21 万福寺 三室戸寺 平等院   京都

11km    2005/07/31

京都奈良


 

 洛南の万福寺、三室戸寺を訪ねた。

 東海道線快速を、米原で乗り継いで、京都へ行った。時刻表を見ると、奈良線が直ぐ出る。急ぎ乗り継ぐ。

 奈良線は、初めて乗る。途中から、単線となるが、1時間に4本ある。これから活用しよう。

 黄檗(おうばく)駅で降りる。

 宝蔵院へ行くつもりが、万松院に着いてしまった。お参り。

 実は、万福寺の入り口で分かったことでした。

 宝蔵院は、次の時、お参りしよう。

 万福寺総門。

 禅宗の黄檗宗の総本山。中国の隠元禅師が建てた物で、寺の様式、儀式作法お経も中国式との事。

 1661年創立で、主要建物の他、たくさんの重要文化財に成っている。

 菊舎尼(きくしゃに)の句碑。   山門を出れば日本ぞ茶摘み唄

 本名、田上道子。1812(文化9)8・2374歳・長府徳応寺にて死去。長州生れで、16歳で結婚したが、24歳で夫に死別。田上家に戻った後は独身を通し俳諧に専念、諸国を遊吟した人。

 寺の玄関に当たる天王殿と蓮。

 鉢植えの蓮が、たくさんあった。

 布袋さん(弥勒菩薩の化身)が中央に腹を出して座っていた。

 大雄宝殿(だいおうほうでん)。本堂です。

 熱帯地方の丈夫な樹木であるチーク材で出来てる。ここしかないとの事。

 黄檗樹。和名キハダ。
 巡照板(じゅんしょうばん)。 お寺の時計。

 謹白大衆 きんべだーちょん  謹んで修業者に申し上ぐ

 生死事大 せんすすーだ    生死は事大にして

 無常迅速 うーちゃんしんそ  無常は迅速なり

 各宜醒覚 こーぎしんきょ    各々覚醒して

 慎勿放逸 しんうふぁんい    無為に時を過ごさぬように

 読み方と意味です。仏道修業者の心を戒めているようです。

通玄門と三門。
 総門に戻ったら、猛烈な雷雨。雨宿りするも、なかなか雨は上がらない。樋を溢れて、側の法生池に流れ込む。

 少し小降りになったので、タクシーを呼ぶ。門前に、タクシー名と電話番号を書いた看板があった。

 歩きは、電車、バスまで。タクシーは乗らないとしていたが、今日は破った。久し振りの破り。

 タクシーは旧道を行くように頼んだ。歩く予定の道です。また、雨が酷くなったが、ゆっくり行って貰った。

 三室戸寺の参道。西国三十三所の十番札所。西国三十三所は、また、歩く予定でいる。

 修験宗(しゅげんしゅう)の別格本山。

 五体の仏像が、重要文化財となっている。

 花のお寺さん。紫陽花と躑躅の庭は柵してあり入れなかった。

 鉢植えの蓮。
 本堂。お参り。
 三重の塔。

 三重の塔の近くに、浮舟の古墳があった。宇治十帖の浮舟です。

 雨が上がり、平等院まで歩く。途中、2時過ぎの遅い昼食をとった。

 平等院は 、修理中だった。

 メイン通路を外れた所にある、扇の芝を見に行った。

 写真を撮っていたら、何してんだろうと言う顔をした人が数組通っていった。やはり、あまり知られていないんだなあと思う。

 「扇の芝」は、平家全盛の時、以仁王に従って挙兵した源頼政が平知盛に攻められ、ここで、扇を敷き自刃した。源頼政は76歳だった。源氏だったが、清盛に従った人。

 辞世の和歌 埋もれ木の花咲くこともなかりしに身のなる果 てぞ悲しかりける

 

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