品質設定
DVD Shrink では書き込み時に DVD メディアに 収まるように DVD を圧縮しなければならないことがしばしばあるでしょう。 オリジナル DVD や圧縮しなければならない容量によっては、 ビデオ品質の低下を避けられなくなります。しかし、デフォルトの 圧縮アルゴリズムは大抵の場合、まずまずの品質を提供できます。 DVD Shrink 3.2 では、バックアップ品質を向上させるための様々な 追加オプションを提供します。
これらのオプションは バックアップウィンドウで利用できます :
詳細な分析
詳細な分析 オプションは DVD を 2 pass でエンコードします。これには それなりに長い時間を必要としますが、下記の効果をもたらします :
1. バックアップ DVD の様々なシーン を隅々まで、よりよい配分で圧縮させることができるので、 ビデオ品質の向上が望めます。
2. バックアップ DVD の 出力サイズをより確実なものとします。
このオプションは、既に詳細な分析 を実行済みの同じ DVD に対しては無効になります。DVD Shrink は 前回の分析結果を記憶していますので、再度実行する必要がありません。 このオプションは圧縮の必要が無い場合にも無効になります。
高品質適応性エラー保障機能 を使用してビデオの圧縮を実行する
ビデオが圧縮されると、小さなエラーや 加工部分が発生します。これはビデオを圧縮する上で避けられないことなので、 DVD Shrink これを防ぐことはできません。 しかし、これらを最小限に食い止めることはできます。
このオプションはビデオ圧縮時に発生する エラー等に適応補償しますので、圧縮される次の画像にこれらが 広まることを防ぎます。 これは DVD Shrink に動的にデコードさせ、オリジナルと圧縮後のビデオを コンペアさせますので、エラーが生じた場合の検出と保障が可能になります。
AEC (適応性エラー保障) には CPU パワーを要します。コンピュータの処理能力によっては、 バックアップを完了させるために数時間を必要とします。 しかし、高品質なバックアップを作成することができるでしょう。 AEC は詳細な分析からも恩恵を得るでしょう。
AEC を有効にすると、次のモード 選択ができます :
デフォルトのオプションは シャープで、 オリジナルビデオのシャープさを生かそうとします。 ビデオの個々のフレームが滑らかに混ざり合おうとしている場合には、流動性 や スムースさ を犠牲に しているかもしれません。 ビデオ圧縮においても、他の物事全般のように妥協が必要なのです。
どの設定を使用すればよいのでしょう ?
速度を重視するのであれば、 これらのオプションを全て無効にしてください。バックアップは できる限り高速に行われます。おそらく、その出力品質に 満足するでしょう。
品質を重視し、そのために時間が かかることが苦にならないのであれば、最高の結果は、詳細な分析と ACE オプションを両方とも有効にすることで 得られるでしょう。
ソースとなる DVD や、環境、圧縮しなければ ならない量によっては、スムース か シャープ のどちらかのオプションを選択することになるでしょう。 時間をかけて複数回確認し、望む品質により近いオプションを 選択してください。
より少ない圧縮を 心がけてください !
覚えておいてください : 圧縮量 を少なくすることが高品質さを維持するための最上の方法です。 不要な音声や字幕を無効にすることや、特典を静止画に置き換えること、 あるいは、メインムービーのみ維持するように再編集することで、 圧縮量を最小限に抑えることができます。 圧縮の必要が無くなったり、少量で済めばバックアップ品質は オリジナルと区別がつかなくなるでしょう。
DVD の様々な部分をそれぞれ 任意に配分して圧縮できることも忘れないでください。 例えば、あまり見る機会の無いメニューや特典を最大限に圧縮して、 メインムービーの圧縮容量を少しでも減らすためのスペースを 確保することができます。
これらについて更に情報が 必要なら ガイド の項を参照してください。