5 姫街道 3 本坂 本坂峠 嵩山 和田辻 馬場 静岡 愛知 24 km 2005/03/27
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三ヶ日の駅から、先回、打ち止めした地点まで行き、歩き始める
。
三ヶ日一里塚。旧姫街道一里塚と彫った石碑だ。作られた時期は、そう古くはない。 これから町、昔の宿場に入る。 |
問屋場跡。看板があるだけ。 |
三ヶ日四辻の交差点。
姫街道と宇利道(新居から新城への道)の交差点である。このすぐ、西に、本陣があった。 また、北には、古い家屋があり、3階建てかと思ったが、2階立ての民家だった。 |
本陣跡 。ここもその面影がない。 |
町外れに、遺跡
(とのはた)遺跡の看板があった。縄文晩期から弥生初期の遺跡とのこと。この崖の上が遺跡と思われる。
このあたりから、三ヶ日の宿場を抜ける。 |
釣橋川、宇利山川があり、釣橋川橋の際に、小さな釣橋川公園があり、左図のような説明があった。 この街道は、万葉集の防人の歌にもある、古くからの街道だった。江戸時代は、「東海道本坂越」と言われ、東海道脇街道だった。 「姫街道」は、古い街道の意味の「ひね街道」、御姫さんがよく通ったので「姫様街道」との、2説がある。 |
釣村の秋葉常夜灯。鞘堂に収まっていた。 |
山論犠牲者供養塔があった。左写真
「忍びつつ常磐に伝えん我が祖先」と刻んだ石碑があった。 右写真 入会権の絡んだ、もめ事があり、ここ本坂と日比沢の庄屋が罪を負って、家族全員が打ち首にあったとの事。 |
華蔵寺。曹洞宗のお寺さん。お参り。 |
古代の駅、「板築駅(ほうづきえき)」の看板在り。
平安時代、浜名湖北の道を官道にしたことがあったとの事。
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本坂一里塚
馬頭観音6体の石仏があった。 |
昔の面影を残す、細道。 |
本坂の集落の中に、江戸以前ここに関所があったが、気賀に新関が出来て廃止されたと説明があった。 |
三筆の一人、橘逸勢(たちばなのはやなり)を祀る、橘神社
があった。
三筆とは、日本書道史上の3人の能筆家。とくに平安初期の嵯峨天皇、空海、橘逸勢をさす。 橘逸勢は政変に巻き込まれ、伊豆に流刑になり、その途中、このあたりで、病死した。同行していた、その娘が、ここに留まり、妙冲と名を改め、親を供養したとの 事。
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妙冲の孝行を顕彰する碑。 |
逸勢桜。
橘逸勢の書。 |
本坂の高札場跡と秋葉灯籠 。 |
金属と石の弘法大師像2体。
説明に、大正時代のトンネル工事の時には、ここにあったとの事。 東海道に比べると、記録されたものが少ないらしい。 いよいよ、舗装道路から、山の道に入る |
姫街道の三ヶ日側の山の道。 |
幅0m、高さ4mの1枚岩。鏡岩と言う。
ここを通る女が、てかてかにひかっていた、この岩で化粧直しをしたんだそうだ。 地表に現れている断層だそうだ。 |
旧道トンネル近くで、旧道と交差するが、このあたりは、椿の原生林が広がっている。
旧道は、車が入られるので、車で人が来ていた。 |
12時、本坂峠に到着。寄り道しながら、三ヶ日から3時間。
標高328m。三角点はなし。 愛知、静岡県境の山並の縦走路と交差している。姫街道より流行っているらしい。縦走者の方が、断然多い。 昼飯を食う、30分ほどの間に、数組のグループが通り過ぎた。 |
嵩山へ下る。
弘法水。弘法大師が喉を潤した水だそうだ。今は、とても飲めないようだ。 |
嵩山(すせ)側の姫街道。三ヶ日側より荒れている。
坐禅岩・腰掛け岩。 |
嵩山一里塚。写真で表現できなかったが、左にこんもりとした小山が残っていた。 |
嵩山宿の東の入り口。
姫街道の彫り込みのある石碑。裏には、香川景樹(かがわかげき)の歌と、その説明があった。 江戸の歌人。海嫌いだったので、新居の渡しを避けて、本坂越えをした。その時の歌との事。 ましらなく杉のむらだち下にみて幾重のぼりぬすせの大ざか 景樹 |
嵩山から、本坂峠を見る。 |
嵩山の長楽寺。 |
常夜灯と道標。
道標には、右豊川 左豊橋 と刻んであった。 江戸時代の絵図をみると本坂道(姫街道)・嵩山街道が描かれている。この両街道の合流点は長楽である。嵩山街道は、吉田から嵩山までの道。 「別所街道」と言われる、豊橋から、和田辻・新城・鳳来町・東栄町(昔の別所)までの街道がある。別所街道と姫街道が交差する所が和田辻である。此路は、昔からあったと思うが、別所街道と言う名称は明治以降のもの。 |
豊橋に農業水を供給する牟呂(むろ)用水に架かる小倉橋の手前に、馬の顔を彫った、「水難除 馬頭観世音」の碑が建っている。
大正時代に、運送関係者が建てたもの。 |
三谷原神社。 |
寿命院。
三谷原神社と寿命院の間に、三橋一里塚があったとの事。現地には、それらしいものはなかった。 |
鉄道のある、豊川に到着。
24kmの歩きだった。山登りは、万歩計は、少なめにカウントされるので、もう少し歩いた気がする。春の気候だった。 |
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