ビッグボーイの製作日記3     (2004.1〜  )  (上が新しく、下が古くなっています。)                

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2004年 10月 上旬  R7.5mのテスト走行  

 コッペルの製作でしばらくビッグボーイをほったらかしていたが、残るテストをしなければならない。 それはR7.5mの通過と石炭焚きによる走行である。 

 エアーによるR7.5mの通過テストの結果はOKだったが雨が降り出して石炭焚きができなかった。 でもまあ支障なく焚けると思います。

 このテスト走行で前の走り装置の動きがやけに固く感じられた。 絶気でバックの時に車輪が回らないのだ。 う〜ん。 一度エンジンをばらしてみよう。 

         

 

2004年 6月 下旬  こんどこそレイアウト試験走行

 部活の子供は関西遠征で土日はいない。 天気は曇り予想であった。 悩んだ末土曜日にBBを積み込み、支度をした。

朝5時出発。 7時はまぼう公園着。 すぐに降ろし始めた。 降ろし終わりは9時。 一人では2時間かかる。組み立て完了が10時頃で、走れるようになったのが11時10分だった。 組み立ては1時間でできることがわかった。 最大の問題はBBを降ろすことだった。

 1日で約20周した。約7kmである。 燃料はガスを使った。 走ることについては特に問題は無かったが、 蒸気の使用量が多く、ちょっと気を抜くと0.5Mpaで出発しても0.4Mpaで帰着することになる。 C55,C62では同圧で帰着できた。 石炭はガスより火力が強いので石炭を使えば気を遣わなくてもよいだろう。

 軸動ポンプは3個つけているが、給水能力は十分だった。 ハンドポンプもインジェクターもあることを忘れるくらいだった。 ただし水の使用量は当然ながら多かった。水タンク2個は正解だったようだ。

 カットオフを絞った方がスムーズに走るようだ。 出発のみミッドギアで、走りだしたら止まらない程度まで絞って、加減弁の開け閉めで速度を調整してみた。 もう少しラッチを入れた方がよさそうだが、走行中は加減リンクを見ながら調整しなければならない。 下手してバックに入るとどうなるのだろうか。 どこかが壊れるかもしれない。

 乗客付きの20パーミルの登りはスロースピードでも不安は無い。  が  加減弁を大きく開けると前走り装置が空転する。 走行時は補重することを考えよう。

 ブラスト音は無いと言ってよいかもしれない。 排気ドレインで音が消えるのだろう。 

 シリンダードレインをずっと開けて走ったが暖まったはずでも湯がよく出ている。 これは閉じられないかもしれない。

 蒸気汽笛は結構いい「ポー」 が出ている。 電子汽笛は走行音に消されてよく聞こえない。外付けアンプを考えよう。  非常用に車の警笛もつけたがこれは効果絶大だった。

 分解開始15時、積み込み完了出発16:40であった。   強い日差しがあって暑い一日でした。

以上の5枚は静岡県のIさんに撮影していただきました。

 

私のカメラでは下のような写真になります。 もう少しいいカメラがほしい・・・・・・・。

 

 

 

2004年 6月 下旬  レイアウト試験走行・・・またもや中止

 明石公園での試験走行をもくろんでいたが、またもや台風接近により出勤となり中止した。 週末ごとに雨が降ると感じているのは私だけか?。

2004年 6月 中旬  幸運なこと

 ビッグボーイはほぼ完成したが、問題も発生していた。 それは 「どこに置くか。」 という現実的で個人の努力では解決困難な問題であった。

 この問題についてはC55やC62でも発生したが、妻の実家に置かせてもらうというウルトラD作戦を決行し、理解を得ることができた。 しかしそこでも置く場所がきつくなってきた。  こうしたことから近くに置く場所がないか考えた。 可能性としては次のことが考えられる。

1 駐車場を借りて倉庫を置きそこに入れる。

2 廃屋を探し、借り受けそこに置く。

3 銀行等のセキュリティがしっかりした所に展示をかねて置かせてもらう。

4 倉庫業の倉庫に契約して置く。

他にもいろいろ方法はあるのだろうが思いつくところではこんなものだった。 

まず 1は 費用がかかるが現実的な方法だ。しかし駐車場に倉庫を置くことは通常いやがられる。 

2は いたずらが心配だ。

3は 理解を得るには相当な努力が必要だろう。 あまり現実的でない。

4は 費用のみが問題である。

 いろいろ考えあぐねていると、近所にツタで覆われた倉庫があることに気がついた。 そこは日常生活でよく目にするところだが、ここ数年扉を開けたところを見たことがない。 そこでダメモト覚悟でお願いにいった。 その結果、何と理解が得られたのである。 

