雑記帳2 2012年11月〜 下が古く、上が最新になっています。 (戻る)
2021年12月18日19日 ミニ鉄道フェスタ in神戸メリケンパーク2021
コロナの影響で2年間開催できなかったが、川崎車輛始め関係各位のご努力の結果、今年ようやく開催できることとなった。
参加者は例年よりもずっと多く、走行制限が必要ではないかというくらい5インチゲージの鉄道模型が集まった。
今回私はC62を持って行ったが、どうせ持っていくなら川崎車輛仕様にしてみようということで、
C62の川崎車輛のトップナンバーの22号機のナンバープレートに付け替えることにした。
本来なら他の各部所も実物の22号機にあわせるといいのだが、そんな元気がないのが老人の悲しいところだ。
まあ ここはナンバープレートと銘板だけ付け替えよう。
「できたのがこれです」と、機関士が指さしています。 おっ、朝日を浴びて光っているではないか。
そして、今回の仕業は仕業票に書かれているとおりです。
シンボルの神戸ポートタワーは今は整備中のようです。
18日に敷かれた線路は大勢の方の努力の結晶です。 C62は一度も脱線しませんでした。 素晴らしい仮設レイアウトです。
私はこの角度の写真が好きなのですが、ヘッドマークがよく見えません。 はつかりバージョンです。
これはゆうづるです。
この角度ならヘッドマークは見えますが、後ろがいまいちしまりません。
22号機は東北で活躍した機関車なので、東海や近畿地方にはなじみがないですね。 「ゆうづる」も「はつかり」もピンときません。
しかし、お一人だけ、川車のトップナンバーで東北の機関車だとお分かりいただけた方がいました。 うれしいですね。
C62の走行や後片付けにご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
2021年10月 3日 D51製作の断念
ついにD51の製作を断念した。 たとえ作ったとしても置き場がないのだ。 作った場所に置くという方法もあるが、そうすると他の機関車をメンテするのに、いちいち場所を置き換えなければならない。
他の機関車との置き換えには車で10kmを2往復しなければならず、しかも重量物の車へのデリケートな乗せ降ろしをのべ8回やらなければならない。 そんなことは体力的にやっていられない。
どうにも不本意だが、これが現実だと受け入れるしかない。
たら、れば、の話になるが、もしモーションプレートが注文した2006年に入手できていれば状況は変わっていたかもしれない。 あの頃はまだ体力は少しは残っていたし、やみくもに突っ走る元気があった。
モーションプレートがそんなに重要かと疑問を持たれるかもしれないが、機関車全体を見て、作りにくい部品から解決していくのが私のやり方で、D51はモーションプレートがそれだった。
仮に、製作にめどがつかないものを後回しにして、できるところから作っていくと、後回しにしたところまで進むとそこで行き詰ってしまう。 そこが解決できなければそれまでの労力や費用や情熱は水泡と化す。 そんなことには私は耐えられないからだ。
結果的に、他人を頼った結果こうなったのは大いなる反省点だ。
そういえば、昔こんな話を聞いたことがある。 ある人が、あるメーカーの機関車キットを契約し、月ごとに送られてくる部品で製作をすすめていたのだが、いっこうに届かない部品があり、ついに行き詰ってしまった。
電話で何度やりとりしても埒が明かず、年配のその方は、「俺が生きているうちには完成できないな。」 とさみしそうに語っていた。 とのことだ。 毎月払いなので当然それまでの費用はかかっている。
要は、私もそれにハマったということだ。 電話で話しても先延ばしされるだけで解決にならず、じっと待っていると注文を忘れられた。
始めからメーカーに頼らず、手間がかかっても木型から作るべきだったのだ。
2018年11月18日 ミニ鉄道フェスタ イン 神戸メリケンパーク
川崎重工業株式会社カワサキワールドが主催され、神戸のメリケンパークというところで開催された運転会に参加しました。
このようなきれいな公園に約450mの仮設線路を敷いて行われました。
