23 大宇陀 奈良 8km 2010/03/14
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日本書紀に、大宇陀・阿騎野(おおうだ・あきの)で薬狩りをした記述がある。男は鹿を狩って角をとり、女は薬草をつむ日本で最初の薬猟の里であったという。
壬申の乱が起こると、大海人皇子は奈良県吉野町宮滝の吉野宮を脱出し、宇陀の地を通り、美濃の不破に逃げている。 軽皇子(かるのみこ)が阿騎野で狩りをした際、柿本人麻呂は、供をした。その時の歌が、万葉集にある。 東(ひむかし)の野に炎(かぎろひ)の立つ見えてかへり見すれば月傾ぬ 宇陀松山城は、宇陀郡を領分する有力国人宇陀三将(秋山氏、芳野氏、沢氏)の一人、秋山氏が居城として古城山に山城を築いたもの。 築城時期についてはわかっていないが、南北朝時代には構えられていたという。 また、城名は秋山氏が居城としていた頃は松山城とは呼ばれず、秋山城と呼ばれていた。
商家の町並み、柿本人麻呂の跡、大宇陀の松山城跡、又兵衛桜などを見ようと出かけたが、町並みのみで時間が来てしまった。また、出かけよう。 7:30 近鉄特急に乗る。特急券は、インターネットで買え、検札もなかった。榛原で降り、バスで大宇陀へ。 |
10:00 道の駅 大宇陀 バスの終点。 |
大願寺。真言宗 本尊は、十一面観音。
門は、簡素。本堂 お参り。 道の駅 大宇陀の裏にあり。 |
境内に、大宇陀の松山城主織田信武建立の毘沙門堂。
おちゃめ庚申。 役行者の像。 |
仏足石。
大願寺薬草料理があるようだが、予約が必要みたいでした。 |
裏の山に、白山権現社。 |
旧道沿いの町並みは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されている。その町並みを歩いて来た。 10:20 久保酒造の店。 |
10:30
まちづくりセンター千軒舎。 町家を改装した、格子と、よい座敷と、ガラス戸(外国製のガラス。外が歪んで見える。高級品だったらしい)あり。 |
10:40 森野旧薬園。
吉野本葛。 森野家は、16世紀末頃から葛粉を造り、カタクリ粉なども造り、また、薬草を愛し、園内で育て漢方薬を普及させたという。 史跡名勝保存法による史跡となっている。 |
吉野葛の晒し場。
葛:マメ科のつる性植物。その根から澱粉を作る。 |
石水亭 森野家亭主の隠居場。 |
桃岳庵 森野家亭主の隠居場。
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裏山は、薬草園。
薬草園からの大宇陀の町並み。 |
カタクリ。1週間早すぎた。 |
11:40 古民家カフェ。
昼食はランチ。 |
12:20 奈良漬けの店 いせ弥。
奈良漬け1本、買う。 まちなみギャラリー 石景庵。
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山邊家住宅。もっとも古い商家。 |
12:30 薬の館。薬問屋の細川家を改装。
今の値段で、数百万円の看板。 |
12:40 松山西門関門。
松山城の西の入り口。 |
13:00 慶恩寺 浄土宗。お参り。
室町時代初期の秋山城主秋山氏の菩提寺。
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14:00 芳村家 たね油絞りの家。
黒漆喰、卯建、格子、船板を使っている、店舗兼住宅。 |
15時、近鉄に乗る。名張で、特急に。
榛原にも、特急は止まるが、すべて鳥羽行き。中川乗り換えが必要だ。 |
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