刈谷・安城両市教委は、
  教育長・教育課長出席のもと、
    交渉のテーブルにつけ 
 
 行政としての常識を逸脱した傲慢な両市教委
  三河教職員労働組合は8月末、刈谷市教委と安城市教委に「教育問題・労働条件改善についての要求書」を提出し、それについての交渉を要求しました。しかし、刈谷・安城両市教委は、「交渉でなく話し合いなら応ずる、教育長・教育課長は出席しない」と主張し、交渉に応じようとしません。
 特に、安城市教委は、市教委の対応の改善要求書を持参した三河教労組合員に対して、偶然いた杉浦課長が「窓口は安藤係長だ。お引き取りください。」としか言わない、話をする組合員の顔すら見ないといった行政としての常識を逸脱した、傲慢な態度をとりました。
 
県教委も労政事務所も「市教委は交渉に応じる相手である」と発言
 両市教委の主張に対し、私たちは「三河教職員労働組合は県に届けの出してある組合だが、刈谷市・安城市に関することは刈谷市教委・安城市教委が交渉に応ずるべきだ。」と考えます。県教委・労政事務所も「県に届けの出してある組合に対しても、市は能力的にも、実務的にも交渉に応ずる立場にあり、交渉に応ずることが望ましい」と発言しています。
 
  刈谷市・安城市ともに他の課では課長の出席は常識
 他の課の様子を調べてみると、刈谷市、安城市ともにこのような場に課長の出席は常識になっています。安城市では、市教委の対応のひどさに苦情を持ち込んだ先の秘書課長が驚くといった一コマもありました。
 
    教育長・教育課長欠席では「話し合い」も成立しない
 交渉問題を保留にして、1月28日に行った刈谷市教委との「話し合い」では、結局教育長・教育課長も出席せず、そのため「課長と検討して…」「後日課長の見解を…」といったことばの連発となり、中身の薄いものとなりました。三河教労はもっと実のある交渉を今後もめざしていきます。