題 名: 水随方圓之器
(140cmx70cm)
2004年(平成16年)岡崎美術展 第57回展 出品作品

「水随方圓之器」
水(みず)は方圓(ほうえん)の器(うつわ)に随(したが)う。
水が容器によって、丸くも四角にもなることから、
人も交友や環境によって、善悪のどちらへも感化される意です。

今年 第3弾。水をテーマにした作品です。
平成十六年 九月十五日 秀樹書



『荀子』 君道篇 第十二の一節

君者儀也  君(きみ)なる者(もの)は儀(ぎ)也(なり)。
民者景也  民(たみ)なる者(もの)は景(かげ)也(なり)。
儀正而景正  儀(ぎ)正(ただ)しければ景(かげ)も正(ただ)し。
君者槃也  君(きみ)なる者(もの)は槃(ばん)也(なり)。
民者水也  民(たみ)なる者(もの)は水(みず)也(なり)。
槃圓而水圓  槃(ばん)圓(えん)なれば、水(みず)も圓(えん)なり。
君者盂也  君(きみ)なる者(もの)は盂(う)也(なり)。
盂方而水方  盂(う)方(ほう)なれば、水(みず)も方(ほう)なり。
   
   槃(ばん)=たらい
   盂(う)=はち


大 意

君主というものは模範であり、
民衆というものはその影のようなものであります。
模範が正しければ影も正しくなります。
君というものを、槃(ばん)=たらいにたとえ、
民衆というものを水にたとえたとします。
たらいが丸くなれば、水も丸くなります。
君というものを、盂(う)=はちにたとえたとします。
はちが四角になれば、水も四角になります。
     
参考図書
全釈漢文大系、7・・・・編集委員・宇野精一、平岡武夫
荀子・上/金谷治、佐川修著
・・・集英社