 早速ツタを取り除き床を掃除した。 

 キャスターがついた枠に機関車を入れたままで倉庫で保管できるというのは大変楽である。 いままでは車から降ろした後リフトアップし、枠から出して製作台の上に載せていた。 この作業が省略できるのである。

 所有者の生活ペースにあわせて中の物の移動と処分をお手伝いすることでスペースを確保できそうだ。 ありがたいことである。

2004年 6月 上旬  レイアウト試験走行・・・中止

 今日明日の週末は子供の学校祭で送り迎えがいらなかった。 そこでレイアウトでの試験走行を予定し、段取りを組んでいた。 が、 しかし雨のため中止を余儀なくされた。 がっかりだ。 最近は週末に雨が多く泣かされる。  再来週は明石公園に行けるといいが・・・。

2004年 5月 下旬  ようやく試験走行 

 ついにこの日が訪れた。 部活の子供が電車で行き帰りする日だ。 これで1日中時間がとれる。

 朝9時から準備を始め火を入れたのが14時だった。 火といっても石炭ではない。 ガスである。 不具合があると煤まみれでは工作がしにくくなるためだ。 線路をひきながらのスチームアップで約40分だった。 ちなみに火力は50%パワーである。 

 まず直線を往復した。 問題はなかった。 が 組み立て手順の間違いでブレーキを装着しておらずバックの下りがこわい。 リバースギアを操作しながらゆっくり戻る。  何度か往復するうちに前走り装置のオイルポンプが動作していないことに気づいた。 見たら駆動ワイヤーがない。 はずれたにしては落ちてない。 付け忘れだろう。  セットしてまた何度か往復した。 

 次にR10のカーブを走った。 脱線を心配したが割とスムーズだ。 これも何回か往復した。 カーブの間に直線のないSカーブだが割とスムーズである。

 蒸気の消費量が気のせいか多いようだ。 バーナー火力が最小のままでは往復するうちに圧力がだんだん下がってくる。 空荷でこれではやはり消費量かなと思う。 重荷で連続運転ができなければなさけないことになる。

 インジェクターを初めて使ってみた。 ややっ 本当に水が入るぞ!!  これは感動ものだ。 でもチューという音は全くない。 確か音があると誰かにきいたのだが・・・・・・・。 

 何とか蒸気による試運転は無事終了しましたが、 運転会ではスチームアップ完了と同時にブローダウンを始めないとその日のうちには帰れないかもしれません。 なんとも難儀な機関車になってしまいました。 

 たまたま昨日メールをいただいたKさんがお見えになり、試験走行を見て頂くことができました。 Kさん遠くからお疲れ様でした。

 さてこのビッグボーイですが、表紙の写真をみてすぐにBBとわかるでしょうか。 私はよ〜くみるとビッグボーイとわかりますが、ぱっと見ただけではなんの機種かわかりません。 つまりイメージがBBではないのです。  やはりストレートボイラーと腰高感がイメージを壊しているような気がします。

シリンダードレインからの排気です。

 

 

この時の様子がKさんのホームページに紹介されています。

2004年 5月 中旬  試験走行未遂 2 

 自宅前で試験走行を予定したが降雨のため未遂に終わった。

2004年 5月 中旬  試験走行未遂

 自宅前で試験走行を予定したが降雨のため未遂に終わった。

2004年 5月 上旬  灰箱 部品箱 その他 

 灰箱を忘れていた。 0.3mm厚のステンレス板で作った。 従輪の車軸をまたぐので底蓋が2つになる。 低い位置に底蓋がつくので灰の排出に手間取りそうだ。 

 部品箱はホームセンターで樹脂製の大きな箱を購入した。 これにはフロントデッキ、煙室、カウキャッチャー、砂箱2個、スチームド−ム、お面、ダミー給気管2セット、給気管2本、ブラストノズル、テンダーはしご2個、ねじ箱などを入れる。 しかしランボードは入らない。 長すぎるのだ。 これはエアータンクと一緒に塩ビ管に入れることにした。

