コッペルの製作日記 5                             戻る

2004年 9月 下旬  本運転開始

 

2004年 9月 下旬  灰箱 ガラス窓  ヘッドライト

 

  灰箱の製作は結構手間がかかります。 計算上の寸法でまず厚紙で作り、 これを取り付けてみてうまくいくかどうか確認しました。 2回作り直しました。  構造は前板と側板と後ろ板で構成し、後ろ板を取り外してバーナーを脱着します。

 

  ガラス窓は、ガラスを鉄板でサンドイッチし内側の鉄板の上下につのを出してこれをヒンジにして回転させています。

 

 実物の軽便機関車にはなぜかヘッドライトがあまり取り付けられていません。

まさか夜は走らないというわけでもないのだから、脱着式のカンテラのようなものかもしれない。 というわけでライトがないと眉毛を剃った人の顔のようでなにかさびしいのでライトを取り付けた。 材料はホームセンターで見つけた非常用の懐中電灯の一部です。 LEDなので点灯すると興ざめするかも知れません。

2004年 9月 下旬  要改良点  運搬枠製作

 試運転の結果改良した方が良い箇所があった。 

1 バーナー強化

2 オイルポンプ駆動点の変更

3 ブロワーアタッチメントの製作

4 銅管とホースジョイント部の水もれ

5 水タンクのさび止め 

 1については既述のとおりである。 強化の方法としてはノズル径を大きくすることだ。 プロパンガスのノズル径は非常に小さい。 どの位にするかであるが、都市ガス用が約1ミリなのでこの範囲くらいまでだろう。 ただし径を大きくすると赤い炎がでて少しススも出てくる。

 2の駆動点は現在はバルブクロスヘッドのピンからとっていた。 しかしカットオフを絞ると駆動距離が短くなるため(バルブトラベルが少なくなるため。)オイルの入りが少なくなる。 このため普段通り加減リンクからとることに変更した。

 3については時間が無くてブロワーまで手が回らなかった結果だ。 運転会の朝7時に完成したばかりだもの。

 4 これも手が回らなかった結果だ。 市販のホースバンドをつけることにした。

 5 水タンクはブリキと思われる。 さび止めの時間が無くそのまま使ったが次の日残りの水を出したら赤さび色の水が出てきた。 さび止めを塗ることにした。

 

 運搬枠は安価にするためアングルで作ったが、ホームセンターには軽量アングルに長穴がたくさん開いたものが販売されており、こうしたものでも製作できる。

   コッペルは乗用車のトランクに載せることを考えているので下半分までの枠にした。 トランクに載せるには傾けなくてはならず、斜めの補助バーをつけることを考えている。 

 重量は本体が53kgで枠は7kgくらいだろうか。 約60kgなので道具無しでは一人で載せられそうにない。 とてもヒョイと載せるというわけにはいかなかった。 さらに軽量化する余裕はないこともないが50kgを下回るのがせいぜいだろう。

 一人でトランクに載せる道具を考えなければ・・・・。

 

2004年 9月 中旬  明石公園での試運転

 

  明石公園のレイアウトは林の中にあって雰囲気がとても良い。

 

サイドタンクに字や番号がないと間が抜けた感じになりますね。

 

軽便機関車の横を最新の電車が通ります。

試運転はガスで行いました。 不具合があって分解するときに石炭を使っていたらすすで大変だからです。

 

 走りは快調でしたが火力が弱いため圧力の維持ができず、5〜6周で停車となりました。 バーナーの強化が必要です。 その後に石炭を焚く予定です。

 汽笛が良い音色で鳴りました。

2004年 9月 中旬  蒸気給気管  汽笛  ハンドポンプ   スニフティングバルブ取り付け

 レギュレータからボイラー内配管へは8mm銅管をU型に曲げたものが必要だが、8mmともなるとなまし銅管でないとうまく曲がらないのでエルボを2つつないだ。 8mmのなまし銅管を定尺で購入すると何千円にもなる。 かといってホームセンターにある1m銅管をいくら焼き鈍してもうまく曲がらなかった。 砂を入れて曲げる等方法はあるのだろうが、 エルボを使う方が簡単で早い。

 汽笛はかつてビッグボーイで汽笛演奏をするためにたくさん作ったものから一番短いものをつけた。パイプ径が約25mm長さ約15cmである。

 ハンドポンプはいつものように空圧部品で作った。 考え違いと寸法の未確認でとても長いものが届いた。 返品ができないのでそのまま使った。

 スニフティングバルブというのは機関車が下り坂の時に惰行するときに機能する。 つまりレギュレータを全閉してもレギュレータとエンジンの間でエンジンに空気を取りいれる弁のことである。

2004年 9月 中旬  ペチコート  キャブ屋根  オイルポンプ(ルブリケータ)取り付け  給水配管  キャブ窓枠

 

   

 ペチコートはプリンの容器を使った。 漏斗は高かったのでやめた。 底をぶち抜いてステンレスパイプをロー付けした。 煙突を脱着式にするため取り付け方法がこんな形になった。

 バットの底の内径が20mmと小さく、これ以上小さくならない方法にした。  うまくいけばよいが・・・・。

 キャブの屋根は操作性を考慮し後部中央を切り欠くことが多い。 しかし私はC55もC62もビッグボーイも切り欠いていない。 格好が悪いからだ。 でもコッペルは切り欠くことにした。 それが一般的だからである。 ただし、駐機しているときは屋根全体が有った方が格好がいいのでスライドさせることにした。 OSのコッペルも未確認だがそうなっているらしい。 

 切り欠いた屋根です。 切り欠いたと言ってもレーザーで切ってもらっています。

 

     移動屋根の足

 

  屋根裏のガイドレール。

 移動屋根セット後。

 

    

 

 サイドタンク用のタンクです。

   

 

 

 オイルポンプは右サイドタンク中の先端に置いた。 駆動はバルブスピンドルの後端のヒンジピンからとった。 ワイヤーで引っ張るので戻しは引きバネを使った。 この方法はC55のときから同じである。 オイルポンプへの給油はサイドタンクの上蓋から行う。  間違えて誰かがここに水をいれたら事件になるため何か表示が必要になるかな。

 

 

 

 

 キャブ窓枠は金色に塗って取り付けた。 裏側に窓ガラスのヒンジがつく。 ガラス枠をつけてみたら窓枠との隙間が広過ぎたのに気づいた。 

 しかしまたガラスを丸くカットするのは大変なのでこのままいくことにした。

  ボイラー先端部のジャケットとの隙間はグラファイトヤーンを詰めました。

  蒸気ドーム内の配管です。

 

余談だがキャブの後ろ板も作った。 駐機しているときはつけておこうと思っている。 いつまで続くかわからないが・・・・。

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