早朝のヤードの風景です。
旧国鉄型蒸気も集まりました。
きれいに作られた機関車もたくさん参加されていました。
このD51は川ア車両の銘板がついていて雰囲気を盛り上げています。 こちらのD51は真鍮を多用したもので、これからテンダー作成だそうです。
私はC55で参加しました。 走らせていると写真が取れないのでフェスタ全体の写真がありません。
ちなみに57号機は川ア車両製です。
2016 3月6日 中国製モーターの修理
中国から送ってもらったモーターの軸を手で回してみるとカチンと音をたてて、なお回すとシューシューというこするような音がする。
このままでは使えないのでばらして修理することにした。 安価なモーターなのでこれくらい仕方ないだろう。
中国製モーターの構造もわかるし、メンテナンスもできるようになるだろう。
さて、分解する前に蓋とケーシングの合マークを確認しておく。 ケーシングには切り欠きがあり、前後の蓋にはでっぱりがある。
ケーシングの台座が中央ではなくギア側に寄っていることも確認する。
モーターの軸についているギアを外すため、ナットをゆるめるのだが、このネジは逆ねじなので右に回してゆるめます。
分解するとこのようだった。 磁石がケーシングから外れて回転子にくっついていた。
磁石の接着面側をきれいにする。 当然ケーシングの方もきれいにします。 接着剤は手持ちのこれを使った。
くっつけて。 Cクランプで固定します。
ブラシ側はこのようだった。 組み立てには一工夫必要だ。 ブラシを四角い筒にばねを押しながら押し込んで、最後は銅線をひっかけて引き込んで、
四角い筒の先端に小さな穴があるのでここにクリップを伸ばしたものを押し込んでブラシを筒の中に止めておく。
戻す時にこのようにしては失敗する。なぜなら磁石がついたケーシングをはめ込む時に回転子がケーシングの中に飛び出てきてしまう。
先にケーシングに回転子を入れておき、それをゆっくりブラシ側の蓋にはめ込みます。
両方の蓋をあてがって、合マークを合わせたら、クリップを引き抜きます。と同時にパコンとはめ込みます。
ねじで固定して、完了です。
2013年 6月 8日 アナウンススピーカーボックスの製作
つくで高原模型鉄道には多くのお客さんに来ていただけるが、 乗車方法や注意点を逐一説明するのは大変です。
このため、倶楽部のウグイス嬢に頼んで、説明と注意点をアナウンスした音声ファイルを作ってもらい、それを常時流すことにした。
音声ファイルはUSBメモリーに入れ、一般のカーオーディオに差し込み、再生し、使っていなかったスピーカーから放送する仕組みだ。
2013年 2月23日 雪中走行ついに実現
今年は暖かいのか雪降りの日が少ないようだ。 待っているときにはなかなか降らない。
しかしついにその日はおとずれた。 前日夜に、つくでの会員さんから積もりそうだとの情報が入った。 そして朝、雪景色とのこと。 早速道具を積んで出かけた。
岡崎市は降っていないし、朝から快晴である。 そしてつくでだけに雪があり、土曜日だしベストな環境だ。
急行ニセコなどの写真をみるとほとんど曇り空か雪降りで迫力がある。 そうした写真を模型で撮りたいと思っていたが、 それは次のチャンスにとしておこう。
まずはモリゾーとキッコロのコンビで雪かきをしてもらった。
こんな感じで押していきます。
C62も準備しました。 よい天気です。 雪降りの中での準備は大変だろうなあ。
スノープラウでの雪かきです。
C4でラッセル車を押し、雪に向かってアタックしますが3〜4m進んだところでスリップして進めません。 バックして再度前進加速してアタックを繰り返します。
ラッセル車を手で押したときの除雪抵抗はほとんどありません。 単に推進車両がスリップしているだけです。
次はホイットコムとの重連かC62でおしてみようと思います。
「つっこめ〜。」 とモリゾーが叫んでいます。
数周するとスムーズになりました。 でも風が吹くとすぐにレールに雪が積もってスリップします。
そこにC62が客車を牽いて出てきました。
スチームアップが進んでいます。
まずは単機で試運転です。