 全体のねじの増し締めと割ピンをしっかり開いて試験走行にそなえた。 ゆるんではまずいねじにはバスコークを塗った。 

 排気ドレインがレールに落ちないようにベント管を外向きにつけた。

 リターンロッドのリターンクランクからの抜け止めはふくろナットを使った。

 先台車が下に抜け落ちないようにワッシャを入れてRピンをさした。

 ダミー逆転機を作ってつけた。

 ブレーキペダルもつけた。 構造上後ろ踏みペダルになった。

 電子汽笛のスピーカーは予定どおり火室の前に取り付けた。 スイッチと本体はキャブの天井に取り付けた。 しかしバッテリーを積む場所がない。 困ったな。

 蒸気汽笛は単音とし、音量を重視したがいまいちの音になった。 何回作っても満足なものができない。

 さて、 これでいよいよ試験走行ができる状態になった。 いつ走れるかな。  

 2004年 4月 下旬  ダミー前給気管 諸調整

 またもや線路に降ろし、気になっていたダミー給気管と前走り装置のオイルポンプとの干渉をチェックした。やはり干渉していた。 早速ダミー給気管を作り直した。 

 ダミーの前給気管の工作と取り付けを行いカーブのチェックを行ったところ、 R10では支障ないように見えた。 ブレーキ以外はできたので写真

をとった。

 あっ いかん!  汽笛を忘れているぞ。  BBの汽笛は作りにくそうなので和田ワークスから音声ROMのサウンドシステムを購入しておいた。 これには汽笛とベルの音が入っていた。 鳴らしてみるととても良い音がする。 さて問題はどこに積むかである。 図体は大きいが隙間がない。 探しに探してスピーカーは火室の前の空間に置くことにした。 はて、本体とバッテリーはどこに置こうか。  また、蒸気の汽笛も意地で作らねば・・・・・・・・。

家を出たらビッグボーイが目の前に・・・・・  おおっ いい感じだ

 

 

 

 

ビッグボーイファンの皆様、 あとはディティールがどれだけ付くかしか変化しません。 いろいろご不満はあるとは思いますが私にはここまでです。 なにとぞご容赦を・・・・・・・・・・・。

2004年 4月 下旬  エアータンク、ドレインてこ、給気管

 エアータンクはホームセンターで買った38mm径のステンパイプを使った。 端面の球面状の板は台所のお玉を使った。 これをロー付けしランボードに取り付けた。

 ドレインのテコまでできたが、操作ロッドがうまく配置できない。 最悪は停車して操作することになりそうだ。

 給気管もようやく形になった。 材料は銅パイプのエルボ、チーズ、異径チーズ、45度エルボ、異径ソケットを使った。 接合はロー付けをやめて半田にした。 ダミーなので熱はかからない。 前走り装置の給気管は上下左右に振れなければならず、これをダミーでなく蒸気をとおすとなると大変な工作になりそうだ。

 前走り装置の首振りを大きく許容する設計にしたため腰高感が強く、全体のバランスをくずしているようだ。 仕方ないとは思っているが残念ではある。 今後ビッグボーイを作られる方にはこのようなことのない優れた設計を期待したい。

 給気管が前走り装置のオイルポンプに干渉しそうなことに気づいた。 レールに降ろしてみないことには判断できない。 これさえOKなら走れるぞ!!   あっ いけね。 ブレーキがまだだ。

2004年 4月 中旬 パーツ組み付け

 ボイラージャケットバンド、ハンドレール、レギュレータ操作棒、ドレインコック、エンジンカバーを取り付けました。

 残るはドレインコックテコ、エアータンク、給気管、番号標及びマーカーライト配線、ブレーキペダル類となった。 ディティールはたくさんあるが、やればやるほど現地組み立てが大変になるのでひとまずこのくらいにしようと思います。

2004年 4月 上旬 調整2

 調整のため再度レールに降ろしました。 煙室をつけてカーブを曲がると長さが余った配管が煙室に干渉することがわかりました。 もう少し短くする必要があります。

 どうせレールに降ろしたのだからいろいろ部品をつけて写真を撮りました。

このカーブは半径10mです。

エアーを入れて走らせてみると、急にスロットルを開けるとやはり前走り装置がスリップします。

急な勾配を登らせてみると、C62ではスリップして登れなかったところを登っていきます。 やはりD型の小車輪は勾配に強いらしい。

これでようやく飾りの製作に移れそうです。

飾りとしては、給気管、エアータンク、レギュレータなどがあります。

 

