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e 第5日目     2012/10/15 (木)  
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 経路    −仙崎駅−長門駅−下関駅−バス満珠千珠島−バス前田砲台跡−歩いて平家一杯水、天皇入水の地、御裳川−歩いて門司トンネル、和布刈神社、門司トンネル−歩いて赤間神宮、平家一門の墓、芳一堂、金子みすゞ顕彰碑−バス下関駅−門司駅−歩いて柳御所跡−門司駅−水巻駅−歩いて八剣神社−黒崎駅− 
 歩き距離 27.9千歩 21.1km  出発 7時  到着 17時  晴れ 
 宿屋    黒崎駅前 西鉄イン黒崎 
 
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	   6:00 起床。
	 6:20 朝食。相棒は、まだ起きてこない。 
	 宿の側壁にみすゞのモザイク。金子みすゞ記念館は、直ぐ裏だった。 
	 7:45 仙崎駅。  | 
  
  
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	 山陰本線の景色の良いところ。長門〜黄波戸(きわど) 長門二見〜宇賀本郷 湯玉〜小串 
	 海岸線沿いのカーブのある箇所で、見晴らしが良かった。五能線に似ていた。  | 
  
  
    
	
	  10:10 下関駅。
	 1日乗り放題のバス切符を。1番遠い満珠・干珠(まんじゅ・かんじゅ)島を見に。 
	 松原バス停から歩く。  | 
  
  
    
	
	  豊功(とよこと)神社への途中に、櫛崎(くしざき)城址あり。
	 石垣の上に民家あり。  | 
  
  
    
	
	   10:50 豊功(とよこと)神社お参り。
	 境内から満珠・干珠島を見る。 
	 豊功神社の宮司さんが、パンフレットを持って話しかけてくれた。  | 
  
  
    
	
	 
	 日の出の名所という。 
	 明治天皇御製 さしのぼる朝日のごとくさわやかに も たまほしきは心なりけり  
	 北原白秋作 わたつみの潮満つ珠の照りわたるその島かけて波の寄る見ゆ  | 
  
  
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	満珠・干珠島について 
	 壇ノ浦の戦の源氏の拠点。 
	
	 はじめ潮に乗り源氏が攻めたが、潮が変わり今度は平家が優勢となる。源氏は、満珠・干珠島まで押し返される。 
	 義経は、平家の船頭を狙い撃ちにして盛り返す。平家方は、寝返りが続き壇ノ浦に押し詰められた。 
	 天皇入水、知盛、碇をかついで入水。全滅。 
	 戦いの様子は謡曲「小原御幸」「碇潜」に詳しい。  | 
  
  
    
	
	   前田バス停までバス。
	 11:15 前田砲台跡。教科書の図にある場所。 
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	  11:30 平家一杯水。
	 左に海を見て南下。道路の直ぐ際にあり。  | 
  
  
    
	
	   壇ノ浦。壇ノ浦古戦場の看板。
	 高速道路の吊り橋。  | 
  
  
    
	
	   11:40 壇ノ浦砲台跡。 | 
  
  
    
	
	   安徳帝御入水処。
	 二位尼辞世 今ぞ知るみもすそ川の御ながれ波の下にもみやこありとは  | 
  
  
    
	
	  義経と知盛。 | 
  
  
    
	
	   御裳川(みもすそがわ)。
	 小さな川だった。今は国道の下。  | 
  
  
    
	
	  国道2号線の関門国道トンネルには、人の歩ける人道がある。
	 入口にはエレベーターがあり、下関側は地下約55m、門司側は地下約60m降りる。 
	 通行料は無料。軽車両(自転車・原付)は20円の通行料が必要で、どちらも押して歩く。 
	 今回、関門国道トンネル、新幹線在来線の鉄道トンネル、計3本を通ったことになる。  | 
  
  
    
	
	   歩くトンネルの長さ 780m。観光で訪れる人をはじめ、ウォーキングやジョギングをする人、通勤や買い物に利用する人などたくさんの方が利用
	。 下関側エレベーターで、歩きの婦人と会う。話が弾んで、写真を忘れた。 
	
	 婦人は九州の人、歩いて下関を歩いてきたという。勤め人とのこと。  | 
  
  
    
	
	  
	 旦那は、付いてこないという。年に1度は、一緒に出掛けるようにしているそうだ。 
	 和布刈神社は初めてと言う。和布刈神社で別れる。 
	 住所、名前を聞くのを忘れた。ホームページの宣伝も忘れた。 
	 この4枚は帰りの写真。  | 
  
  
    
	
	   12:10 和布刈神社お参り。 | 
  
  
    
	
	    海藻を刈る神事をするところ。
	 謡曲史跡保存会の看板。  | 
  
  
    
	
	  和布刈砲台跡。 | 
  
  
    
	
	  松本清張文学碑。
	 「神官の着ている白い装束だけが火を受けて、こよなく清浄に見えた。この瞬間、時間も、空間も、古代に帰ったように思われた。」(小説「時間の習俗」より)  | 
  
  
    
	
	  12:30 下関に戻り
	、9号線を行く。
	 高速道吊り橋の橋脚部。 
	 鋼材など最新の物で作ってあると思う。点検をしっかりやっているかな。  | 
  
  
    
