ボールドウィンの製作日記 2  (上が新しく、下が古くなっています。)

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2005年 8月中旬 キャブ後上部の手摺り 後部ヘッドライト取り付け 砂撒き管 キャブ前後窓のひさし キャブ入り口手摺り ダミーブロワー管

 

窓のひさしです。

 

キャブ後上部の手摺りです

 

手摺りの取り付け部です。

 

砂撒き管です

 

後部用ヘッドライト台です

 

ブロワー管の煙室入り口です

 

圧力計は屋根の蓋を開けて見るようにしました

 

ダミーの発電機です

 

                                                                                 

2005年 8月上旬  スチームドーム、砂箱のすそ。 煙室内配管、オイルポンプ取り付け、 ボイラー後部フィッティング、キャブ屋根リベット穴開け、 後部連結器取り付け

 このところとても暑い日が続いています。 暑いと集中力が落ちるので朝早く起きて涼しい内に作業をしています。 平日より休日の方が起きるのが早くなりました

すそのカーブは表計算ソフトで展開図を書いて金属板にけがき、金切りハサミで切断しました。

 

煙室内配管です。

 

オイルポンプをキャブ内に取り付け、ワイヤーをクランクにつないで駆動することにしました。

 

フィッティング後、2回目エアーテスト準備中です。

 

屋根にもたくさんのリベットがあります。 天窓も開閉します。 ここから圧力計を見る予定です。

 

2本のステーはボールドウィンの雰囲気を高めます。

 

 

前部の様子です。

 

2005年 7月下旬  オイルポンプ取り付け、 前端梁取り付け、 エンジンカバーセット組み立て、 スチームドームと砂箱の取り付け検討、ドレイン操作レバー取り付け、逆転機レバー取り付け、前端梁と煙室をつなぐ斜めのステー取り付け、発電機台取り付け、その他諸調整加工

 

部品を組み付けて全体のバランスを見ました。  いい感じになったと思います。

2005年 7月下旬  材料の摩耗について

 前作のコッペルを2日間で少なくても20km以上走行させる機会がありました。 (距離データは距離計によるのでカンより大きな誤差は無いと思います。)  コッペルは車輪が小さいので滑子等各部品の運動量はC62やC55の比ではありません。 かなりの摩耗を想定していましたが、走行後チェックするとほとんど変化はありませんでした。 ちなみに負荷は客車2両に平均して大人3人子供3人くらいです。 勾配はほとんどありません。

 これなら今後もこの作り方と材料で支障無さそうなことがわかりました。  またほぼ連続して走っていましたが、スライドバーの止めねじがゆるんではずれる以外はなにも問題はありませんでした。 (これは単にゆるみ止めをすればよいので設計上の問題ではありません。)

 ボールドウィンもこのくらい安定して走れるといいのですが・・・・・。

 

2005年 7月下旬  エンジンシール組み立て  エアーテスト 前端梁組み立て  エンジンカバー 

 ようやくエアーテストができる段階になった。 シール材を塗ってエンジンを組み立て、フレームにセットした。 バルブギアもグリスを塗って組み立てた。 1回目はシール材を伸ばしすぎて漏れが出てしまった。 再度バラして組み立ててようやく動輪が回った。

 当たりがついていないせいかもしれないが、カットオフを絞っても回転数があがらない。 そもそもスチーブンソンのギアはたくさんのヒンジや摺動部の抵抗があって動きが固いなあ とは思っていた。 でもまあそのうちにあたりがつくだろう。

 (エアーテストの時は手が油とシール材にまみれていてとてもカメラを持てません。 したがって写真が撮れませんでした。 )

 

2005年 7月中旬 給排気管  続バルブギアの組み付け

 給排気管はコッペルと同じように出来合いの汎用品を使いました。 ニップルのフレームに入るねじは1/4平行ねじに切り直し、 フレームも平行ねじをタップしました。 そしていったんニップルの片ねじをフレームに全部ねじ込んでチーズが入るスペースができたらチーズを入れニップルをチーズにねじ込んでいきました。

 

 弁が動くところまでバルブギアを組み付けました。

 

 左側の動輪が上力点です。 この位置で前進位置に入っていますので後ろポート全開です。 このまま動輪をまわして2つの死点と2つの力点でのチェストの位置を確認しました。

 始めて作ったスチーブンソン弁装置です。 動輪の位置に対応してねらった位置にチェストが来るのを見るとうれしくなります。

 しかしこの弁装置はメンテナンスが大変そうです。 給油はオイルカップによる集中給油になりそうです。 5コいりそうです。 今後またこの弁装置を作るときにはエキセンにベアリングを使うことにしました。

 

2005年 7月中旬  サイドロッドがかかった。  

  ようやくサイドロッドがかかった。 緊張しつつ動輪をまわしてみる。 これがぎくしゃくするとやっかいだ。 

 なんとか真円メタルでもスムーズにまわってくれた。  やれやれだ。 メタルといっても100円均一に売っていたアルミパイプである。 どれだけ耐えるか、みものである。

サイドロッドがかかった状態での動輪回転状況です。

デジカメでのスローシャッターはやりにくく、うまく撮れませんでした。  

 

2005年 7月中旬 バルブギアの組み付け  ボイラージャケット穴開け 動輪クォータリング

 バルブギアの組み立てを始めました。  やはり軸動ポンプのところで窮屈になりました。 軸動ポンプとリンクとのクリアランスは2mm程でしょうか。  

 

 

 

 片側の動輪だけ車軸に固定して動作や干渉を見ながら組み付けてみました。 各所を調整し、バルブギアのエキセンの位置を決めてエキセンにピンを打ちました。 その後反対側の動輪をクォータリングして固定しました。  ロックタイトで仮固定してピンを打ちますが、ロックタイトがしっかり固定するまで時間をかけています。