 

 娘がBBを見て思いがけないことを言った。 「 ここは色を塗らないの?。」 と煙室を指さした。 そこは銀色なんだよ。 と言ってもどうしても納得せず、 「 おかしい 」を連発する。 

 娘は以前から機関車は真っ黒ばかりでつまらないといっていた。  だからということでもないが実は内心 「 ど〜だ〜。 かっこいいだろう。」 と胸を張るつもりだったのに・・・・・・・・・。 

 人の見方はいろいろなんだなあ〜。

 

2004年 4月上旬 調整

 家の前に4mほどレールを敷いて前後の走り装置をつないでみた。前給気管の寸法はOKだった。 カーブで逆転機の動きが渋くなることがあり、アタリを削った。 テンダーの連結棒の長さも調整した。 これにより給水ホースの長さも決定した。 枠に固定する小道具も作った。

 これだけで1日かかった。 工作台からレールに降ろすのに時間と神経を使う。

 ボイラー火室横の下には1/4円筒状のカバーがついています。 おそらく火床整備のための穴カバーだろうと思いますが、 これまた工作が難しい。 それらしい材料をさがすとコーキングガンがありました。 これを縦に二つ割りにして取り付け金具を作って取り付けました。

 

2004年 3月下旬  台車 他  & つぶやき

 台車というのは運搬用枠の下につける脱着のできるキャスターです。 自家用車に載せたりおろしたりするときに装着します。また車から離れた所に移動させるときにも使います。 キャスターを木に木ねじで取り付け、枠に引っかけて固定するねじをとりつければ完成です。

 キャブの窓ガラスを作りました。 BBは片側3枚の窓枠で中仕切がついています。 枠や仕切はシールを貼りました。

 機関車をレールに降ろして各所の調整を行いたいのですが、 まとまった時間がとれず雑工作になってしまっています。

 このところ目が悪くなってきました。 もともと近視ですがこれに老眼が入ってきたようです。 めがねをかけなきゃ50cmより遠いところが見えないし、かければかけたで20cmより近いところがぼけてしまう。  細かい作業のときや狭い空間で近くを見るときはめがねをはずさなければならない。 だんだん年寄りの気持ちがわかりかけてきた。 でももうそんな年になったのかなあ。  作りたいものをとにかく早く作らないと、そのうちに作れなくなってしまうぞ。

2004年 3月下旬  逆転機

 実物の逆転機は右側にあり動力逆転機となっている。 C62も同様であるが動力逆転機は左側にあり模型化の際にはダミーとした。 BBもダミーでやろうとしたのだが、ストロークが約90mmと長いためジャケットの長穴がダミー逆転機からはみでてしまい格好が悪い。 どうせ格好悪いならとりあえず省いてしまえ。 ということでロッドでむすんでしまった。  締め切り率調節機構は単純なラッチ式である。 前後進の片側で約45mmのストロークなので余裕を持って中間ラッチを入れられるが、 あまりたくさん入れても走行中に迷うだけなので前進3段だけにした。 ねじ式逆転機は連続的に締め切り率を変化させることができるのでそれなりにおもしろいのだが、機まわしで逆行するたびにくるくる回していてはイライラしてしまう。 スパッと逆行できるラッチ式が私には合っている。

 逆転機のレバーを前へ出すと後進で、後ろに引くと前進となる。 これは人間工学上好ましくない。 不自然である。 バルブギアの調整により逆にはできるがラジアスロッドの位置が上で前進となり逆になる。 知ってる人にはこれも不自然で、どうしたものか思案中である。

 これで機関車の動力系は制御を含めてほぼ完成した。 運搬のための小道具を作ればとりあえず走れるはずだ。 

2004年 3月中旬2 給水管接続  排気ドレイン管

 ボイラーと後端梁をつなぐ給水管をセットした。 ついでにインジェクターの配管も行った。 インジェクターはコーンの穴が小さいのでゴミを入れないようにしなければまずい。 ストレーナをどこかに入れる必要がある。

 煙突からの噴水を防止するための排気室のドレインを横方向に排出する配管を行った。 スペース的にシリンダードレインテコ棒とシリンダーとの間を通すことになった。 少し格好悪いが仕方ない。