真っ白な中を走るのはなかなか気持ちいいです。
つくで駅に到着しましたよ。
まるでタブレットをとろうとしているかのような姿勢です。
2013年 1月26日 雪中走行の準備5
C62のスノープラウよりも深い雪が降った場合に備えてラッセルヘッドを作った。 これは設計だけ私がやって、つくで高原模型鉄道倶楽部のK氏の製作によるものです。
日本の実物のラッセル車の先端形状と少し違うのは、実物に比べ軽く非力な模型の機関車でも押せるように推進抵抗を減らせるように考えたためです。
実物は比較的左右に押し分ける形状ですが、模型の推進力では左右に圧雪する抵抗に負けるのではないかと思い、まず雪を少し上に持ち上げてから左右にロール状に振り分ける思想です。
めざすのは女性のカールした髪のような形で左右に排出されていくことです。
しかし直線はまだしも、カーブではラッセル部をこじるように推進力がかかるので、脱線しないか心配です。
2013年 1月 6日 雪中走行の準備4
今日はよさみ鉄道の当番日でボールドウィンを持っていったが、これがまた良い経験ができた。
まず最初に今日はとても冷えていて、ライターが着火しない。 つくでではもっと寒いので点火にはマッチと固形燃料がよいだろう。 点火したあとで灯油浸け薪を放り込むことにしよう。
次に水タンクからの水がハンドポンプに入る前のチェックバルブまできたとたんに凍りついた。 私の配管はエアーパーツで脱着が比較的簡単にできるのであちこちはずしてコンプレッサーのエアーガンであおってやると氷のかけらが飛び出てきた。 そうこうしてだましだまし水を通してやるとだんだん水温まで温まって無事送水できるようになった。
つくでではボイラーと水タンクにお湯を入れてスタートすればよいだろう。 いろいろ考えることがあるもんだ
2012年12月23日 雪中走行の準備 3
いつ降るかわからない雪に備えて、私一人でも機関車を降ろせるように練習した。 今日のつくでは、もううっすら雪があった。
台の上まで降ろすのは問題ない。 問題はスロープレールだ。 レールの凹カーブのところで車体が先台車と従台車に支えられて動輪が浮いてしまい、横倒しになる可能性があるためだ。
そこで機関車を支えながらゆっくりスロープを下ろすために写真のように工夫した。 機関車の連結器から動滑車を出し、リフトに定滑車をつけ、左手でロープを送り出しながら右手で機関車を支えるのだ。 こんなところで山の道具が役に立つとは思わなかった。
これでいつ雪が降っても対応できる。 どうか休みの日がベストコンディションの雪の状態になりますように。
おお。 そういえば乗用台車にとりつけるスノープラウが必要だ。 降りすぎた場合は上を撥ねなければならないのだ 。
そして客車も準備して走行テストもおこなった。 この客車は友人のH氏作で、すばらしいできばえである。
少々ぶっ飛ばしたって脱線しなかった。 これならC62で牽いて暴走しても多分いいだろう。
2012年12月16日 雪中走行の準備 2 ボイラーの水圧テスト
C62は、しばらく走っていないのでボイラーの水圧テストをおこなった。常用圧力の2倍の1.0Mpaでやった。 しばらく待ってもほとんど下がらないのでまあいいだろう。
これで走る準備は完了したが、つくでは氷点下になるので水分が凍っていろいろ悪さをすることが想像できるので、できるだけ水分をエアーで飛ばしておいた。
でも多分チェックバルブなんかに水分は残るのでここで凍るだろうなあ。 始めは湯をたくさん用意してあちこちにかけて溶かさないとだめだろうな。 いやいや、かけたお湯が凍ると面倒なことになる。 ヘヤードライヤーで溶かすことにしよう。 なにしろ未体験のことなのでいろいろ考えておくことが多い。
2012年12月 9日 雪中走行の準備
この冬に手ごろな雪が降ったら雪中運転をやろうと思い準備した。
まず、C62はつくででは走った実績がないのでいきなり実践はよくない。 レールとの相性を確認するためつくでで無火で牽引した。
会員さんが作ってくれたリフトを使って車から降ろしてみた。
リフトをねらって車をバックさせます。
リフトの高さはライトバンのバックドアよりも低いので多分どの車でも問題無いと思います。
