題 名: 柔(柔能制剛)
(90cmx90cm)

大字は『柔』です。
2009年岡崎美術協会展出品作

軍讖曰 柔能制剛   軍讖(ぐんしん)に曰く、「柔(じゅう)よく剛(ごう)を制(せい)し、
弱能制強   弱(じゃく)よく強(きょう)を制(せい)す」と。
柔者徳也 剛者賊也   柔(じゅう)は徳なり、剛(ごう)は賊(ぞく)なり。
弱者人之所助   弱(じゃく)は人の助くるところ、
強者怨之所攻   強(きょう)は怨(うら)みの攻(せ)むるところなり。
柔有所設 剛有所施   柔(じゅう)は設(もう)くるところあり、剛(ごう)は施(ほどこ)すところあり、
弱有所用 強有所加   弱(じゃく)は用(もち)うるところあり、強(きょう)は加(くわ)うるところあり。
兼此四者 而制其=@  この四つのものを兼(か)ねて、その宜(よろ)しきを制(せい)す。
三略 上略  三略(さんりゃく) 上略(じょうりゃく)
平成二十一年三月  
秀樹雲助  

大 意
[軍讖(ぐんしん)]という兵書に、
「柔(じゅう)よく剛(ごう)を制(せい)す」
という言葉がある。
柔(じゅう)であれば人から慕われるが、剛(ごう)であれば人から憎まれる。
弱(じゃく)であれば助けてもらえるが、強(きょう)であれば眼(め)の敵(かたき)にされる。
ただし、柔、剛、弱、強の四つのあり方には、それぞれに使いに道がある。
だから、時と場合に応じて使い分けなければならない。
     
引用図書
六韜・三略 ・・・・守屋洋著・・・プレジデント社