15−2 長野 園原

1994/03/21 作成 2003/06/12

能舞台の名所・旧跡へ


 

 飯田の南、阿智村の園原、「木賊」の地を尋ねた。阿智村は、高速道路が出来て温泉が湧き、昼神温泉として知られている。今は寂れてしまったが、岐阜県中津川へ出る恵那山の裾を通る東山道の街道筋に当たる。

 新古今集 坂上是則の歌 「園原やふせ屋におふる帚木(ははきぎ)の ありとは見えてあはぬ君かな」がある。また、源氏物語に帚木の巻がある。

 坂上田村麻呂通過の史跡の石碑があった。
 夜鳥山広拯院をお参り。最澄が神坂峠越えに苦労したので、この地に無料宿泊所を建て広拯院と名付けた。本尊は、金売吉次の守り本尊、出世薬師との事。
 神坂神社には、日本武尊腰掛け石、日本武尊が植えた言う、樹齢1000年を超える日本杉があった。
 帚木があった。どれが帚木か判らなかった。注連縄を張った滝があった。
 万葉集防人歌碑。九州の防人に行く、信濃の若者が神坂峠を越える時、詠んだ歌。

  「ちはやふる神の御坂に幣(ぬさ)まつり いはふ命は母父(おもちち)がため」

 

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