 楽しみにしていた今度の明石運転会は子供の部活のアッシーとなってしまい試運転はできなくなってしまった。 残念だが仕方ない。

2004年 3月中旬  オイルポンプ取り付け及び配管  ボイラーセット及び配管

 塗装して乾燥のためぶら下げておいたオイルポンプを取り付けた。 またオイル配管も加工し取り付けた。 ドレイン操作レバーも作って取り付けた。 しかしドレインコックは試運転にはつけないでおこう。 壊すのが目に見えている。 穴があるだけでいいだろう。

 ガラス繊維を巻いた蒸気給排気管にはそのまま黒をスプレーした。 案の定塗装のノリが悪い。布を巻いてスプレーしないとだめかもしれない。 いや黒い布を巻けばいいか。

 ようやく下回りができたのでボイラーを載せた。 私のボイラーの載せ方はジャケットの中に後ろから差し込む方式だ。 このためブロワーなどを効かせるためにはどこかで隙間をふさがなければならない。 私はボイラーの最前部のまわりをふさいでいる。 これまでは隙間が小さかったのでグラファイトヤーンを縄編みにして煙室側から隙間に押し込んでいた。 だがBBは隙間が大きくこの方法では無理だ。  BBはドーナツ型の鉄板をボイラーの前にねじ止めし、さらに残ったわずかな隙間はシリコンでコーキングすることにした。 こうするとボイラーを抜き差しするたびにコーキングすることになるが他に良い方法が思い浮かばない。  

 ボイラーが載ると配管ができる。 レギュレータをつけて蒸気ドームからの取り出し管をセットし、 さらに過熱管兼給気管を入れ、煙室内の配管へつなぐ。   煙室内の配管にはブロワーとブラストノズルまでの排気管と給気管がある。 銅パイプを切ってまげて寸法を合わせてユニオンをロー付けした。  また安全弁、圧力計、ブロワーバルブと配管、水面計、ブローダウンバルブ等のボイラーフィッテイングの取り付けを行った。 

 このボイラーはC62と同様にガスバーナーを焚き口から入れることにしている。 従って親子扉にしてある。 この工作もようやく済んだ。 火格子の寸法あわせをし、バーナーを入れてみた。  あぜんとした。 バーナーが入りきらない。 火室はC62と同じなのにどうしたことか。 答えは簡単だった。 C62の火室の前部は傾斜していたので入ったのだ。 バーナーをぎりぎりまで削ってきちきちに入った。

 給水管の加工をしていたらパイプユニオンの部品が足りないのに気が付いた。 しまった。手が止まってしまった。 来週までに間に合わないぞ。

 あとは運搬枠の台車を作り、機関車の固定器具を作れば線路におろしてひとまず走れる。 前走り装置の給気管の長さが合うかどうかだ。

 このところ写真がなくて申し訳ありません。 写真を撮るのがとても面倒になってきています。 こんなことではいけないと思ってはいますが・・・・。

2004年 3月上旬  続 機関車運搬用枠 

 先週作った運搬枠の溶接を行った。 作業は思ったより早く進んだが、どうも溶接は苦手だ。 2カ所として同じようにできないのだ。 昔から 「練り物。 塗り物。 張り物」 はむずかしい技能とされているが、 これに溶接のような 「熔け物」も入れたいぐらいだ。  私の溶接機は100V用のアーク溶接機です。 溶接棒は1.6mmの径しか使えず、あっという間に1本は終わる。 約1Kgの溶接棒と使えない黒の耐熱塗料を塗ってようやく完成した。 これを置くともう工作場には隙間はなく、工作のたびに枠を外に出さなければならなくなった。

 4本ある給排気管にガラス繊維の帯を巻き付けて針金で縛った。 このまま色を塗るか何かを巻いて色を塗るか少し迷っている。

 機関車をよく見ると仮組なのでねじが入ってない穴があちこちにあった。 これを全部ねじこんだ。 そうするとこのねじは色が塗られていないためあちこちがピカピカ光り出した。 全部色を塗らなければならない。