	
	  立石稲荷大明神
	 平家が京都伏見稲荷の分霊を祀ったと言われる。 
	 9号線山側の。急斜面にあり。  | 
  
  
    
	
	    12:50 赤間神宮お参り。
	 水天供養塔。  | 
  
  
    
	
	   平家一門の墓。 | 
  
  
    
	   七盛塚。
	 二位尼時子、知盛と弓を取り交わした家長の墓もあり。  | 
  
  
    
	
	   芳一堂。
	 七盛の墓包み降る椎の露  高浜虚子  | 
  
  
    
	 
	
	  神もあとたれて千歳に月かなし  其桃(きっちょう) 
	 黄桜に及ぼす神の光かな  漁陽 ...  | 
  
  
    
	
	  赤間神宮を出て、唐戸から、少し山手にいる。
	 金子みすゞの顕彰碑。みすゞは、下関にも住んでいたことがある。 
	 バス停海響館前から乗り下関駅へ。 
	 山陽本線の関門トンネルを通り門司へ。  | 
  
  
    
	
	  14:20 門司駅。
	 柳御所の場所を聞くも判らんと言う。 
	 地図を頼りに町の中へ。  | 
  
  
    
	
	  柳御所(やなぎのごしょ)のバス停。 | 
  
  
    
	
	    14:30 御所神社お参り。
	 柳御所のあったところ。  | 
  
  
    
	
	  安徳天皇の碑。 
	 都なる九重の内(おく)恋しくは柳の御所を立寄りてみよ 忠度 
	 の歌が彫られている。  | 
  
  
    
	
	   君住まはここも雲井の月なるをなほ恋しきは都なりけり  時忠
	 分けて来し野辺の露と消へずして思はぬ里の月をみるかな   経正 
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	・九月十三夜の歌読の事 
	 
	 寿永2年(1183年)安徳帝を奉じた平家一門は柳が浦に上陸し柳御所を造営。 九月十三夜の歌宴を此処で催し次の歌を詠んでいる。 
	 
	 打解けて寝られざりけり揖枕今宵の月の行方清むまで  宗盛 
	 
	 月を見し去年の今宵の友のみや都に我を思ひ出づらむ  忠度 
	 
	 恋しとよ去年の今宵の終夜月みる友の思ひ出られて  経盛 
	  
	・清経、柳が浦へ入海 
	 
	 重盛三男 左中将清経は柳御所より小舟に乗り沖に出て「哀れはかなき世の中よいつまで有るべき所とて」と静かに念佛して波の底に沈んでいった。 
  
	・『平家物語』巻第八 緒環(おだまき) では 
	
	 上記の薩摩守忠度の歌 月を見し〜 と、修理大夫経盛の歌 恋しとよ〜 は太宰府で詠まれた歌として書かれている。 
	 
	 
	・『平家物語』巻第八 太宰府落 では、清経の入水について 
	 
	 小松殿の三男左の中将清経は、もとより何事も思ひいれたる人なれば、「都をば源氏がためにせめおとされ、鎮西をば惟義がために追ひ出さる。網にかかれる魚のごとし。いづくへゆかばのがるべきかは。ながらへはつべき身にもあらず。」とて、月の夜心をすまし、舟の屋形にたちいでて、横笛ねとり朗詠してあそばれけるが、閑に経をよみ念仏して、海にぞ沈み給ひける。男女泣きかなしめども甲斐ぞなき。 
	 
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	  15:40 黒崎駅。
	 謡曲「砧」に関係ある神社が水巻駅近くにあるので、今から出掛けることにした。 
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	  水巻駅の写真を忘れた。駅から地図を頼りに歩く。
	 遠賀川(おんががわ)右岸にあった。 
	 砧の芦屋は、遠賀川の河口にある。明日出掛ける。  | 
  
  
    
	
	   16:30 八剣神社お参り。
	
	 現地には、謡曲「砧」との関係は説明なかったが、日本武尊が熊襲征伐の時、都から逃れてきていた砧姫と結ばれ、その証として植えられたイチョウがあった。 
	 「金剛流 美賀和会 横須賀」ホームページに八剣神社の説明がある。見に行って下さい。  | 
  
  
    
	
	  大イチョウ。
	 樹齢1900年。  | 
  
  
    
	
	  霊樹碑(れいじゅひ)。
	 八剣神社、大イチョウの由緒を記した碑。  | 
  
  
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     この神社の東に、長専寺があり、その境内に鏡観音があり、砧姫を祭っているという。謡曲史跡保存会の看板があるそうだ。勉強不足でした。 | 
  
  
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     水巻駅に戻り黒崎駅へ。 
	 九州の鉄道は、複々線で高架が多く運転本数も多い。電車は8両編成。 
	 17:30 黒崎駅着。  | 
  
  
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     西鉄のビジネスホテルに泊まる。 
	 朝食付き。大風呂あり。ベット幅広。今ホテル業界は、この3点で競争をしているとのこと。 
	 大風呂が良かった。大風呂と行っても10人程度は入れるだけですが。  | 
  
  
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