1991/11/22 作成 2003/05/08
|
駿河の国清見潟の清見寺訪問。禅宗のお寺。 謡曲「三井寺」の舞台。シテは三井寺で、鐘の音を耳にして「面白の鐘の音やな。わが古里にては清見寺の鐘こそ常は聞き馴れしに」と喋る。 シテは母親で、子供をさらわれ、子供捜しに出るが、「三井寺へ行け」とお告げがあり、三井寺へ行く。そして聞くのが、この鐘の音。自分も衝きに行くが咎められる。この時すでに狂ってしまっている。 子供は、三井寺を頼み、住んでいたが、今日、8月15日、月見に出て、狂った母に会い、親子再会を果たして、故郷に帰る筋である。 今は、海岸は埋め立てられ、海は、遙か向こうに成ってしまった。目に入る下方の建物がないならば、見晴らしが、とてもよい場所だったと思われる。 |
本堂の隣に五百羅漢。いろんな姿勢、顔色、をした仏が庭一杯におわした。島崎藤村「桜の実の熟する時」の一節が説明文であった。 |
以 上 TOPへ戻る |