日本で見られる渓谷とはイメージがまったく違う。
その色彩豊かなこととスケールの大きさで初めて見ると感動する。

特に、朝日の鮮やかな光に照らし出される渓谷を見たら、
誰もが「オッ」と驚嘆の声を発するくらいである





静かなキャニオンを朝日のまぶしい光が映し出す。
一面が紅色に染まって不思議な世界が展開した。




朝日が昇ると無数の尖塔は、一瞬であったが
色とりどりの地層の色彩美を見せてくれた。



鮮やかな赤色の中にも乳色の優しさを持った不思議な色合い。
この時間帯だけの調教であった。

 寒さに震えながら、稜線から昇る朝日を待つ。
気温は2度C、寒いはずだ。
この地で見る空のグラディーションは格別であった。

3.レイク・パウエルへ        グランド・サークル表紙へ