順番 |
作成 |
作 品 |
投 稿 先 |
評価 |
掲載放送日 |
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118 |
24/08/30 |
迷走の台風来たり二週間市報配達ようやく終える |
朝日新聞東海歌壇 |
入選 |
24/09/26 |
117 |
23/12/12 |
中学のトイレの名前はカシオペア名付けし我は得意げだった |
朝日新聞東海歌壇 |
入選 |
23/12/19 |
116 |
23/10/24 |
知立駅高架で伸びたる新ホーム使い始めて六ヶ月過ぐ |
朝日新聞東海歌壇 |
入選 |
23/11/07 |
115 |
23/02/16 |
送電線太き電線束ねしが撓みて三河の深い谷渡る |
朝日新聞東海歌壇 |
入選 |
23/02/16 |
114 |
20/09/30 |
バスに乗り飲み屋に来ればほぼ同じ顔集まりて静かに騒ぐ |
NHK全国短歌大会 |
入選 |
21/01/30 |
113 |
19/09/30 |
前を行く孫の手つなぐ妻あればリンデンの通りなお賑やかぞ |
NHK全国短歌大会 |
入選 |
20/01/25 |
112 |
19/06/03 |
月いちのコーヒータイムの友の妻逝きて半年電話待ちおり |
読売新聞とうかい文芸 |
佳作 |
19/06/24 |
111 |
18/09/23 |
飛行機雲まっすぐ西に延びて行くプールに泳ぐは我ひとりのみ |
NHK全国短歌大会 |
入選 |
19/01/30 |
110 |
18/10/11 |
牛田駅降りて見付けし変電所ただひっそりと住宅地にあり |
朝日新聞東海歌壇 |
入選 |
18/10/25 |
109 |
17/05/12 |
妻の髪洗いてやりし浴室のリホーム終に成らず逝かしむ |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
17/06/05 |
108 |
16/09/18 |
玉葱の抜き取り俺がやるんだとう孫らのために今朝草を刈る |
読売新聞とうかい文芸 |
佳作 |
16/10/05 |
107 |
16/06/25 |
似ていない妹達と思いしが近頃ときどき余りにも似る |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
16/07/18 |
106 |
16/06/19 |
地下鉄の徳重駅に降り立ちぬバス停ひとつづつ探す我あり |
読売新聞とうかい文芸 |
佳作 |
16/07/06 |
105 |
16/04/10 |
改修を終うる伊賀川その底は深掘りされて桜映らず |
NHKラジオ文芸選評 |
入選 |
16/06/25 |
104 |
16/04/10 |
半分は枯れ消えされど玉葱は日毎に緑濃くなりて伸ぶ |
読売新聞とうかい文芸 |
佳作 |
16/04/27 |
103 |
16/01/23 |
同窓会また二人欠け十八人焼津の海を望む喜寿たち |
NHK全国短歌大会 |
入選 |
16/01/23 |
102 |
15/11/21 |
結願の寺のひなたの庭で待つ同宿の遍路山越え来るを |
読売新聞とうかい文芸 |
秀逸 |
15/12/16 |
101 |
15/10/05 |
共に行く遍路友達期待して歩めど歩速違いすぎたり |
読売新聞とうかい文芸 |
佳作 |
15/10/28 |
100 |
15/10/05 |
似た顔があるはずという五百羅漢三度廻れど父の顔なし |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
15/10/26 |
99 |
14/09/30 |
朝駆けの草取り準備の一輪車に蚊遣り投げ込む同居の次男 |
NHK全国短歌大会 |
入選 |
15/01/24 |
98 |
14/11/15 |
ガラス戸はヤモリ張り付つ姿なく暮れてもガタガタ音立て続く |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
14/12/10 |
97 |
14/10/02 |
同窓会の名前浮かばぬ女子三人と駅までの道は話が弾む |
朝日新聞東海歌壇 |
入選 |
14/10/16 |
96 |
14/06/14 |
梅雨の入り通路を塞ぐあじさいの花のなる枝おもいきり切る |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
14/07/05 |
95 |
14/01/01 |
剪定を終えて投げ出す足の上に一気に空になりし水筒 |
NHK短歌 |
佳作 |
14/03/20 |
94 |
13/09/07 |
青空を仰ぎて泳ぐプールには一度だけ行きて終わるこの夏 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
13/09/28 |
93 |
13/08/17 |
水面を眩しく返す陽光のコースに一人背泳ぎの我 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
13/09/07 |
92 |
13/02/02 |
同級生に歩けぬがまたひとり増え喜寿の遍路まであと三年 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
13/02/02 |
91 |
12/11/05 |
航空展列ぶ部品の巧みさにまだ捨てられぬ国と思いぬ |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/12/01 |
90 |
12/10/06 |
峠越えて茅葺き小屋のとろろ汁列びて啜るは二時を過ぎたり |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/11/03 |
89 |
12/09/08 |
両手使い葡萄つまみし幼らに日曜毎の定期便出す |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/10/06 |
87 |
12/08/18 |
子の相手せし金魚らは腹減らし我に向かいて水面に集う |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/09/15 |
86 |
12/04/28 |
霜恐れしじゃがいも芽吹くその勢い毎朝認むる日常となる |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/05/26 |
85 |
12/03/03 |
カラス等の巣作り上手と下手があり今日は地面に枝の広がる |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
12/04/15 |
84 |
12/03/12 |
まだ霜が降りそうだと雉に言い畝作り励む啓蟄の午後 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/04/07 |
83 |
12/03/03 |
西風を避けて公園の日溜まりに孫と嫗の歩き来る昼 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/03/25 |
82 |
12/02/05 |
明け方の音の吸われる雰囲気に目覚めて外は銀世界なり |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/02/26 |
81 |
12/01/08 |
松の葉のてっぺんの剪定ままならず子と共に育ちて我を抜きたり |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/02/05 |