重量車両でもなんの問題もなかった。 すばらしい出来のリフトです。
ただ軽量の車両では手回しハンドルが軽すぎるので、回転径の小さい場所にハンドルをもう一つつけると使いやすいかもしれないです。
スロープを降ろすときには注意が必要です。 坂道の途中で止めなければならなくなったときのことを考えておかないとまずいことになります。
今日は会員さんにひもで確保していただいてスロープレールを下ろしました。
先輪は浮いていますが動輪はなんとかレールに付いています。 実はこのことに油断してあげるときにやらかしました。 無火なのでレイアウト上をロープで引きづりまわしました。
かなりしんどかったですが、左回りと右回り両方回りました。
移線器はスムーズに通過しました。 記念写真も撮りました。
下げるときはスムーズだったのですが、 重量バランスや押し引きの力加減でしょうか、 先輪と従台車がしょって、動輪が浮いて横倒しになりそうになりました。
危ないので動輪をレールにひっかけながら上げていくとヘッドライトが格納枠に引っかかってしまいました。 イコライザーのせいでこんなことになるので、
後ろを持ち上げて押し込んでから動輪を格納枠のレールにのせました。 一人ではちょっと厳しいようです。 会員さんから無償貸与された小型ウインチを活用するほうがよさそうです。
また格納枠に入れるのは台の上に半分くらい乗ってからのほうがよさそうです。
上げ方はこうしました。
なにはともあれ無事、レールとの相性チェックができました。
2012年11月 千葉県 山武市 蓮沼遠征
千葉県といえば、まず九十九里浜を思い浮かべる。 雄大な景色だったが、撮った写真では伝えられないのが残念。
この九十九里浜の真ん中あたりの山武市に蓮沼海浜公園というのがあり、ここに7.5インチ専用線路が敷かれており、運転会にお声がけいただいたので張り切って出かけた。
太平洋が一望できる展望台もありました。 すばらしい眺めでした。
手前の建物が駅舎で、右側が車庫です。 車庫には編成のまま車両が留置されています。
新幹線の屋根の高さあたりまで津波が来て、壁にはその痕跡が残っていました。 車両整備が大変だったとのことですが、みごとに復活されていました。
立派な車庫です。 遠足の子供たちが乗りにきました。 6両引っ張っています。 エンジンの強力機関車です。
トンネルもあります。 動物のオブジェは子供の眠気覚ましも兼ねているそうです。 長いので途中で気持ちよくて眠ってしまう子もいるそうです。
芝生広場の近くもとおります。 松林の中はどこまでも線路が続いています。
と、そこに工事車両が接近してきました。 いえいえ、冗談です。 7.5インチはこうしたこともできるのですね。
中からの景色はこんな風です。 いいですね。
これもおもしろいです。 見入ってしまいます。
夕映えの三重連です。 足回りが良く見えています。
全長2.1kmは日本最長で圧巻でした。 こうしたロングコースは今までとは少し異なる思想を持たないとまずいことになりそうです。
それは途中でエンコすると戻ってくるのが大変だからです。 営業列車が後ろにいたら・・・・。 これにはポケットに牽引用引き綱を持つと少し安心です。
また、エンコしないためには運転を慎重にする必要があります。 故障の原因となる脱線を極力しないように、怪しいところは超スロー運転での通過です。
車両の設計も、運行の安定性をより高める必要から堅牢性を重視する必要があるでしょう。
予備ヒューズ携行は必須で、コントローラーの回路がダウンしても、直結と巻き線抵抗で帰ってこれるように考えておく必要もありそうです。
非常時に救援を要請するために携帯電話を携行し、音量を最大音量にしておき、胸のポケットに入れて着信がすぐわかるようにしておく。 または無線機の使用など。
こんなことも考えさせられてとても勉強になりました。
なにはともあれ、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 山武市の皆さん、スタッフの皆さん、企画関係の皆さん、ありがとうございました。