戻る 上が新しく、下の方が古くなっています。
2026年9月20日 21日 ミニSLフェスタinおやべ (富山県小矢部市クロスランドおやべ)
このイベントに参加申し込みをしたところ、運よく当選し、ここで走ることができました。
そこで、うれしく、そしてすばらしい出会いがありました。
皆さんはこの機関車をご存じでしょうか。

このページを見てくださっている方には愚問でしたね。
言わずと知れた図書 「ライブスチーム」の表紙の機関車です。

かつて、昼飯を我慢してお金をためて買った本で、私のライブスチームの原点とも言える大切な本です。
何度この表紙の写真に、「お前もこの趣味をがんばれよ。」と励まされたかわかりません。
見開きのカラーの写真をため息をつきながら何度見続けたことか・・・。
そんな機関車にここで出会えるとは思いませんでした。
BBをヤードに入れて一息ついていたら、濃い緑のタンク機関車がヤードに入ってきたのです。
見間違うわけがありません。 頃合いをみてオーナーの方とお話をさせていただきました。
良い作品はずっと引き継がれていくのですね。 とてもうれしく、幸せな気持ちになりました。
ここでの走行コースは2経路あり、池とヤードをまわる8の字コースと、芝生広場をまわるR90mくらいの真円コースです。
いずれも約600mくらいだそうです。
それぞれに乗車場と降車場が離れてあり、違った雰囲気が楽しめる設定がされています。
私は19日に搬入させていただきました。 まずは孫から借りたウルトラマンを乗せました。

走行編成は下の写真のとおりです。
テンダーの後ろのオレンジの車両は実車に似せたウォーターテンダーで、30リットルのポリタンと10kgくらいの石炭が入っています。
頻繁にヤードに入って水と石炭を補給していては時間の無駄になると思い作ってみました。
理想的には、2両のウォーターテンダーで水60リットルと石炭30kg及び油脂類を別々に牽きたかったのですが、
ポイントをまたいで停車すると他の車両に迷惑がかかると思い1両にしました。
客車の側面の色も合わせてみましたがどうでしょう。
一番後ろは車掌車で、義務ではないけれど推奨されていました。

ウォーターテンダーの側面には小矢部市のキャラクターのメルギュー君とメルモモちゃんを付けてみました。

車輛前面にはクロスランドの旗とアメリカ国旗を立ててみました。
しかし、雨にたたられ、糊が溶けて外れてしまいました。 ラミネートしないといけなかったですね。

今年はアメリカ建国250年らしく、実車の4014号機が大陸横断ツアーのイベントをしていて、動画サイトでたくさんの映像を見ることができました。
時々女性がキャブから手を振っていたので、そういう係員もいるのかなと思い、孫から拝借して乗せてみました。
黄色い安全ベストは自作です。

レイアウトのレールやポイントは全く問題なく、よく手入れされているなあと思いました。
R90mの真円コースは仮設ということですが、まったく問題なく、マンホールの上を毎周3度程通過しましたが、
見なければマンホールがあることがわかりません。 全く揺れずに、すーと走っていきます。
こんなすばらしいレイアウトを無料で走らせていただけるわけですから、
主催者の 「お客様に乗車機会を提供すること」 というイベント開催趣旨に協力しないわけにはいきませんので、
できるだけヤードに戻らずに走りました。
ここからはマニア向け技術情報です。
クリンカーについての話
燃料は無煙炭を使い、混炭はしていません。20日に10時頃から16時頃まで走りました。
途中30分ほど停車させ、昼食を摂り、また走りました。
運転がおわり、火室の中から燃えている石炭を取り出そうとしたら石炭の床全体が動くので、
これは火格子が壊れたかなと、びくびくしてスコップで燃えがらを取り出したら、せんべいが4枚出てきました。
その写真です。
スマホの大きさからすると6〜7cm角くらいでしょうか。
確かに後半は燃えが悪いなとは思っていて、ブロワーと強いブラストが欲しくてフルギアを多く使い、ドラフトを助けました。
これでは通風(ドラフト)が悪いわけです。
走行中には火室は高温なので灰は溶けているはずで、昼食時に埋火した時に温度が下がって固まったのかもしれません。
クリンカーは再加熱しても液体状にはかえらないのかな。
このクリンカーは無煙炭の純粋なクリンカーなのでしょうか。 または、焚き付けの木材の灰とのクリンカーでしょうか。
いろいろな疑問が沸いてきます。
いずれにしてもこれからは運転中にクリンカーができていないかどうか確認し、
できていたら、つまんで取り出す道具を持ち歩かないといけないようです。
2026年9月18日 長野県白馬ミニトレインパーク
ここは木々に囲まれた雰囲気の良いレイアウトです。 さわやかなそよ風が気持ちいいです。