 スチーブンソンバルブギアは様々なバリエーションがあるようですが、このボールドウィンの模型は実物の方式をそのままやってみました。

しかし実物には軸動ポンプが無いので違和感はあります。

 

 

 

 

 

 ロックタイト固定中にジャケットにドームの穴を開けました。  かつては3mm程度の穴をたくさんあけてこれをつないで抜いていましたが、 ホールソーを買ってからはこれでいくつか開けてからディスクサンダーで削っています。

 

 

 

 

2005年 7月上旬  従輪固定 従台車押さえ  ボイラージャケット後部切り開き  イコライジング

   クォータリングではありません。 従輪をロックタイトで固定しています。

固定後ピンを打ちます。

 

 

 これは従台車の押さえバネです。  実物はリンク式のようですが、 こだわるとますます後部が重くなるのでこのようにしました。

 

  ボイラージャケットの後部を切り開きました。

 

 

 イコライザーとバネを板材で結びました。 ばね吊りがねじ式でないので長さ調整ができません。 実物はどうやって調整しているのだろうか。 (写真に見える細いねじは単なるズレ止めです。)  ばねと板材の間にスリッパを履かせて調整するのだろうか。

 ところでこの コ の字形の板材だが、曲げるのにとても手間がかかります。 あなたならどうやって曲げますか?。

 

2005年 6月下旬  動輪 従輪切削

  

動輪加工前。 

動輪鋳物をお願いしていた鋳物屋さんは本業が忙しく、 結局対応できませんでした。 このためライブの友人から懇意の鋳物屋さんに依頼していただき、 約1ヶ月でできました。 ありがたいことです。

 

 

動輪加工後

 

 

従輪加工前。  従輪の鋳物は動輪舎から購入しました。 いろいろな形状に加工できるような形になっていました。 写真は表と裏です。

鋳物環境が悪化した当地では、動輪舎から提供される鋳物はとても助かります。

 

 

  

従輪加工後

 

  

車輪に車軸を通してレールにのせてみました。

 

 

2005年 6月中旬  バルブチェスト  煙突取り付け座  砂箱蓋  煙室台  ダミーチェックバルブ  ヘッドライト放熱器

バルブチェストはコッペルと同様にロー付けで作りました。

 

   

ヘッドライトを取り付けた煙室前板と煙突をジャケットにつけてみました。 こんなイメージになります。  

 

煙突取り付け台座です。

 

煙突を持ち上げている途中です。

 

煙突を取り除いたところです。

 

 3本見えるねじは、煙突を台座と同心に位置決めするためのスペーサーです。 台座本体の垂直決めは、煙室からの4本のねじで調整します。 調整後に耐熱パテで隙間を埋めます。

 

  

砂箱蓋の材料になりそうなものを探したらカクテルシェイカーの蓋を見つけました。

大きさが違う蓋が単体でハンズで販売されていました。 どうもこれには規格があって、しかもなくすことがあるらしい。

真ん中に黄銅球をロー付けしました。

 

 

 ダミーチェックバルブはこんな感じで作りました。手で持っている3mmねじにパイプを通してボイラージャケットにねじ込みます。下部は5mmの銅パイプをつなぎます。 

 動作するチェックバルブをボイラー横につけないのは分解に手間がかかるようになるためです。

 

煙室台にひれを溶接しました。 ボイラージャケットはこのひれにねじ止めします。

ヘッドライトに放熱器をつけました。 材料は塩ビパイプのソケットを切りました。 ダミーですが穴もちゃんとつけました。 留め金もつけました。 あ〜しんど。

 

2005年 6月上旬   連結器×2  前端梁  煙突   前照灯

  

連結器 : コッペルの朝顔連結器とよく似ているが連結器どうしの当たり面が平面になっている。  鉄板をロー付けして作りました。

 

 

木製の前端梁です。 強度が比較的強い集成材にしました。

 

 

    

煙突の材料として雨量計の廃材をもらってきていました。 これでなんとか作ろうとしていましたが・・・・・・・・。

 

 

 

         

 何と!。 りっぱな煙突が届きました。   

 実は、この煙突を作られたのはキャブ屋根板を曲げていただいた I さんです。 I さんは鉄工加工業を営んでおられ、しかもライブを製作されているライブラーです。   煙突の作り方のことで相談したところ、 なんと作ってくださいました。  I さん。 ありがとうございました。

 まるでライブの駆け込み寺のようになってしまってすみません。

 ライブに理解のあるこの方のおかげでボールドウィンの製作はどんどん進んでいきます。  たいへんありがたいことです。 これからもよろしくお願いします。

 

 

     

ヘッドライトの材料です。  100円均一で見つけたコショウ入れらしい缶とおたまです。

 

       

コショウ入れの蓋が前枠になり、本体を短く切ったのがヘッドライト本体になります。 縁に2mmの銅丸棒をはんだ付けし、台座と取手をつけました。 あとで中央上部に熱逃がしをつける予定です。

 

 

2005年 5月下旬  砂箱  スチームドームカバー ダミー汽笛  ロッド油壺

 加工前です

  加工後です

 

懸案だったスチームドームカバーと砂箱のすその部分を作りました。 それぞれ120mmと90mmの丸鋼のスライスから削りだしました。

 

 

     

筒状の部分は後で長さ調整するため長目になっていますが、こんな感じになります。 スチームドームカバーのキャップ部分のふちは最終的には切断しますが、 今は工作中に壊れないようにつけています。

 

 

空いた時間にダミー部品を作りました。  汽笛とロッドの油壺です。

 

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