コッペルの製作日記 2 (上が新しく、下が古くなっています。) 戻る
2004年 8月 中旬 バルブチェスト クロスヘッドの銀ロー付け
フラックスを塗って銀ローをのせて加熱しました。
銀ロー付けでバルブチェストができました。
バルブスピンドルが通る溝はこれからです。
ロー付け時の位置決めのためねじを使いました。
完成後にはねじの頭をカットします。
クロスヘッドの銀ロー付けもやりました。 銀ローがよく回っています。 こわれるなよ〜。
2004年 8月 上旬 お面 排気管取り付け
左側のリングが煙室の内側にはまりこみます。 右側が煙室前板です。 2枚はねじで固定しました。
ねじは8カ所です。
ちょうつがい部分です。
ヒンジの固定穴位置決めジグです。
ペンで印をしてポンチしました。 このヒンジ板では幅が狭すぎました。 あとで5mm幅に変更しました。
ヒンジには4mm黄銅パイプをロー付けしました。
扉側にもヒンジのパイプをロー付けしました。
扉のロック機構です。 最も左側がひっかかりで、その右側に扉本体が入り、 次はスペーサー、丸ハンドル、スペーサー、ひっかかり回し及びロックねじ、の順です。
組み付けてみました。 扉の曲面がちょっと飛び出し気味かな。
裏側です。
排気管取り付け穴は1/4PSにしました。
ニップルも片側を1/4PSとし、目一杯フレームにねじ込みました。
真ん中にチーズをいれてニップルをフレームからゆるめながらチーズにねじ込みます。 本取り付けの場合はチーズ側にはシールテープを、フレーム側にはバスコークを塗っておく予定です。 これまでにゆるめた側のシールで蒸気が漏ったことはありません。もちろん給気側もです。 チーズをかたく固定するには左右のニップルを同じ方向にまわします。
チーズから上にでているのはリングジョイントでここから銅パイプになりブラストノズルとなります。
2004年 8月 上旬 動輪のクォータリングその2 エンジン組み立て一部 サイドロッド加工 仮組み付け
ロックタイトが固まったとみてピン穴を開けました。
ガムテープは切り子がベアリングに入らないようにするカバーです。
他の動輪もピンを打ちました。
エンジン組み立て用の穴を開けました。 12mmの板を4枚重ねるため2段に分けました。このため穴のサイズが2種類となり間違いやすいのであらかじめ書いておきました。
シリンダーへの取り付け穴を移しています。
2カ所をねじで止めたらあとは一気に全部マークしました。
2枚取り付けて1段目完了です。
これは蒸気室板で2枚重なります。 これらが2段目です。
排気ドレイン用の空間です。 排気室とは目的が違いますが、でもまあ排気室とでも呼びましょうか。
フレームからシリンダー体へねじ穴を移しあけしました。 ここはM4にしました。
サイドロッドの連結部を両頭グラインダーで削りました。
ヤスリでもできます。 動輪車軸の端面加工の方法でボール盤でもできそうです。
連結ピンは6mm丸鋼にピン穴を開けて割りピンを刺しました。
早速バネと動輪を入れてサイドロッドをつけてみました。
樹脂製のオイレスメタルは寸法が決まりにくく使いにくいと感じました。 こわれたら次は金属メタルにしようと思っています。
軸動ポンプの駆動部品です。
エキセンのタンブラー先端の両側を削りました。 ヤスリ、グラインダー、・・・使えそうなものは何でも利用しましょう。
組み付けてみました。
サイドロッドの動きはなめらかです。 真円メタルでOKでした。
2004年 8月 上旬 動輪のクォータリングその1 軸箱 ロッド類の磨き
ピンぼけですがクランク穴開けジグの部品です。
このように穴の中に丸棒を圧入します。 圧入と言ってもハンマーでたたき込むだけです。
動輪軸にしっくりはまるように丸棒の外周をヤスリました。
動輪のクランク位置をけがきました。
ボール盤の直角をチェックしました。
2方向からチェックしました。
この角度が90度でなかったらどうしようもありません。 調整のしようがないのです。
シャコ万で固定して穴を開けました。
クランクはロックタイトで固定しピン穴を開けました。
この写真は動輪のピン穴開けですが、これと同じ方法でクランクピン穴を開けました。
傾斜バイスというものも市販されていますが、これだけのために購入するのはもったいないです。 バイスの傾斜がいつも一定になるように枕や さん を固定してバイスをのせました。
クランクにピンを打ちました。 ハンマーで車輪をたたきそうなのでやっとこを使いました。(やっとこ というのはあてがっている太い棒のことで、ものを挟む道具のことではありません。)
こんな感じです。 6個全部打ちました。
クランクは表面に出る寸法を基準に固定するため、車輪の裏面よりもわずかに裏面が沈みました。 つまりクランク軸が短めということです。 長目だと・・・・。 つまり部品を加工するときは長目が良いか短めが良いかを考えて加工すれば精度にあまりこだわらなくても良いですね。
クォータリングジグを組み立てました。
右側の板には上側にクランクが乗ります。 左側の板の側面にはクランクが当たります。 つまり右はクランクが水平で左は真下ということです。
動輪軸につく軸動ポンプのエキセンを取り付けました。 エキセンに開けておいた穴にドリルを通しておいてからバイスで挟みます。
動輪車軸を通して貫通穴を開け、ピンを打ちます。
軸動ポンプのエキセンは2個です。 位相180度にしました。
軸箱です。 これは板の重ね合わせで4本のねじで組立てました。
ニードルローラーベアリングを入れました。左側の写真で見えている方に動輪がきます。 このため、最も動輪側の板にM3を立てて余分な長さは切り取りました。 また動輪との間にはワッシャをいれる予定です。
片側の動輪を車軸にロックタイトで固定しました。 回転のなめらかさをねらって動輪が力点の時にポンプを押し始める位置にしました。 でも反対側の動輪は死点になります。 あまり関係ないかな。
車軸を固定するピン穴をあけました。
ピンを打ちました。
バックゲージに気をつけながらクランクを板に乗せゴムで引っ張りました。
反対側も板に当て、ゴムで引っ張ります。 車軸が少し引っ込んでいます。 反対側はつらいちです。(つらいち = 面一 = 同一面)
固定されるまでにロッド類を磨きました。 回転砥石で荒く磨いて・・・・・・・。
仕上げはサンドペーパーです。 平岡幸三氏が紹介された方法はとても安価できれいにできます。
2004年 8月 上旬 フレーム組み立て
側板は矯正の必要が無いくらいまっすぐでした。
ホーンステイの穴を側板に移しあけしました。 3mmドリルで印をつけて・・・・
印に2.5mmのドリルで穴をあけて、M3タップをたてます。
片方をねじ止めし反対側を移しあけします。
できました。
フレームにはショットマークでねじの位置を印していますのでここに穴をあければいいようにしました。 けがかなくてもいいので作業効率がとてもよくなりました。
前端梁の取り付けは、最も上と下にねじ穴を移しあけします。 そしてねじ止め後残りの穴全部を印します。
どんどん2.5mmの穴をあけます。
後端梁の取り付けは20mmのアングルを使いました。 20のアングルはクォータリングジグの製作にも使うので無駄にはなりません。 しかしかなり余ります。
OS製の軸動ポンプの取り付け穴をM3に修正しました。
今回初めて平面対傾構を入れませんでした。 変形させる荷重は全てアングルが負担します。 果たして結果はどうなるかな。
こんな感じになりました。