家庭菜園

屋敷裏にちょっとした畑がある。ここは市街化区域で税金も馬鹿にならない。
場所がよければ駐車場などの使い道もあるが、さりとて売る気にもなれない。
そこで野菜を作っている。無農薬・有機を心がけているが、雑草や害虫には、
ほとほと手をやいている。不ぞろいで見た目はよくないが、味は格別である。
ただ、素人ながらよく出来たと喜んでいると、スーパーではただ同然である。

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料理教室とコンニャクづくり
 近年食品への関心が高まっているが、そのためでもないが、男の料理教室がもてはやされているようだ。そんな風潮に同感したわけではないが、市民センターの全20回のおやじの料理を受講しているが、残り4回ほどになったが、去る14日には、講師をお招きしての忘年会にも参加させていただいた。
 男の料理だから大雑把なものかと高を括っていたところ、どうしてどうして、野菜の刻み方から調味料の分量から火加減まで、女性顔負けの教室で、ちょっと手を抜こうものなら同僚から注意され、気を置けない教室である。ただ、復習もままならず実技のほうは今いちだが、
料理に対する思い入れや講釈だけは、かなり美味くなり、食べ物への関心は一段と深まったようである。
 先日も、額田の茅葺屋敷で蕎麦打ちを体験、試食させていただいたが、玄関先にどんぶり大のコンニャク芋が飾ってあり、その隣に数個の子芋が並べてあった。屋敷を管理している地元の奥さんに「小芋を分けて貰えないか」と尋ねたところ、「いいとは言い難いが、どうぞ、貰っていかれたら」と仰ったので、遠慮なく、子芋を2個拝借してきた。
 しかし子芋を貰っては来たものの、コンニャクの作り方が分らない。ところが偶然、料理の先生と一緒に旅行する機会があり、「南部地域交流センター(よりなん)でコンニャクづくり教室を開催します」とお聞きし、さっそく参加することにした。当日の受講者は女性ばかりで少々気も引けたが、4個のコンニャク芋が握りこぶし大の大量のコンニャクに生まれ変わった。「コンニャク作りは、隣近所を誘ってするように」と講師がおっしゃったが、まさにひとりでは食べきれないほどできる。地域のコミュニティ活動として取り組んでも面白いのではないかと感心した。ただ、貰ってきたコンニャク芋を植え、収穫するまでには3年ほどかかるとのことであり、これから芋を育て、収穫して、手作りのコンニャクを食するのは、まだまだかなり先のことになりそうである。

野菜作りと人づくり
 岡崎市立幼稚園PTAの機関紙「ふれい」に幼稚園連盟岡崎支部長のAさんの投稿が載っていた。その内容は、畑を借りて野菜作りを始められたが、収穫するのは楽しいが、難しく失敗の連続である。種を蒔けば自然に育つわけではなく、蒔く時期があり、何でも早ければいいわけでもなく、芽が出てからも雑草や害虫との戦いがあり、決して畑から芽が離せない。
 そしてそれは幼児の教育も同じだと説いておられる。ちょっと家庭菜園を気取って始めたが、なかなかである。子育てにしても今から考えればこうしてやればよかった。ああしてやれば変わったかもと反省する事も多い。野菜作りの心がまさに人づくりに共通するというこの考えからにひどく共感を覚えた一瞬であった。

菊芋の一夜漬け
 菊芋の漬物の記事を見た同級生のU君から、以下のようなメールをいただいた「今日、ホームページを見ていて菊芋の一夜漬けを紹介したいと思います。材料は菊芋、するめ、だしこぶ、にんじん、醤油、みりん、砂糖です。菊芋は小さめの1口にきります。するめ、だしこぶ、にんじんは細長くはさみで切ります。おのおのの量は適当です。蓋のできる容器に入れてかきまぜたり、ふったりします。するめ、こぶのだしが良く出て美味しいです。又、すぐに食べられるのでカビなくていいですよ。」さっそく、一夜漬けにしていたが、なるほどこれは簡単でしかも美味しい。さっそく娘にも材料つきで教えてやったところです。

菊芋の漬物
 昨秋、足助の香嵐渓の紅葉狩りをした。地元の駐車場脇で菊芋を売っていたので一袋買ってみた。綺麗に水洗いされ、種芋にはむかないかとも思えたが、もっと増やしてみたくなり、ジャガイモと同じように四つ切にして植え付けてみた。ところがやっぱり芽が出ない。半ば諦めていたところ春過ぎになって茎や葉が瞬く間に繁茂し、背丈も2m近くにもなった。ただ、根元を掻き分けても芋らしいものは育っていない。成すすべもなくそのままにしていたが、秋野菜の蒔種時になり掘り返して見ると、根元にびっしりと小芋が育っていた。収穫してみるとバケツ一杯にもなった。
 それではと心弾ませて「漬物の本」を見たが菊芋の漬け方は載っていない。そこではブログを検索したところ
、「blog deちょっと」と絶好の記事があった。さっそく説明に従って作業に取り掛かった。しかし、土が簡単には落ちない。そこでサット水洗いしてからそのまま切り刻み、バケツに放り込んで激しくかき混ぜて水洗いしたところ、掘り経てということもあってか、なんなく土を落すことができた。塩分控え目とはいうものの梅を漬けたときにカビで失敗したこともあり、今回は邪道かも知れないが最後は熱湯でしっかり消毒することにした。約5%の塩とともにビニール袋に入れて、重石を載せて下漬けとした。家内に頼んでおいた「みりん粕入味付味噌」もすぐに買ってきてくれた。これから5日、18日の本漬が今から楽しみである。