2019/12/16

10 中村氏死去に伴う両国権力者の態度について

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 アフガニスタンで、中村哲氏、テロに死ぬ。頑張っている人を、また、1人、失いました。

 私は、アフガニスタンの国民のアイデンティティーから、テロは正しいと思っていましたが、現在は、やはりテロはテロであり、アイデンティティーが人を殺している、と理解しています。

 それにしても、日本国とアフガニスタン国の権力者の態度の、あまりにも異なる対応に、唖然としました。

 アフガニスタン国の権力者は、国軍の兵隊と一緒に中村氏の棺を担いで飛行機に乗せた。

 一方、日本国の権力者は、何の関心も示さず、何の指示もせず、荷物を下ろす作業をさせた。
飛行機から降ろす際、作業服の作業者が、法律通り荷物のように扱いました。献花も中村氏の肉親のみだった。撮影したTVがあったことが、救いでした。

 一国の権力者は、正しいことをした死者は、どんなに気に入らない国民としても、寛大に、丁寧に扱うべきです。悲しいことに、それが出来ない権力者でした。

 新聞もテレビも、その映像を流すだけで、何にも言わない、ものに成り下がっています。国民の声も聞こえてこない。

 日本国が、そんなお粗末な国に成り下がってしまっている。

 日本国は、本当の4等国になってしまいました。

以上   TOPへ戻る   意見・資料纏め へ戻る