32 基礎生物学研究所一般公開見学    愛知

4km       2004/10/16

その他


 

 大学共同利用 機関法人自然科学研究機構 基礎生物学研究所の一般公開が、10月16日あった。

 テーマ 「来て、見て、探ろう!バイオの世界」

 大学共同利用機関法人自然科学研究機構は、国立天文台、核融合科学研究所、基礎生物学研究所、生理学研究所及び分子科学研究所の5大学共同利用機関から成っている。

 地元では、ノーベル賞候補の研究者がわんさといるとの評判である。

 その内、基礎生物学研究所、生理学研究所及び分子科学研究所の3つが愛知県岡崎市にある。この3つの研究所が順番で、年1回、公開している。

 9時半から12時まで見学してきた。内容は、難しくて理解できないが、若い人達が、たくさん、目を輝かして説明してくれた。

 最近の、目の前の成果のみを追求する世の中ではあるが、日本国は、もっともっと、このような人達にお金を掛けるべきだと思い、帰って来ました。私の息子も、ここに来たいと言っていましたが、先輩が列を作って順番待ちとのことで、結局、サラリーマンになりました。

 以下、写真のある物について、判る範囲で説明する。

 
 キイロショウジョウバエは、体長2mmで、卵を生み付けられてから10日で成虫になり、卵を産み始める。始めて知った。

 世代時間が短く、飼育しやすいので、遺伝子、初期発生、形態成形、神経系の成形などが、盛んに研究されている。

 DNAの全ゲノム配列が、すべて決定しているそうだ。「同性愛遺伝子」、「酒好き遺伝子」も見つかってるそうだ。

 脊髄動物の中で、遺伝的な性別を判定できるのは、哺乳類とメダカだけ。男を決定付ける遺伝子があると言う事のようだ。人間のY染色体のような物だろう。

 メダカの性決定遺伝子は、ここの研究所で見つけた。

 

 水生動物の飼育室。蛙。

 凄い量です。

 DNAの説明があったが、良く判らず仕舞い。
 世界で一つだけのアサガオの種を貰ってきました。

 その種は、放射線(炭素イオンビーム)をあててある。炭素イオンビームは、遺伝子に傷を付けて突然変異を起こすので、研究でよく使っている。

 来年5月に播き、その種を、再来年に播くと、”運”が良ければ、新しい性質を持ったアサガオが出てくる。

 青い花が咲いた時は、たのアサガオと交雑しているとの事。アサガオが咲く前日につぼみの先を糸で縛ると自家受粉の種が出来る。

 忘れずに、試してみよう。

 新しい性質のアサガオが出たら、理化学研究所「アサガオクラブ」まで、連絡して、とありました。

 「ひまわり」の種も貰ってきました。こちらは、どんな性質の種であったか忘れた。

 明大寺地区展示場を見終わった時は、12時。山手地区展示場に、1/3の展示があったが、行けず仕舞いとなった。

 また、公開講演が、岡崎コンファレンスセンターであったが、欠席。

    「植物のこころ *葉の形から見た植物学への誘い*」 塚谷裕一 助教授

    「タンパク質の不思議 *生命を司る分子の一生*」 大隅良典 教授

 

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