2002年 3月 7日
刈谷市教育委員会教育長
    近藤 博司  殿                  三河教職員労働組合委員長
                                  畦 地  治
 
刈谷市教委の三河教労に対する対応についての抗議文
 
 貴職におかれましては、日頃から刈谷市の教育に情熱的に取り組んでいたき感謝申し上げます。
 
 さて、昨年来三河教職員労働組合(以下、三河教労と略す)は再三再四刈谷市教委との交渉を要求してまいりました。それと同時に、責任ある立場の方(具体的には教育長・課長)の出席を求めてまいりました。その際の刈谷市教委の対応は行政の公的機関とは思えない、信じられない不誠実な対応でした。
 
 わたしたちは、この間の刈谷市教委の対応にきわめて不快感を持っております。ここに以下の内容の抗議をするとともに、刈谷市教委が従来の非常識な対応をあらため、三河教労に対して誠実な対応をすることを求めるものであります。
 
 
わたしたち三河教労は、昨年8月に刈谷市教委に対して「2001年度要求書」を提出し交渉を要求しました。その後、刈谷市教委からは何の連絡もなく、業を煮やした我々が12月になり刈谷市教委を訪問しました。
 まず、要求書が出されても4ヶ月も何の連絡もないというのはどういうことでしょうか?
 12月25日にわたしどもは刈谷市教委の方へでかけ、交渉について話し合いをしました。わたしどもと、刈谷市教委との意見の相違点は「交渉にするのか話し合いなのか」「教育長や課長の出席はどうか」でした。三河教労側は、あくまでも「交渉を要求」し「責任者の出席」を求めました。それに対して刈谷市教委は「われわれは当局にはあたらない。だから交渉には応じられない」「よって責任者は出席しない」というものでした。
 「それでは、あなたたち主事で責任ある回答ができるのか」と問いただしたところ「できません」(金原主事)という返事が返ってきました。
 三河教労が譲歩して、話し合いでもいいから責任ある立場の方の出席を求めたところ、「検討する」として年を越しました。年明けの1月4日に刈谷市教委へ出向き、検討結果をたずねたところ、「交渉には応じられない、話し合いで」「課長は出席しない」と従来となんらかわらない返答が返ってきました。われわれはその時、「なぜ話し合いでも課長は主席できないのか文書にて理由を述べてほしい」と求め、1月7日に検討結果をたずねに出向きました。しかし、返事はまた、「課長は出席しない」というもので、理由はありませんでした。
 刈谷市の教育上の重要な諸問題が山積していましたので、われわれは不満を残しながらも1月28日に主事2人との話し合いに臨みました。案の定、主事では回答できない内容がいくつかありました。それについては「後日回答する」「こちら(刈谷市教委)から三河教労に連絡をする」(金原主事)ということで、話し合いは終わりました。
 その後1ヶ月たっても刈谷市教委からは何の連絡もありませんでした。
 
 刈谷市教委の不誠実な対応をまとめると
 1,8月に提出した要求書にたいして、12月までほっておいたこと
 2.再三責任ある立場の人の出席をもとめたにもかかわらず「わたしたち主事でお伺いする」   の一点張りで理由すらのべられなかったこと
 3,つみのこした点について連絡するといいながら1ヶ月も何の連絡もしなかったこと
 
 以上のことは公的機関としては怠慢のそしりをのがれることはできないと考えるがいかがでしょうか。
 
 2002年度のスタートを目前にして、教育界は乗り越えなくてはならない課題がたくさんあります。我々三河教労は立場の違いを越えて教育諸問題で、交渉・話し合い・懇談をしていくことが大切と考えています。刈谷市教委はその点どのようにお考えだろうか。ここにこの間の刈谷市教委の三河教労に対する非礼ををわび、今後誠実な交渉・話し合い・懇談をする用意があるかいなか、早急に回答も求めるものであります。