ラトビアの歌     

 

NHK特集「祖国」1991年放映より

 

 

太陽が ラトビア人に地を与えた 

 海と陸の出会う この地に

 白い海と 緑の大地。

 ラトビアへの門に 錠はおろされ 

 ダイガウ川を守る

 異国人が 門を壊し 

 錠前は海に落ちた

 雷は 稲妻で悪魔を射し 

 錠前を取り戻した

 ラトビア人は 生死をかけ 

 白い海と緑の大地を守った

 生の水も 死の水も 

 ダイガウ川を流れた

 わたしは 指の先を浸す 

 心の中の父母を思い

 太陽は わが母 

 川は悲しみを和らげる

 雷は悪魔をおいはらう 

 それはわが父

 

1992.1月記述。NHK特集「祖国」で歌われた曲です。ソ連が崩壊し、

何十年ぶりの独立。人々は万感の思いを込めて、この歌を歌っているようでした。

その曲の静かで、雄大な流れを感じさせるところに心が動かされました。