80 |
11/12/18 |
葬儀終え帰りし我が家元のまま椅子に座りし妻居るがごとし |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
12/01/08 |
79 |
11/07/01 |
鳰の海の長沢御坊の草取りに出会いて共にしゃがみて草取る |
NHK短歌 |
佳作 |
11/09/20 |
78 |
11/08/21 |
小袋のふりかけ欲しいとせがまれてかご手に持ちて三度目に見付く |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/09/18 |
77 |
11/07/17 |
歩こうとリハビリ励む妻の汗に喜寿の遍路に誘わんと思う |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/08/07 |
76 |
11/06/25 |
回診の医師らの去りて窓際の紫陽花見詰むる妻の顔見る |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/07/17 |
75 |
11/06/12 |
仕事無く毎日通う病室に看護師の顔すべて覚えたり |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/07/03 |
74 |
11/04/15 |
仕事切れ今日は畑に精を出す喜寿の遍路まであと五年あり |
NHK短歌 |
佳作 |
11/06/20 |
73 |
11/05/01 |
雉の呼ぶ声の響けば我が際に若き雌のいる菜園の午後
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NHK短歌 |
三席 |
11/06/12 |
72 |
11/05/09 |
近江路の若葉を写す田の続くかすかに揺るるは植えたての苗 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/05/29 |
71 |
11/05/01 |
ラーメンを三分茹でて鍋を持ち連続ドラマ見る妻のいぬ昼 |
読売新聞地域文化短歌 |
秀逸 |
11/05/22 |
70 |
11/04/10 |
手袋を持ち畑回る霜の朝あと二週間植え付けを待つ |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
11/05/01 |
69 |
11/03/27 |
猛烈に下がる株価にパソコンの数字絶え間なく変わりやがて止む |
読売新聞地域文化短歌 |
秀逸 |
11/04/17 |
68 |
11/03/20 |
菜園を休まず耕すその際を若き雌の雉我を無視する |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/04/10 |
67 |
11/03/05 |
仕事にて山道登る若者に付き行く我の足の遅さよ |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/03/27 |
66 |
11/01/30 |
ジパングの切符求めて外に出れば空き缶積んで老人の行く |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/02/20 |
65 |
11/01/23 |
クリックすれば辞書から地図まで現るるパソコンの横に広辞苑並ぶ |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/02/13 |
64 |
11/01/02 |
岐阜長野の県境辺りに海(うみ)という土地の名ありて湧き水を汲む |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
11/01/23 |
63 |
10/09/15 |
菜園の小さなタマネギ妻が煮れば味は上上うまく食いたり |
NHK全国短歌大会 |
入選 |
11/01/22 |
62 |
10/11/14 |
霞めども伊吹三合目雲はなく風もなけれどパラグライダー飛ぶ |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/12/12 |
61 |
10/10/31 |
年寄りの仕事減りたりと嘆きつつ廊下の日溜まりにマウス操る |
朝日新聞 朝日歌壇 |
入選 |
10/11/22 |
60 |
10/09/15 |
夕立の蝙蝠傘に今朝会いし人と一緒にねむの木村歩く |
NHK短歌 |
佳作 |
10/11/20 |
59 |
10/10/17 |
集落なき大雲取の峠越え月光の石段杖突き下る |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/11/07 |
58 |
10/10/03 |
腰までの草刈り三日目目の前を雉飛び立ちて卵を残す |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
10/10/17 |
57 |
10/09/12 |
子と共に育ちし黒松の根元には落葉に混ざりて脱け殻二つ |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/10/03 |
56 |
10/09/05 |
鍬振れば砂埃立つ畑にも蟻一筋の道付けており |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/09/26 |
55 |
10/06/06 |
足早に追い越し行ける若者ら頂上の芝に寝転びており |
NHKひるのいこいの中のくらしの文芸コーナー |
紹介 |
10/08/28 |
54 |
10/08/08 |
中学生以上のプールに浮いたまま浮く雲追いて梅雨明けの午後 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/08/29 |
53 |
10/06/06 |
足早に追い越し行ける若者ら頂上の芝に寝転びており |
NHKラジオ文芸選評 |
佳作 |
10/08/20 |
52 |
10/07/24 |
夜明け近し網戸の向こうの紫陽花の丸みぼんやりじっと動かず |
中日新聞 中日歌壇 |
入選 |
10/08/08 |
51 |
10/06/27 |
梅雨時の巡視は続き山側に車を寄せて濁流覗く |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/07/18 |
50 |
10/05/10 |
ジャガイモの芽吹きて土寄せ背を伸ばす今年の春は草なき畑 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/05/30 |
49 |
10/04/04 |
溶岩の間に富士の水湧き出でて藻に照り返す三月の光 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/04/25 |
48 |
10/01/13 |
大晦日に剪定せし枝のゴミ袋十個並びて車入れず |
NHKラジオ文芸選評 |
佳作 |
10/03/20 |
47 |
10/02/14 |
年寄りら雪かき励む国道の階段踏み分け登る竜飛岬 |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/03/07 |
46 |
10/01/17 |
なりわいを辞めむとうろつきし町並みを歩きに出で行く電車に乗りて |
読売新聞地域文化短歌 |
佳作 |
10/02/14 |
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