 そういえば前走り装置のドレインコック操作レバーも作るのを忘れていた。 残作業はまだまだたくさんあった。

 私のホームページを見てくださっている方が今日我が家にお見えになりました。 その方も自作のライブをめざしてみえる方です。 私のように既成概念に固まってしまった者にはとても新鮮な発想をされていて、とても楽しい時間をすごせました。  また職業や年齢や住んでいる地域に関係なくコミュニケーションが拡がるのはとてもすばらしいことですね。 Kさん。 これからもマイペースでお互いがんばりましょう。

2004年 2月下旬2  機関車運搬用枠 他

 機関車運搬用枠をアングルで作った。 後ろ走り装置側は25mm、前走り装置側は少しでも軽くするため20mmのアングルとした。 前走り装置の枠の上にはテンダーを乗せるようにしよう。  枠はねじ止めで組み立てし、最終的にはコーナーは溶接する。 さらに側面はトラスのように対傾構を入れてこれも溶接する。   しかし今日のところは分解しておこう。 組んでしまうと置く場所がない。  この枠は一時は車に積みっぱなしになるかもしれないなあ。

 エンジンのオイル注入口はT型分岐の材料につけた。 いままではT型分岐材とエンジンを結ぶニップルに注入口をつけていたが、ニップルが回しにくいので変更してみた。 

 BBは給気管が長く、エンジンに蒸気が届いたころにはかなりの蒸気が水になってしまっているだろうから配管の保温が必要だろう。 水道の凍結防止材では熱に耐えられないだろうから、 家の煙突用のガラス繊維を使うことにした。 

 何とか3月の運転会には、空気または蒸気による試運転を実現したい。 

2004年 2月下旬  ボイラーフィッティング(ターレット)  蒸気給気管の一部 ブロワーノズル台

 ターレット(蒸気分配器)を作った。 分配先は圧力計、ブロワー、ホイッスル、インジェクターである。 

 蒸気給気管は、煙室から下に出す T 字管(配管材でいうチーズ)が入る穴を開け T 字管を固定するサドルをとりつける作業を行った。 これにより各エンジンとの距離が決定された。 残る給気管はエンジンとT字管をつなぐ配管だけとなった。 

 しかし、ここで問題が発生した。 前後の走り装置をつながなければ前給気管の配管ができない。 つなぐためにはリフトテーブルを使うが今これにはボイラーを乗せている。 ところがボイラーを他に移す場所がない。   う〜ん  手狭が極まってきたぞ。  しかたないので寸法を追って配管の長さを調整した。

 オイルポンプの取り付けを修正した。 4つを前後左右に配置したためオイルの補給を4カ所でやらなければならない。 運転中にオイルをタンクに補給するのは面倒な作業で、これが4カ所もあったら疲労感を増すだけだ。 これをやめて左右分をくっつけて左側にまとめて取り付けた。 オイルポンプの駆動半径が大きくなってしまうのはワイヤーで引っ張ることで解決した。 ワイヤーを長めにしておけば引く量は少なくなる。 そのかわりリターンはバネで引き戻す。  OSのオイルポンプには蓋が付属していないので蓋を作った。 油差しの先で開閉できるようにした。

 ブロワーノズル台はもちろん煙室内側に取り付ける。 ブロワーノズルは運搬ごとに脱着するため毎回同じように煙突の真下に位置がくるように台に位置決めの穴を開けておいた。ブロワーノズルには当然突起をつけた。 さらに固定が楽になるように取り付け金具をつけた。

2004年 2月中旬  オイルポンプ取り付け   ボイラーフィッティング(蒸気取り出し管とレギュレータ取り付け座)

  山の神の命令が下った。 その内容は 「自宅外構のコンクリートブロック塀5段の内 上部3段を撤去しアルミフェンスを設置せよ。」 であった。

よりによって衣浦鉄道倶楽部の定期運転会の前日であった。 今日中に完成させなければ明日はない。 超突貫+夜間工事で進めたが支柱のモルタル込みが持ち越してしまった。 翌日さらに新たな命がくだり、結局運転会は欠席せざるをえなかった。  ・・・・・・それでも深夜に工作だけは進めたが。

 オイルポンプはエンジンに一つずつ取り付けることにした。 エンジンが鉄だからだ。 といってもC55やC62も一つずつだったが・・・。

位置をモーションプレートの後ろに決め、ロッドで駆動する。 加減リンクの上端からロッドを出すため駆動半径が大きい。 このためオイルを送る量が多すぎてすぐにタンクが空っぽになりそうだ。 対策を何か考える必要がある。

