25 丹後物狂 久世戸 2008/10/30
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西国巡礼で寄りました。それから抜粋しました。
天橋山智恩寺をお参り。 能 「丹後物狂い」、「久世戸」の舞台です。 |
天橋山智恩寺は知恵の文殊が本尊。 |
石造地蔵菩薩立像 室町時代の作。 |
謡曲「丹後物狂(たんごものぐるい)」 江戸時代に廃曲となったが、最近、復曲されている。
岩井左衛門は、丹後の長者で、文殊太士に祈って男子花松をもうけた。 花松は、成相寺で修行の頃、ふと吐かれた父の叱責の言葉に、この磯から身を投げて死のうとします。それを筑後の船頭に助けられて、筑後、彦山で修行し、そして忘れぬ父を尋ねて再びこの地に来た。 一方子を失った父は、悔やんで狂乱。我が子を尋ねて果さず、再びこの地に舞い戻った。 その二人が文殊堂で対面するという筋の能。
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涙ヶ磯(なみだがいそ) 身投げ石とも。
右 牛の背のような石を身投げ石といっている。 涙ヶ磯は、謡曲「丹後物狂」の関連の伝承地。 |
能「久世戸(くせのと)」は龍神物の脇能。 丹後の国久世の戸は神代の古跡で文殊を勧請の地で、当今に仕える臣下が参詣すると、龍神が出てきて、仏を讃え、松の木陰に失せる話。 天の橋立の南端と陸側の智恩寺との間の海の水道 が2本あり、大天橋(だいてんきょう)と小天橋という。 久世戸は、大天橋と小天橋の間をいい、そこの松を「久世戸の松」といっている。 |
小天橋は、廻る橋。
知恵の輪。舟の安全を祈ったもの。灯籠の輪を3回くぐれば文殊様の智恵を授かるという。 |
観光渡船。 |
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