、アルトサックスやソプラノサックスが柔らかくメロディーを載せていくのでありました。新鮮ですね。曲目もクラシック曲のみならず、童謡、演歌、タンゴを織り交ぜたバリエーション豊かな構成で楽しかった。エアコンのない吹きさらしの会場なので少々寒かったですけど。
はりねずみさん、トラネコさん、寒い中おつきあいくださりありがとうございました。また都合が合うときにご一緒しましょう。

平均燃費はちょうど30.0km/L。前月の県外ソロツーリングと合わせた平均だし満タン法なので、あくまでも参考値ですけれど、この時期にしては良いほうでした。

プチオフ会その52 -番外編-

17/10/08 静岡 浜名湖畔にて

前々日まで秋の冷え込み。前日も雨模様で気温が上がらなかったのに、この日は晴れて暑くなる気配。連休中ですし混雑しているであろう東名高速を避け、国道1号線を250TRで東へ向かいます。交通量は多めながら快調に進んでいると、豊橋バイパス終盤で突如フン詰まったかのような渋滞。やはり快晴の連休なことだけあります。道の駅潮見坂も大混雑で落ち着きません。バイパスが片側1車線から2車線区間に入ると渋滞は解消し、スムーズに流れるようになりました。
集合
待ち合わせ場所でkazさん、スレイラルさん、takuzoさん、不東海林さんと合流。前年に続き、kazさん企画のキャンプツーにお邪魔いたします。並み居る大型バイクに気兼ねしつつ、最小排気量の250TRを先頭にゆったりと走り、途中ちょこまかと小径を走って昼食会場に到着しました。

ピークは過ぎているはずでしたが、それでもそれなりの長さになっている行列に並ぶこと約40分。それでも早めに店内に入れてラッキー、と喜んでいたらここから長かった... 1時間弱辛抱し、やっとのことでアツアツの餃子をいただくことができました。

昼食会場
昼食会場

浜松餃子
浜松餃子です

このお店は個人的に10回以上来ていますが、相変わらずあっさりとした優しい味。多めに見えた定食をサクサク平らげるのでありました。

昼食後はキャンプ場へ向かいます。県道を進むと間もなく酷い渋滞。そして暑い。たまらず脇道に逸れるとそこはお祭りの真っ最中! 山車の通行のため、一般車両はストップとなり完全停止。まぁ近くで山車を見ることができてお囃子も聞けて良かったです...
ここでtakuzoさんはお帰りに。本日はありがとうございました。
ようやくお祭り区間を抜けて先へ進むと、先の区間もお祭りのため完全に通行止めになっておりまして、しかたなく元の県道に戻ろうとするも県道を右折したいところが中央分離帯のため、いったん左折し交差点でUターン。大型バイクの皆様、さぞかし苦痛だったことでしょう。申し訳ない。
この後は順調かと思いきや運河を渡る橋が渋滞で詰まっていて、ロスばかりでした。ようやくキャンプ場に着いたときにはもう夕刻。他の方々は設営や買い出しに、日帰り予定の私は単独行動をとって近くのカフェへ。

1ヶ月ほど前にオープンしたばかりのカフェ、いえ、カフェというよりコーヒースタンドというほうが似合いそうな小さな小さな店舗。2ヶ月ほど前に別の店舗で1度お会いした、カフェのマスターが私のことを憶えていてくれていました。おいしいコーヒーをいただきながら、ゆっくりとたくさんのことをお話しさせていただきます。
マスターのお知り合いというお客の若いお兄さんにもゆっくりお話を聞くことができました。お兄さんは自慢しない。実績を強調しない。上昇志向を感じさせない。何かと制約のある日常の中で、現実逃避せずに精一杯自分らしくあろうとする姿勢が眩しい。迷ってばかりの愚かな私とはレベルが違うような気がしました。

カフェへ
カフェへ

浜名湖畔の夕日
夕日が美しい

「外に出ませんか」
若いお兄さんに誘われてカフェの外へ出て水辺に近づくと、穏やかな湖畔は世知辛い世間とはまるで異なる別世界でした。
私たち人間は自然と切り離されて生きていくことはできない。人間は自然界の生き物。水のそば、山のそばで自然を感じながら生活すべきなのかもしれません。

残念ながら日没と同時にカフェは店じまい。夕食処へと向かいました。
kazさんたちと合流した後、店内が満席のためここでも待ちました。この日は待つばかりの日となってしまいましたが、連休中だし、こんなものかもしれません。

