ボランティアとは、本来「仕事の目的に共鳴し、自ら進んで、無報酬で、自分の持っている労力や金品を提供する人」のことを指していました。このことから、ボランティアという言葉は、社会福祉事業特有のものではなく、社会における活動のあらゆる分野で用いられてもおかしくはありません。私たちの生活の中では、社会福祉の奉仕者を連想することが多く、「ボランティアをしている人=社会福祉に協力している人」というイメージが大きいようです。阪神大震災などをきっかけに活動の幅も広がり、
社会的にもボランティアに理解・興味を示されるようになりました。
【ボランティアの語源】
英語 ボランティア・・・自ら進んでする |
ラテン語 ボランタール・・・自由な意思 |
フランス語 ボランテ・・・喜び・精神 |
【ボランティアの理念】
自発性・自主性 |
他から強制・強要されることなく自分自身が主体的に自らの意思のもとで実践に当たりましょう。 |
福祉性・社会性 |
自発的な行為であっても、自分勝手な活動ではいけません。活動は常に社会の福祉向上に向けられるようにしましょう。 |
継続性 |
気が向いたときにする活動ではありません。計画的に継続性を持って活動しましょう。 |
無報酬性 |
報われることを期待したり収入を得るための活動ではありません。 |
近年は市民活動、NPO法人などの概念が形成され、それぞれのもとで活動が行われています。ボランティア活動はこれらと協調しながらも、当初からの精神を受け継ぎ、発展をしていくべきと考えます。
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