1 滋賀 三井寺 石山寺 義仲寺 瀬田の唐橋 鏡の宿 甲屋 老蘇の森

 1991/03/30 作成 2003/05/06

能舞台の名所・旧跡へ


 

 大津周辺の謡蹟を訪問。車で家族連れ。

 三井寺参拝。 謡曲「三井寺」がある。駿河の国清見の母が、人買いにさらわれた子を尋ね、三井寺へ行けば、子に会えると言われ、三井寺へ来たが、すでに狂っていた。狂って鐘を突いて咎められるが、寺に頼ってきていた子と再会して故郷に帰る話。

 本堂前に鐘楼がある。「三井の晩鐘」である。母が突いた鐘かしら。 いや、突いた鐘は、駿河清見寺にあったように思う。

 石山寺お参り。ここも近江八景の1つ、「石山寺の秋の月」

 謡曲「源氏供養」の場所。紫式部の霊に、源氏物語を書いただけで、供養しなかったので、供養してくれと頼まれ供養する話。

  旧中山道に義仲寺お参り。木曽義仲の義仲寺。

 謡曲「巴」、「兼平」に、ここ粟津が原の戦いが詳しい。義仲、兼平が自害し、巴はどこかに去る。

 「旅に病で夢は枯野をかけ廻る」 芭蕉 句碑が全部で24あるとの事。

 義仲の墓。
 近江八景の1つ、「瀬田の夕照」の瀬田の唐橋。 謡曲によく出てくる名前。京の守りの要衝でもあった。

 「鸚鵡小町」「熊坂」「朝長」「盛久」「鳥追舟」「絵馬」「田村」「正尊」にある。

 鏡の宿。竜王町鏡の地。源義経宿泊の館跡、元服の池あり。 謡曲「烏帽子折」、牛若丸の元服の地だ。静かな町だ。
 守山の町の真ん中に「甲屋の址」の碑が残っている。 謡曲「望月」の場所。父を打たれた親子とその家来の仇討ちの話だ。謡曲の文句を読むと、敵役は、堂々とした、なかなかの人物と思われる。
 老蘇の森、奥石(おいそ)神社お参り。歌枕で有名な処、 謡曲にもよく出てくる。今は、新幹線にも、削られ小さな森。昔は、堂々とした森だったろう。

 「盛久」「朝長」にある。

 

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