夕食会場
夕食処

天ぷら定食
私は天ぷら定食を

待たされて食べたのですから美味しく感じるはずの夕食なのに、それほどとは思わなかったのは、待つことばかりで疲れてきたせいでしょう。お店の見た目に反してスタッフの方々が気さくで少し柔らかい雰囲気だったことが嬉しいです。
kazさん、スレイラルさん、不東海林さん、夕食までご一緒くださりありがとうございました。また機会があれば共に走りたいと思います。

帰路は浜名バイパスから豊橋バイパスを通り、国道1号線。昼間とは打って変わって空いており、快速特急状態。のんびり派の250TRで流れについて行くのは難しい区間もありまして、信じられないほど少ない所要時間で帰宅できました。

プチオフ会その51

17/02/19 愛知 豊橋市近郊にて

集合 日に日に僅かずつ日照時間が長くなり、冬の終わりが近くなってきたようです。
前日の季節外れの暖かさが一転、寒くなるという予報にビビった私は冬装備を固めて250TRで出発。何となくZZR250よりも250TRな気分だったので。
集合場所に着くと風が強くなってきて、エンジンを止めた250TRは瞬く間に冷えていきます。参加者の方々が揃ったところでこの日の昼食会場へと向かいました。

昼食会場
和風な昼食会場

豊橋カレーうどん
豊橋カレーうどん

数々のメニューに目移りしたものの、結局全員が豊橋カレーうどんをチョイス。とろみのある優しいカレーのつゆとうどんの上に彩りある具材が添えられて見た目も楽しいし、クドさもなくおいしいです。熱々のうどんにもかかわらずスルスルと入ってゆき、底に敷かれたごはんもとろろもペロリと完食いたしました。
なあんだ、それほどのボリュームじゃないな、と頭では思っても腹にはずっしりとした重みを感じたのでした。

次に向かったのは豊橋公園。いつも混雑している印象のある国道を避けて狭い市街路を抜けるつもりが、想像以上に混んでいて読み誤りました。季節が夏だったら暑さで苛ついてしまったことでしょう。
通り過ぎるばかりで、立ち寄ることはなかった豊橋公園に到着。市街中心部にあり、国道1号のすぐそばなのに静かです。

豊川
豊川を臨む

公園の梅
梅の季節ですね

公園内は強い風が木立に遮られているようでした。静かな空気と点在する歴史遺産のみならず、穏やかで優しい雰囲気がとても印象的。区画が整然とされているわけではなく、幾何学的なカーブでもなく、どこか有機的な曲線で構成されていて、松をはじめとする木々が丁寧に手入れされていることも、親しみのある落ち着いた佇まいの一因だと思います。決して華やかさはないものの、この状態を大事に保存し続けていることに、地域の方々の意識の高さを感じるのでした。

吉田城
梅と吉田城

豊橋公会堂
豊橋公会堂

適度に歩いて体を動かしたのに、まだカレーうどんの重みが腹に残っております。まぁいいや、スイーツタイムにしましょう。豊川方面へと向かうと、日差しに力があるように感じて暖かく、ハンドルグリップを握るウインターグローブの中が汗ばんでまいりました。
住宅街の中へ入り込んで、お気に入りのカフェに到着。バイカーには縁が薄そうな雰囲気に戸惑う参加者たちを横目に、私はすかさずカウンターへ着席、ママさんにご挨拶を。半年ぶりくらいでしょうか、ママさんが私のことをしっかり憶えていてくださってありがたい。

アップルパイ
至高のアップルパイ

解散
解散です

焼きたてのアップルパイがすばらしい! りんごもバターもパイ生地も。口に含んで軽く歯を当てた刹那、例えようのない無上の幸福感に包まれるのでした。一人悦に入る私の横で、カウンターの雰囲気にまだ慣れないのか、仲間うちでお喋りが弾む参加者のタカさんとはりねずみさん。このカフェもそうだし、昨年訪れた飯田のカフェも敷居が高いと仰る。そうかなあ。入っちゃえばいいですよね、ママさん。他人からどう思われようと気にすることはないと考える私がおかしいのかもしれませんけれど。

ご参加の皆様、寒い中おつかれさまでした。ちょうど花粉が飛び始めて帰路は目がチカチカしましたが、今年の寒さで溜まった疲れや体の凝りがほぐれたようです。
参加者のはりねずみさん曰く、私が主催するオフ会は事前に行き先もあやふやで、毎回がミステリーツアーだ、とのこと。確かにその通りで、画一性とか予測可能性がほとんどなく、世間の潮流から見事に外れていることでしょう。でもバイク乗りって、非画一性を好み、安心を求めない人々も少なくないはず。他の人たちがどうだろうと、他人に迷惑をかけない範囲で自由に行動すればいいと私は思います。
花粉が収まるまで私はしばしオフシーズンに入ります。そろそろ今年の年間プランを立てる時期ですね。

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