題 名: イラク戦争は終わったけれど・・・
(70cmx140cm)
2003年(平成15年)第二十七回公募 東洋書芸院展 出品作品

孫子は百戦して百勝するより、戦わずして無傷で降伏させるのがよく(戦えば国力が低下する)、
平和裏に解決したほうがよいといっています。

『孫子の兵法』 謀攻(ぼうこう)編の一節

孫子曰、凡用兵之法、
全國爲上、破國次之、
全軍爲上、破軍次之、
全旅爲上、破旅次之、
全卒爲上、破卒次之、
全伍爲上、破伍次之。
是故百戰百勝、非善之善者也。
不戰而屈人之兵、善之善者也。


書き下し文

孫子曰く、凡そ用兵の法は、
国を全(まっと)うするを上と為し、国を破るはこれに次ぐ。
軍を全うするを上と為し、軍を破るはこれに次ぐ。
旅を全うするを上と為し、旅を破るはこれに次ぐ。
卒を全うするを上と為し、卒を破るはこれに次ぐ。
伍を全うするを上と為し、伍を破るはこれに次ぐ。
是の故に百戦百勝は善の善なる者に非ざるなり。
戦わずして人の兵を屈するは善の善なる者なり。


大 意

孫子はいう。戦いの仕方と言いますのは
敵の国を戦って破るよりも、戦わず無傷で降伏させるのが上策で、
師団を戦って破るよりも、戦わず無傷で降伏させるのが上策で、
旅団を戦って破るよりも、戦わず無傷で降伏させるのが上策で、
大隊を戦って破るよりも、戦わず無傷で降伏させるのが上策で、
小隊も戦って破るよりも、戦わず無傷で降伏させるのが上策であります。
必ずしも百戦百勝が最善というわけでなく、戦わずに相手を降伏させる事が最善です。  

孫子 兵法 謀攻編の一節  

平成十五年 五月 秀樹書

参考ホームページ 錬平館リンク
     
参考図書
孫子・呉子・・・・松枝茂夫・竹内好監修・・・徳間書店