今立っている岩場には手すりがないので、
こわごわ三脚を立てて夕日を待つ。
夕日の射光線は、広大な渓谷を限りなく遠くまで岩肌を赤く染めていく、
素晴らしい景観を見ることができる。








赤みを増した光が台地の岩稜を染めていくと、赤銅色の渓谷に変わる。
これもひとつの顔であった。




広大で荘厳なすごい夕景を見せてもらった。
地形の複雑さから立体感がはっきりして、写真撮影には嬉しい限りであった。

 
  翌日は、場所を変えて朝食後にブライト・エンジェルへ寄って撮影したが、
今回の撮影ではこの大渓谷の玄関口を見せてもらったにすぎず、
とてもグランドキャニオンを見てきたとは言えない。
でも、その壮大さは見ておく価値があると思う。

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