小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2023/10/15

SWISH プチカスタム事例

原二スクーターらしい実用的なカスタム例を主に紹介します。

ご紹介しているカスタムを奨励しているわけではありません。
また、作業は自己責任でお願いします。

GARMIN nuvi250 (正しくはnüvi250)日本版

効果 <☆☆   >

nuvi250 ポータブルナビ
2008年購入、地図は1度更新し2010年版。新東名すら入ってない上にナビのルーティングは賢くなく、画面もコンパクトすぎ、内蔵バッテリーがヘタっていて満充電でも動作時間が数分以下。15年近く経った製品なのでしかたありません。高速に乗れないSWISH、ナビだけを頼りに遠方へ出かけることもない私にはこれで十分です。

初めはアクセサリーバー:NANKAI ミラーパイプクランプ2をバックミラーと共締めしマウントを設置、nuvi2582を使っていました。しかしアクセサリーバー自体が重いため暖機運転中はもちろん、段差を走行したときも大きく震えて心配になるほど。そこで使わなくなっていた古いポータブルナビ:nuvi250を引っ張り出し、四輪用クレードルを加工、汎用ステーへ取り付けてバックミラーと共締めしました。作業時間は1時間弱。アクセサリーバーに比べ汎用ステーは劇的に軽く、振動が大幅に減少しました。
価格は汎用ステー:八幡ねじ 補助金具KL-10(穴サイズ加工)¥362(税別、21/9月)、過去所有車両からの転用分は、USBケーブルが¥1,980(税別、13/8月)、nuvi250本体が¥39,800。(税別、08/2月)

HEBEアクセレーターアシスタントマット

効果 <☆☆☆  >

アクセルグリップアシストレバー。SWISHはハイスロならぬロースロットルでして、街乗りなら何も不都合を感じませんが、郊外路、特に流れの速いバイパスを走行するときにはアクセルをワイドオープンせざるを得ません。右手の握力だけでワイドオープン状態を保持するのが少々苦痛に感じ、250TRで使っていたアシストレバーを取り付けました。
画期的にラクかというとそこまでではないものの、地味に助かります。価格は¥1,200。(税別、16/8月)

Y's gear リアボックス

効果 <☆☆☆☆ >

リアボックス 原二スクーターと相性の良いリアボックス。SWISHのシート下スペースはそこそこ広く、2020年現在使っているフルフェイスのヘルメット:OGK KABUTO KAMUI-Uを横向きに収納できますが、積載量を増やしたくて新車購入時に取り付けました。
当初安価な別ブランドを取り付ける予定でしたが、ショップに在庫がなく、取り寄せに時間がかかることがわかり、代わりに在庫していたY's gear E300NYを破格値で取り付けていただきました。見た目は思い切り実用車になるものの、とても便利。通常はヘルメット収納に使い、ときどき買い物の荷物を収納しています。

異音防止ゴムシート 走行中の振動でゴトゴト音がするのが気になり、少しでも軽減できないかとネット上の情報を参考に、フタのかみ合わせ部分に厚さ1mmの異音防止ゴムシートを貼りつけました。通常走行時は異音が激減し快適です。道路の段差がキツイ場所では異音が残りますが、構造上、無音するのは難しいようです。
ゴムシートはホームセンターで購入、価格は¥168(税別、22/9月)

NUTEC NC50/NC51

効果 <☆☆☆☆ >

エステル系部分合成オイル。100%化学合成エンジンオイルではありません。
空冷単気筒には安価な鉱物油がベスト、化学合成油はかえってエンジンに良くないという説もあり、足代わりでもあるスクーターに化学合成油なんて要らないかも。
でもSWISHのエンジンオイル容量はたったの650ml。個人的にはなるべく良質なオイルを選びたい。今まで所有したバイクで使ってきているように、SWISHにもNC50とNC51をブレンドして使っております。
他のオイルを試してないので比較できませんが新車時のオイルに比べてエンジンノイズが少なく、さらにスムーズに回るように感じます。速さには何の関係もありませんけれど長時間乗車の際は疲労度合いに差が出てくるかもしれません。
価格は\2,450/1L。(税別、20/1月)

PAPA corporation SUPER ZOIL ECO

効果 <(効果不明)>

SUPER ZOIL ECO エンジンオイル添加剤。過去乗っていたZZR250や250TRで使い、何となく良さそうだったのでSWISHにも使っています。比較的新車に近い走行約3,000km時点で投入したせいか、特に体感効果はありません。空冷にしては静かでスムーズなエンジンがさらに静かになったような気もします。そのため、かえってパワーダウンしたかのように感じることもあるかもしれません。
エンジンの摩耗を抑え、部品の寿命を延ばすそうですが、自分のバイクで効果を計るわけにはいかず、少しでもエンジンのコンディションが長持ちすればと思います。