平日を選んで走行日をお願いしたので、他に走行する人は友人たちだけで、写真もゆっくり撮れました。
躍動感を出そうとしましたが、いかがでしょうか。
2026年6月24日 運搬形態変更
BBの運搬は、前走り装置の連結を外し、後ろ走り装置の煙室も外して車に積んでいた。 その理由は下記のとおりです。
1 組み立てて機関車の状態にすると全長が長く、車に乗らない。
2 また重量が200kgを超え、手持ちのリフトテーブルでは上げられない。
これが原因で現場での組み立てとなり、その組み立てに若い時で1時間、今では2〜3時間かかっていた。
組み立てとは下記の作業をやることです。
1 後ろ走り装置の前部を持ち上げ、前走り装置を連結する。 その際逆転器リンクの凸凹をあわせピンを差し込む。
連結は自動連結器を利用している。 連結部は狭いところなので、ピンでは手や道具がはいらない。
2 前走り装置への主蒸気管、排気管を接続する。
3 ブロワーパイプ、ブラストノズルを管接続し、仮置きする。
4 煙室を取り付け、仮置きしたブロワーパイプ、ブラストノズルを所定の位置に固定する。燃焼ガスの誘導ダクトを入れる。
5 ダミーの主蒸気管、排気管を取り付ける。
6 ランニングボードを取り付ける。
7 フロントデッキを取り付ける。
8 カウキャッチャーを取り付ける。
9 ダミーの手すりと、加減弁リンクを接続する。
こんな作業を、走らせる前に行い、走り終わったあとの分解作業もやるため、BBを走らせるのには体力的時間的に高いハードルがあった。
どうしようもないなあと思っていたが、組み立ててから寸法をいろいろ測ってみたら、
カウキャッチャーとキャブの屋根をつけず、車の後部座席を取り外せば車にぎりぎり載りそうなことがわかった。
そんな話を友人としていたら、なんとケースを作ってくださいました。 ありがたいことです。
早速レイアウトに持って行き、組み立ててカウキャッチャーとキャブの屋根がない状態でケースに入れてみた。

そして車に載せてみた。

ぴったりおさまり余裕は数cmだった。 また、ケースごと車の中で後ろにズレた場合でも、バックドアのガラスにあたる前にドア本体にあたることがわかった。
さらに写真の向きに載せれば、屋根は取り付けたままでも入ることがわかった。
これで現場での載せ降ろしができるレイアウトならどこでも気楽に走らせに行けるようになった。
今年は車に積みっぱなしにしてできるだけあちこちに走らせに行こうと思います。
2026年5月2日 ボイラー水圧テスト 試運転
1年以上間があいたが、ようやく試運転までこぎつけた。
自宅で水圧テストをやるため台からおろし、片づけてからまた台に乗せて、別の日に車に積んでレイアウトに行くのは手間が多く億劫だったが、
レイアウトで水圧テストをおこない、そのまま試運転をすれば手間が飛躍的に少なくなることに気が付き、この日実行した。
水圧テストはガラス管のナットを閉めながら0.75Mpaをかけて漏れがないことを確認した。
試運転はおおむね快調だったが、特定のポイントで第8動輪が内側に脱線し、ガイドレールの必要性が感じられたが、かつてこのレイアウトではライブのD51が問題なく走った。
BBはD51よりホイールベースが短いので、この事実は設計製作者としては情けないことだ。



