比叡山 坂本  横川 根本中堂 穴太へ不通 坂本

25km           1998/04/19 

低い山登り・峠越えへ

 

 

 JR叡山駅から歩く。地蔵堂を過ぎ、ケーブルカー坂本駅と日吉大社の間のいつもの登山道を登る。今日は、Y字路の右側、横川(よかわ)への道を行く。初めての道である。地図を見れば、間違いなく、横川へ行けるが、磁石と地図をよく見て歩く事にした。
 地蔵堂から、1時間半ほど過ぎた頃、道案内の看板に出会う。ケーブル坂本駅まで5.25km、横川中堂まで0.55km、三石岳2.1kmとある。今日も会う人なし。
 龍が池弁天と龍神さまの祠お参り。元三大師(がんざんたいし 天台宗の僧、良源)が、村人を苦しめた大蛇を諭して、弁天さんのお侍にした話があるとの事。
 横川中堂(よかわちゅうどう)お参り。
 四季講堂(しきこうどう 元三大師堂)お参り。元三大師の住まい跡で、天皇の勅命によって春夏秋冬の四季に法華経の論議が行われた。
 尾根沿いの比叡山の回峰行者の通る道を行く。西塔へ向かう。京都一周トレイル北山コース案内図があった。各所有者の提供を受け、京都市が作った歩く道との事。

 歩く人と行き合うようになった。比叡山の縦走路の為か

 お地蔵さんのいる 所に道標あり。 京都一周トレイル北山コース、東海自然歩道、元三六師道の杭が建っていた。
 玉体杉(ぎょくたいすぎ)は、横川と西塔の中間にある。回峰行者は、ここで止まり、御所に向かい玉体加持 (天皇の体制保持を祈る)をする。自然に生えたか、誰か植えたか判らないが、太い杉の古木だ。
 古い石仏が道ばたにあるが、既に風化が進み、丸くなっている。

 西塔の手前で、入山料徴収所があったが、登山者だと申し出たら、そのまま通してくれた。

 西塔の転法輪堂お参り。転法輪堂は西塔の中心のお堂で、ご本尊の釈迦如来に 因み、釈迦堂と言われている。
 東塔の明王堂お参り。比叡山の千日回峯行の本拠地である無動寺谷の本堂。本尊は不動明王。

 弁天堂お参り。

 穴太へ降りる道を行く。しばらく行くと、土砂崩れで行けないと 看板あり、道も荒れて人の歩いた跡がない。弁天堂へ戻り、坂本へ道を替える。途中、「紀貫之卿墳墓 従是五町」の石碑あり。又の機会に行ってみよう。

 巨木の根際に石造りの室に石仏があった。道は、荒れていた。

 降りた地点は、ケーブルカー坂本駅より、大分、南の住宅地の中だった。

 

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