 ボイラーから蒸気を取り出す部品を作り始めた。 まず蒸気ドーム下のL型部品。 これは蒸気取り出し管をボイラー後部から差し込み、ドーム下でドームの穴からパイプをねじ込む構造である。 次はボイラーから出る部分のエルボを取り付ける部品。 これにはドーム下までのパイプをロー付けしてある。エルボにバルブを取り付けレギュレータとしさらにエルボと配管でボイラー内を貫通して煙室に到達する。 

 煙室からシリンダーへの蒸気配管を完了すれば試運転ができる状態に近づいてきたぞ。 ダミー部品は後回しにしてとりあえず自走できるように工作の順序を変えよう。  走ってみて大きな不具合があると分解することになるため細かいことを先にやってもむだになる。

 2004年 2月上旬2  マーカーライト作り直し  ブラストノズル  ランボード作り直し。

 ようやく機関車本体の製作に戻れた。 テンダーは立てて保管することにして隅に置いておく。

 マーカーライトの本体を削り終え、麦球を入れ青色のレンズを仮止めし点灯してみた。 あれっ!。 透明になってしまうぞ。  どうやらレンズなのでフィラメントがアップで見えてしまうのが原因のようだ。 しかたない。青色アクリル板を内蔵しよう。

 ブラストノズル本体にノズルを加工して組んだ。 ノズルは黄銅ボルトに穴を開けて作った。 ノズル径は5.5mmとした。これが4×2で8つあります。 このブラストノズルブロックにブロワーノズルの配管を載せて針金で固定し適当な位置に穴をあけブロワーノズルとした。

 ランボードは製作済みだったが穴が大きすぎるような気がして作り直した。 縁板は塗装せずにアルミの地肌のままとした。 シャープな感じにできないかなあと思っています。 穴の大きさでずいぶん印象が変わった。

2004年 2月上旬  テンダーハンドポンプ   マーカーライト作り直し  他。

 テンダーのハンドポンプは前述のように空圧用のシリンダーである。 油圧用ならそのまま使えるが空圧用なので少し加工した。 加工箇所はシリンダーにエアーが入る穴で、これが小さいので拡げる。 油圧用は約3倍の価格である。 耐圧も3倍であるが・・・・。  シリンダーをテンダー枠に取り付け、テコやハンドルの部分も工作した。  これでテンダーは全部完成した。 

配管をきれいにしたかったがここまでだった。 右側のタンクの下で軸動ポンプと連結する。 このため組み立て時にタンクを一時はずす。 配管をつないでタンクを入れてタンク間の配管を連結する。 右側のタンクは左側より浅く、タンク下を配管スペースとした。

 まっすぐの白いパイプのような物がハンドポンプです。右側が前方でハンドポンプ横に箱をおいて石炭入れにします。 さらにその前にバックミラーをおいて火室内や水面計を見ます。

 ここで手戻り工作でマーカーライトの作り直しにかかった。 点灯したくなってしまったのだ。 話題の青色発光ダイオードはスペースの関係でつかえない。 普通の麦球だ。 完成したら青色に光るマーカーライトを見てみよう。      

 

 一番やっかいな蒸気給気管がどうしても後回しになってしまう。 仕組みの工作方法は良いのだが一旦組み付けるとその先は手戻りが大変になるからだ。 ボイラージャケットの飾りなどは全部済ませておかなければならない。  しかし、考えようによってはそこから先の工作は少ないともいえる。  そもそも前後の走り装置を連結して調整するには機関車ケースを作らなければレールに降ろせないが、 機関車の完成前にケースを作るとケースの置き場に困る。 しかもこのケースが2つ必要だ。

2004年 1月下旬  続テンダー水配管 他

 引き続きテンダーの水配管をやった。 役物(やくもの)は買ってきたのに今度はホースが足りなくなってしまった。 最後の1本はほっといて、ついでにガスの配管を始めた。 ガスはテンダーの後ろから引き込み、テンダー前部の上部で3分割しそれぞれコックをつけて3分割のバーナーにつなぐことにしている。 ここのあたりはC62と同じです。 

 ガスで運転しているときに火力を落とすためにガスを絞っていくと風で火が消えることがある。 これを解決するためにバーナーを分割して一番小さいバーナーを全開するのが私の方法です。