2025年1月27日 水面計のパッキン(Oリング)交換
C55もC62もボールドウィンB1も、しばらく動かさないと水面計のゴムパッキンが硬化して、漏れだしたらパッキン押えを閉めても漏れが止まらなかった。
これらのパッキンは、外してみるといずれもばらばらと千切れてしまっていた。
BBも同様のはずなので交換した。
水面計はOS製品のため、OSに材質とサイズを問い合わせたことがあったが、材質は普通のゴムでサイズも汎用品だった。
どうせ交換するならと、耐熱の材質のものを購入して使った。 価格も汎用品のため安価だった。
外してみると、今までのようにばらばらと千切れることはなかった。
これは、BBはあまり走らせていなかったため、熱の影響が少なかったためかなと思っている。
パッキン押えは手で締めておいて、水圧テストのときに、水圧をかけながら徐々に締めていこうと思う。
ただ、今は寒いので、圧力計の連絡管など狭い場所に入った水が凍っていろいろ悪さをするので3月に入ったら水圧テストをやろうと思う。
2024年12月〜2025年1月13日 後ろ走り装置の整備
前走り装置に続いて、ようやく後ろ走り装置の整備を始めた。
秋が過ぎ、寒くなり作業がいやだなと思っていたが、このところ強い寒気がきて寒さがきつくなってきたが、
やり始めると何とか続けて作業ができた。 勢いがつけばなんとかなるようだ。今のところは・・・。
後ろ走り装置は重いので作業台に乗せるにも段取りが必要だ。
まず、載荷重150kgまでのリフトテーブルは、もう30年近く使っていて、キャパオーバーの重量を支える高圧油圧ホースの破裂が怖くて使えない。
高圧油圧ホースを交換しようとメーカーに問い合わせたら、送料込みで約16,000円だった。
ホース交換より新品のリフトテーブルを購入した方がいいかも、と思いホース交換は見送った。
こんな愚痴を友人にこぼしていたら、「載荷重200kgのリフトがあるので貸すよ。」と言ってくれたので、ありがたくお借りした。
それで、ようやく作業台に乗せることができた。

そして、前と同様にロッド類を外して、ごった煮にしてべっとり油をふき取って、平岡さんの方法で錆をとった。

錆をとった左側。

右側

次はボイラーの水圧テストだが、その前に水面計のゴムパッキンを交換しておく必要がある。
どうせカチカチになっていて、閉めても水漏れが止まらないはずだ。
2024年6月6日〜6月12日 (続)前走り装置の整備
ようやくロッドの錆取りに取り掛かった。
まずは、不要になったフライパンにいれて煮込んだ。 食べるわけではなくて、べっとりとした油の蒸発残量分を柔らかくしてふき取るためです。
次に丸棒にサンドペーパーを巻き付けてロッド類をあてて磨いて錆をとりました。
平岡さんの図書で紹介されていた方法は、安価でとてもきれいに磨くことができます。
なんとか両側のロッド類の錆が取れ、あわせて塗装をおこなった。
やはりきれいになると気持ちがいいな。
念のためエアーテストをおこない、正常に動くことを確認しました。
いよいよ次は本体の整備をおこなうことになってしまった。 かなり気が重い。
2024年4月14日〜4月21日 前走り装置の整備
テンダーの次は前走り装置だ。
テンダーは倉庫に返し、代わりに前走り装置を自宅車庫に運搬した。
これはテンダーより少し重い程度でなんてことはない。しかも枠に入っているので取り扱いも楽だ。
陽があたるところで見ると錆が目立つ。 ロッドの錆は取らないといけないな。 車輪のさびは走ればとれるだろう。 他は塗装すればなんとかなるだろう。
リフトテーブル上の枠に入った状態から整備台のレールに転がして移そうとすると、なんと車輪が回らない。
ピストンの固着を疑うことになる。 かなりめんどくさいことになったと落ち込んだ。
車輪側とピストン側を切り分けるためユニオンリンクを外そうとすると、ピンを抜くときにやけに粘る。
クロスヘッドピンも粘りながら抜けてきた。 ねとっとした油が各ヒンジのピンにまとわりついている。
福知山のミニSLフェスタの参加賞でスチームオイルをいただいたので、調子に乗ってこれをあちこちのピンに注していたことを思い出した。
どうもこれがまずかったようだ。 頻繁に動かすならこのオイルを注してもいいかもしれないが、長期保存すると粘ってしまうようだ。
粘ったオイルを溶かすため、接点という接点にCRCを吹きつけてしばらく待ってから少しずつ力を加えると車輪が回りだした。
ピストンロッドのパッキンとバルブスピンドルのパッキン部分もCRCを吹きつけて、しばらく待ってクロスヘッドをじわーと押すとピストンがじわーと動き出した。
この時の安堵感といったら半端ない。 あとは組めばエアーテストは問題ないだろうから、作業としてはロッド磨きとフレーム類の塗装だけだ。