NGK motoDX CPR7EDX-9S

効果 <☆☆☆  >

ルテニウムプラグ。ノーマルプラグがまだ劣化する前の、走行2200km時点で交換。外したノーマルプラグは素人目ながらキレイで良好な燃焼状態に見えました。
プラグ交換後、はっきり体感できるような変化はありません。些細な差ですが同じように加速したときにアクセル開度が僅かに少なくなった気がします。ですが、パワー感も薄くなったような... 加速中のエンジン回転数が500rpm低いときがあり、回転数が少なければ出力も少ないのは当たり前。それではとプラグ交換前と同じようにアクセルを開けてもあまり変わらないような... なんとなくエンジンオイルを粘度の低いものへ交換した直後のような感触に近いです。
価格は¥2,200。(税別、20/6月)

BEAMS CORSA-EVOUステンレスサイレンサー

効果 <☆☆☆  >

BEAMS CORSA-EVOU エキゾーストパイプ&サイレンサー
わりとしっかりと作られている印象で思ったより軽くはありません。存在感を主張せず、おとなしい外観なのが個人的にお気に入り。車体外側への張り出しが少なくなり、車体幅がスリムになります。
全体的にアクセルレスポンスが良くなって特に平地ではスピードを乗せやすく、流れの速い幹線道路でも走りやすくなった印象です。前述のプラグ交換との相乗効果かもしれませんが、まるで排気量が125から130cc程度に上がったかのような、ハイスロに換えたかのような、微々たる差ではありますが確実に乗りやすくなりました。
ただし60km/hを超える速度域でアクセルをワイドオープンするシーンではノーマルとの差を感じにくく、ピークパワーはほとんど変わらない印象です。
交換後の音量は、アイドリング〜低中回転ではさほど音量が変わらず、うまく消音できていると思います。近所迷惑になるような音ではありません。急な上りなど負荷がかかる場面では明らかに音量が増えていますし、ビリビリとした微振動がハンドルやシートに伝わるようになり、レスポンスアップとのトレードオフかもしれません。
交換作業時間は慎重にゆっくり、サービスマニュアルや取説を見ながら2時間ほど。エキパイのフランジ取り付けが真下を向いていて、見づらく作業しにくいのと、サイレンサーバンドの傷つき防止ゴム端の耳というかリブをバンド外側に出すのに手間がかかりました。スプリングフックレンチはあったほうがよいと思います。価格は¥50,000。(税別、20/9月)

[追記 23/08/27]
パイプ溶接部分にきれつが入り、1周まわって完全に分断してしまったようです。少々心配になって、ショップの信頼できるメカニックスタッフに診てもらいました。全長が短いスクーターはパイプにねじれる方向の力が加わることがあり、構造上しかたないそうです。溶接が破損してパイプが差し込まれているだけの状態になっていますが、排気漏れは無く、今後も特に心配要らないだろう、とのことです。わざわざ分割差し込み構造を採用して負荷を逃がしていることから、逆に、マフラーメーカの技術力がうかがい知れるということでしょう。

桑野 ダイレクトパワーシステム Mini-Ra

効果 <☆    >

IRC MB520 バッテリー電圧安定供給装置
以前ZZR250で使っていたもので、当時は低回転域のレスポンス向上効果を体感していました。物置の隅に転がったまま放置されていたのを見つけ、どのみち捨てるのなら、と取り付けてみました。(23/1月 取り付け)
やっぱり効果は無いです...
強いて言えばふだん、ほぼ使うことのない4〜5,000rpm以下で微妙な差があるような無いような。
購入したのは昔々、2003年か2004年、価格は当時¥6,800だったようです。

IRC MB520

効果 <☆☆☆☆ >

IRC MB520 リプレイスタイヤ
購入から3年、純正装着のMAXXISタイヤはリアがスリップサインまでもう少し、フロントはまだ溝が残っている状態でしたが、何でもない交差点でフロントが突如スライド、肝を冷やす思いが2度ほど続き、交換を決めました。経験豊富なショップのスタッフさんの話では、海外ブランドのタイヤは初期性能は良くても経年劣化が早い傾向だそうです。
IRC MB520に交換後は摩耗した純正装着タイヤに比べてクッション良好なのは当然ですが、安定感や落ち着いたハンドリングが印象的。グリップ感も不安なく、特に街乗りでは安心感があります。少々残念なのが、ワインディングをそこそこのペースで走ろうとするとき、バンク角が浅いうちはやや安定志向かなと思わせる程度ですが、ペースを上げてバンク角を深くしていくと倒れないようにフロントが粘る挙動になります。粘るというより頑なに抵抗する感があり、本来ならば軽く逆操舵のはずが、その逆の正操舵という状況に... いえ、これは10インチ車であまり飛ばすなというシグナルだと捉えれば、欠点ではないのかもしれません。前後同サイズで価格は¥6,200/本。(税別、工賃別、2022/7月)