 後ろ走り装置は運搬するときにアングルで作った枠に入れるが、いかんせん前が重く不安定である。 このため運搬時の安定確保と枠からの出し入れがスムーズにできるように前走り装置のかわりとなる仮の台車が必要になる。 台車そのものは汎用ボギーを使い、本体とつなぐ連結部とバーを作った。

 テンダー後部の左右にはハシゴがついている。 これは黄銅アングルの足と釘のステップで作った。 このハシゴは台車と箱を分離すると箱より下に飛び出すので、はずせるようにした。 やれやれどんどん組み立て箇所が増えていくぞ。

 テンダーに乗る場合のシートは2分割して利便性を向上させた。 座布団がわりのクッションはいつもお風呂マットを使っていたが、 切れ端がなくなったので硬めの発泡スチロールにした。 シート地は黒色の合成皮革です。

 テンダーの残り作業はあとハンドポンプ関係のみとなった。 ハンドポンプは空圧シリンダーを使い、ストロークをC62より伸ばし、復動として効率を高めることにした。 だがその分役物が増えて費用がかさむ。  しかしこれが最後の頼みの綱である。 ケチるわけにはいかない。

 BBにはインジェクターをつけることにした。 停車中に給水するには便利そうだ。 さすがにこれは自作はできないだろうと早々にあきらめてOSさんから購入した。 

 機関車側の給水の受けはリングジョイントのコネクターを使った。 後端梁に薄板をねじ止めし、これにコネクターをねじ込みコネクターの反対側は銅管をリングジョイントでつなぐ。 この銅管がボイラーのチェックバルブにつながり給水する。 テンダーを機関車から分離する時はコネクターをはずします。 コネクターは全部で5つです。 3つが軸動ポンプからくるもの。1つはハンドポンプ。もうひとつがインジェクター用です。

 2004年 1月中旬  テンダー水配管開始

 まず固定点を決めなければならない。 固定点とはタンクの出口、軸動ポンプ、リバースバルブなどです。 BBはテンダーを台車と箱に分割させるようにしたため配管もその都度脱着できるようにする必要がある。 軸動ポンプに行くパイプと出てくるパイプを軸動ポンプ真上の箱の底で脱着する。 リバースバルブはテンダー前部上部の右側に2つ、左側に1つつけました。 左側にはハンドポンプをつけるためスペースを少しあけておきました。 右側にはガスバーナー用のコックがつくのでこれとの位置関係を調整してバルブ位置を決めました。 

 これらをホースや銅パイプで結ぶのだが、いろいろな役物(エルボやコネクターなどの直管以外のもの)を使うことになるので、できるだけ安くしかも水理損失が少なくなるように工夫した。 

 水タンクは、シリンダー容積がC62の約2倍なので12.7リットルと10リットルの2つにした。 幅がC62より狭いため少々窮屈だ。

配管の役物が足りずテンダーライトの工作をした。 前照灯と同じライトを支持台につけて後ろ板にねじで取り付けた。 単三電池で点灯するようにした。

内枠と天板支えの木が見えています。 ライトの下の白い点は仮付けのねじです。

 

 早くテンダーを終えて本体に戻らなければ・・・・・・・・・。 

 

 

 

 

 

 

 

2004年 1月 上旬 テンダー内枠

 テンダー内枠というのは、アングルで作ったわくで、箱の内側にぴったり沿って組んでいる。 これは何かというと、ドライバーの体重を受けてテンダー下部に伝える働きをしている。 同時に配管の固定とか手動水ポンプの固定などに使っている。  水タンクをテンダーの箱に入れ、位置関係を決めながら寸法を決めてねじで固定する。  C62などは箱と別に作ってはめ込んでいたが、BBはテンダー上部外板が内側に曲がっているため箱の中で組み立てなければならず時間がかかった。

 この次の作業はテンダー内の配管をやろう。 軸動ポンプとの連結やハンドポンプなどの配管をできるだけきれいに配置したい。

 

*****  ****  年越し休業 ではなくて 休趣味

 私は県外就職者なので年越しは原則として帰省しています。 今年の年末年始はとても長かったが1日も工作していない。 正月から工作していたらその年は1年中工作ができないだろう。  山の神の逆鱗に触れようものならビッグボーイでさえ脱線転覆してしまうのだ。

 ということで何も進んでいません。 ご了承を・・・・・・・・・・・・。

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