2024年4月1日〜13日 整備開始 まずはテンダー
今年はBBを走らせてみようと思う。 年々体力は落ちていく一方だし、目も細かいものが見えにくくなった。
これが最後の運転になるかもしれないと、いつも思っていたが、今回はより切実に感じる。
定年後にライブスチームを始められたという人に接すると、本当に尊敬する気持ちになる。
以前アスターのビッグボーイをつくで高原模型鉄道で拝見したことがある。
迫力があり、細かい箇所までしっかり作り込まれており、これを見たあとに私のビッグボーイをみるとかなり貧相にみえるだろうな。
加えて次の光景を見る機会に恵まれた。 かなり刺激的なシーンである。

これらに刺激を受けてもう一度走らせてみようと思った。
動かそうと思ったはいいものの、今まで10数年動かしていないので、動かせるかどうかわからない。
最低限チェックしなければならないのは、ボイラーの水圧テスト、足回りのエアーテスト、軸動ポンプその他ポンプの動作確認だ。
ボールドウィンなら1日ですべてチェックできる。 だがこいつはそうはいかない。 とても重いため取り回しがすこぶる大変で面倒なのだ。
水圧テストそのものはポンプを動かすだけなので簡単だ。 しかしその状態に持っていくための段取りがとても多くて気が重い。
さらに現地組み立ての段取りを思い出さなければならない。 組み立てたあと部品が残っていると、またばらすことになるのでいやになる。
ともあれテンダーに装備している軸動ポンプの動作確認、及び錆がきているため再塗装からやろう。
倉庫に置いているテンダーを車に載せるため、リフトテーブルに移すのは車輪がついているので転がせばいいのだが、
テーブルからはみ出すので不安定で注意が必要だ。 機関車みたいにアングルで枠を作ることも考えたが、
車のスペースが足りなくなるし重くなるのでやめていた。 車がバネットのバンになったので枠を作ってもいいかもしれない。

何とか自宅の車庫に持ってきて、水タンクに水を入れてハンドポンプを動かした。
数回動かすとチェックバルブの固着が外れ水が出始めてこれはOK。.
次にテンダーを前後に動かして軸動ポンプをチェックしたら案の定、圧力ホースの先端から水は出ない。
軸動ポンプのチェックバルブの固着だ。 具体的にはボールが座に水垢で強力にくっついているのだ。
ボールドウィンなどは機関車に軸動ポンプをつけていて、サクションは銅パイプなので、ここにハンドポンプをつないで水を押し込めば何とか固着は外れる。
しかしこいつのサクション側の配管はホースのため、ここに水を押し込んでも途中の接続が外れるだけで固着は解除しない。
結局、軸動ポンプの下のネジを外し、中に細い針金を突っ込んで上側のボールを押し上げて固着を解除した。 もちろん一旦入れた水タンクの水は抜くのだが、
ドレインは水漏れの原因になるため装備せず、ひしゃくのようなものでひたすら掻い出すので手間がいる。
固着解除を3つの軸動ポンプでやるのだが、下から作業するためにレールをブリッジ状にする必要があり、 これまた面倒だった。
作業後、再度水を入れてテンダーを数回前後に動かすとようやく水が出るようになり、ほっとした。
次は塗装である。 側面など錆がひどく、再塗装が必要だが、側面に書いてある「UNION PACIFIC」 の文字が邪魔である。
真っ黒に塗った後、同じシールを上から貼るか。貼っておいて塗ってはがすか、一旦真っ黒に塗って文字の上だけシンナーで塗料を溶かし取るか。
いろいろな方法が考えられるが、どれも手間がかかるので、結局文字範囲全体をマスキングして塗装し、塗った後マスキングを取った。
このため文字の中は錆びたままとなっている。
ここまでできたので、つくで高原模型鉄道で友人に引っ張ってもらい、脱線等レールとの相性を確認した。
7軸のテンダーなので、何軸かが脱線していても気づかないし支障もないが、気持ちいいものではない。
7.5Rのレイアウトでも走れるように車輪は大きく横動するのだが、これがスプリングに干渉して擦れるような音がするものの、
テスト走行の結果、テンダーは支障なく走れそうだ。

塗装すると多少は見られるようになった。
たくさんのリベットが見えますが、若い時はこれがやれたんだなあと我ながら感心します。
今なら到底やれない。 若さと勢いはすごいもんだ。 今は、「面倒だ。」 が先に出てしまう。