KURE ドライファストルブ

効果 <☆☆☆☆ >

ドライファストルブの塗布 乾性潤滑剤
フロントとリアサスロッドに塗布、施工後直ちに効果を感じました。ノーマル状態では細かいコツコツとした振動が常時発生していましたたが、カドが取れてフラットな乗り心地に、初めは少々気味が悪いほどでした。リアは少し腰がラクに、フロントも細かい突き上げが激減し、手や腕がラクになります。柔らかめの新品タイヤに履き替えたよう、と例えていいかもしれません。舗装の良い良路は抜群に快適な一方、10インチホイールのため大きめの段差ではある程度衝撃が来るのは避けられません。それでもガッという衝撃が、ドッと幾分マイルドになった感触。
施工は多少手間がかかります。リアサスはセンタースタンドをかけ、ダストブーツを内装剥がしツールで持ち上げ、隙間からスプレー。フロントはまずジャッキアップして前輪をリフト、次にダストブーツ下側の勘合を外し、やはり内装剥がしツールでダストブーツを持ち上げながらスプレー。作業は実質15〜20分程度です。
効果がどの程度続くのか不明ですが、仮に3か月〜6か月ごとに施工するとしてもさほど面倒な作業ではないと思います。
価格は¥619、スプレー数十回以上分ありそう。(税込、21/9月)

NUTEC UW-75

効果 <☆☆   >

エンジンオイルではなくギアオイル投入 ギアオイル。ファイナルギアオイルに使用。
もともと四輪(6MT)のミッションオイルに使用した残りを10年ほど保管していた古いものですので、以下は参考程度にご覧ください。
交換前に新車当時から入っていた、おそらくエンジンオイル10W-40よりも粘度が低い印象です。冷間時にセンタースタンドをかけてエンジン始動すると、交換前は真夏を除いてスピードメーター表示が2km/hだったのに対し、交換後は真冬を除いて1km/h表示です。交換後にギアノイズが静かになりましたが、もともとギアノイズよりもエンジン音やVベルトが振れてるぽい音が大きいことから、きっと気のせいでしょう。
サービスマニュアルではファイナルギアオイルの指定油脂はエンジンオイルですので、ギアオイルを使用するのはオーバースペックかもしれませんけれど、私のケースは余っていたオイルの利用が大きな目的です。
参考価格は¥5,600/L(税別、23年7月)、ギアオイル交換量が50mLなので、実質¥280/50mLですが、SWISH 1台で1Lを使い切るのは難しいでしょう。購入当時は¥5,000/Lだったような...
YAMALUBEギアオイル¥1,470(税別)などと比べれば、奢った位置づけになります。

comtec ZERO 12L

効果 <なんとなく安心感?>

四輪車用GPSレーダー探知機comtec zero 12L 2013/7月に購入し当時所有していたZZR250で4年半使用後、使わなくなりしまったまま、あとは廃棄するばかりとなっていたものを引っ張り出しました。原付二種にレー探なんてアンマッチでしょうけれど、SWISHに空いているアクセサリー端子があったことから面白半分で付けてみました。非防水なので雨が降ったら何か適当なカバーを被せねばなりません。
表示がインジケーターランプのみ。際立つコンパクトさで設置スペースは最小限。あまり目立たない印象です。概ね40-50km/hまでは警報音に続く音声アナウンスまでかろうじて聞き取れますが、50km/h以上になると警報音は聞こえても音声アナウンスまでは聞き取れなくなってきます。それでもインジケーターランプがGPS、レーダー波、カーロケ含む無線とがそれぞれ独立していて、何をアナウンスしたのかある程度は推測可能。
役立つ機会は無いかもしれませんけれど、流れの先頭を走っているときや遠出したときなど、無いよりは多少安心といった感触です。価格は\16,800。(税別、13/7月)

私の要領が悪いせいで取り付けに手こずり、途中でパーツを買いに行くなど約4時間かかってしまいました。まず電源取りだし作業。フロントレッグシールドを外そうにもツメが固着していてなかなか外れず、力を込めたとき不意に外れて尻餅をつき、取り落としたフロントレッグシールドが強い風に舞い、2度3度と地面を転がって、あちこちキズが入る始末。
comtec zero 12L アクセサリー端子は110型。汎用性を考えて電源ソケットを用意しレー探側の電源コードと接続しました。続いてバックミラーを左右外し、フロントハンドルカバーを外してからレー探の電源コードを取り回しタイラップで固定。ハンドルカバーのミラー穴にコードを通しておき、外した部品を元通り取り付け。左のバックミラーとユニバーサルステーを共締めし、レー探本体を設置しました。


[おまけ- GPSデータの更新]
comtec zero 12L 購入から約8年経過しているにもかかわらず、無料で最新GPSデータのダウンロードが可能です。(21/3月現在)
私の場合、使わずに放置していた期間があり、あそらく4年ぶりのGPSデータ更新作業。
以前はWindows7のPCでフツーに作業できていて、今回も滞りなくできるはず... 手元のWindows10 64ビット バージョン20H2のPCで作業を始めました。comtecの公式サイト通りUSBモデル用ドライバーをダウンロード、一時的にドライバー署名の強制を無効にする設定を試みるも、できません...
ネット上であれこれ調べて試行錯誤した結果、下記の手順を経てドライバーをインストールできました。(詳しくはググってみてください)
1) セキュアブートを無効にする
2) OSをテストモードにする
3) 起動オプションで「ドライバ署名の強制」を無効化する
4) スマートスクリーンを無効にする
あとはZERO 12L本体をUSB接続し、滞りなくGPSデータ更新が完了しました。