134 善光寺 姨捨 長楽寺 松本   長野

14km       2015/08/30〜2015/08/31

その他


 西国観音参りは2009年満願。そのお礼参りに、長野善光寺へ行ってきた。帰り、姨捨駅に途中下車して、長楽寺お参りのつもり。

 行きは、特急に乗った。年のせいです。
  13時、長野着。50年ぶりの長野駅。

 長野には、よく出掛けたが、何時も、車でした。

 新幹線、結局、1度も目に出来なかった。

 駅から善光寺に歩く。
 雨の表参道。ずっと緩やかな登り。

 善光寺お参り
 善光寺本堂

 朱印。
 長野駅前に泊まる。

 ホテルの朝食。

 8時前の電車に乗る。通勤時間で座席満席、篠ノ井で8割方下車。

 8時20分、姨捨駅着。初めて降りる。

  スイッチバックのJR姨捨駅。昔、蒸気機関車に水を補給した駅らしい。

 次の電車まで、2時間あり。片道500m、下り70mくらいに位置する長楽寺へ。
 線路の際に、姨捨公園。

 今朝は早薪割る音や月の宿 虚子
 長楽寺お参り。 
 姨岩(おばいわ)。

 朱印貰おうと1時間半待つが、朝居たお寺さん、戻らず。

 次の電車まで待つと、名古屋着が3時間以上遅れるので、諦めて駅への坂道を歩き出す。

 境内に、石碑、数多。最後に、判る範囲で解読。
 謡曲「姨捨」の看板。
  姨捨駅。

 スイッチバックのレール。
 松本駅。途中下車。この駅は初めてでした。

 昼食、蕎麦を食う。

 予定変更せずに、各駅停車に乗る。塩尻駅で、30分以上停車。

 それでも、松本〜名古屋、約4時間でした。途中、奈良井駅からの乗車が多かった。
長楽寺境内の石碑 37基
 うしろよりさし掛ケ傘を月の雨 虚空
 枯れ果てて信濃路はなほ雪の前 登四郎

くるみ割るこきんと故郷鍵あいて 翔

更級や姨捨山の月ぞこれ 虚子
姨石の大盤石に月を待つ 苹果

月見るや滞なく七むかし 松林静一

姨捨の月の桂はちよへたるおくしなのぢにのぼる月影 周川
名月やくろきは人の声ばかり 秋香

世の塵をはらふ心八更級や姨捨山にうづむ黒髪 昌明

花八よし野姨すて山の秋の月 襦鶴
空にひとつあまりて月の田毎かな 松堂

はじめから夜毎続きて秋の風 鳳朗

何処までも冴えゆく月のかゞみ哉 迎祥
名月や雪のやうなる蕎麦の花 一翁

徐に風ふく月の桂哉 松宇

桂花咲くと八幡は朝の靄淡く 丸山晩霞

月の都まことに月のみやこかな 十湖
月八世の真を照らすかがみかな 桑月

あひにあひぬをばすて山に秋の月 宗祇

名月やあしたは人のひる眠 
名月や幾世もたかし岩の音 羊耕

姨捨の田毎に月の配りかな 臥雲
誰が眼にもさて姨捨や秋の月 旦海



鏡台山にかがみ姨山動かしぬ 十川
姨捨のやまの月かげあはれさにうしろにおひて帰るまで見つ 真顔

名月の光りにくらき麓かな 竹圃

入月をおしむこころのあら八れて我影法師ものびあがりけり 高住
くもるとはひとの上なりけふの月 虎杖

みかの御代来つつなればとまたく磨くたまとはれなつつきよミのかみ

きりむかふすむつきしげミもみぢミちみもみ衣着つむすぶかむりき 回翁

回文:和歌・連歌・俳諧などで、上から読んでも下から読んでも同音のもの


待宵や明日の夜の目は貯(たば)ハれず  守武




月ひとよその俤をふくむ山 仙老
暮るるから月は鏡となる夜かな 錦玉

我こころ月にミがくる山の上 白逸

名月や花には明日と言ふ日あり 寛考

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