8 御嵩 細久手 大湫 武並  岐阜

32km   1996/09/23

中山道へ


 

 御嵩から歩き出す。これから、山の中の道、どこまで行けるか判らないが、スタート。

 国道の際に、和泉式部の墓があった。ここから山に入る。

 天領だった西洞の急坂に、牛の鼻かけ坂あり。西洞は、平地から山に入る所で、軍事上の要衝として幕府の直轄となったようだ。
 耳神社。耳と安産の神様。耳の病気が治ったら、自分の年の数だけ竹の錐を作り、奉納する習いだそうです。

 続いて謡坂(うとうざか)。字名でもある。石畳の道。ここら当たりで疲れてくるので、歌を歌い、元気を付けたんだそうです。昔の本には、善知鳥坂(うとうざか)ともある。

 地蔵の清水、一呑の清水、唄清水、馬の水飲み場などの水飲み場あり。
 鴨之巣一里塚が残っていた。綺麗に整備されたものでなく、こんもりとした土盛りがあり、雑木が生えていた。
 平岩の秋葉坂三尊。小さな石室に石仏が安置。
 細久手の宿。何もなし。大黒屋と言う旅館があった。御嵩と大湫の間が長かったので、後から出来た宿とのこと。
 大湫との間に、奥の田、八瀬沢、の2つの一里塚。
 大湫に入る手前に琵琶峠あり。
 大湫の宿。脇本陣が、昔の半分位残っていた。大きな宿場。
 大湫から大井まで、十三峠と言われている。山の神坂、牛かほら坂、しゃれこ坂、地蔵坂、おつるが茶屋坂、曽根松坂、かしのき坂、ごんげん坂など。
 武並に、深萱(ふかがや)立場。大井との中間地点、茶屋など10軒ほどの家があったとのこと。

 眺望のきく所は少ないが、新緑、紅葉が綺麗な山の道である。登りは少し辛いが、推奨できる、歩く道だ。

 今日のルートの写真は、36枚撮りのフィルム3本。

 ここから少し歩いて、中央線武並駅に出た。

 

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