困ったサークルの処方箋

皆さん方から寄せられた質問の中から、共通的な個別項目について
その対処方法を「困ったサークルの処方箋」として掲載しました。
今後も順次掲載していく予定ですので、参考にしてください。
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2002.2.9更新>

困り事・なやみ事

処方箋

上司より、ヒューマンエラーをテーマに課題達成型で取り組むように指示がありましたが……どのように進めたらよいのか分かりません

@個別問題を進める中で、要因系として「ヒューマンエラー」に行き着くものです。始から「ヒューマンエラー」をテーマに進めるのは、因果関係が混沌となり、ツマズキの元となります。
始は、身近かな
具体的問題からスタートして下さい。
A取り組むテーマの内容から、問題解決型か課題達成型を選択して下さい。
Q&A「問題とは?課題とは?」を参照下さい。

現地で設備を設置する業務を担当しています。そのため、毎日現地直行・直帰が多く、サークル会合も上手く行きません

@サークル会合だけがQCサークル活動ではありません。月1〜2度、事務所に集まる時を会合日にーー上司と相談して下さい。
Aむしろ、現場に事実が沢山あります。現状調査・要因追求・対策検討など
現場を重視した活動を進めて下さい。

定年間近で出向した子会社に、自分の体験を活かしてQCサークル活動を導入したいのですが?
ただし、子会社のトップはQCサークル活動に理解がありません

トップの理解なしでは、導入成功はありません。
@
Q&A「QCサークル活動導入のポイント」を参考に、まずトップの理解活動から始めて下さい。
A一方、ボトムアップの活動として、気の合った仲間と活動し、実績をトップに報告し、認めて貰う方法もあります。この場合は、「一発ホームランより、継続的ヒット」と
根気強い活動が必要です。

事務所の仕事を担当しています。
共通テーマが見つからず、いつも整理整頓とかファイリング等のテーマになってしまい、目に見えた成果も上がらず困っています

事務所に限らず現場でも、一人一人の仕事がみんな違うため、共通テーマは見つからないのが実態です。むしろ、共通テーマにこだわらず、一人一人のテーマを計画的に順番で解決する進め方をお薦めします。この方法で進めると
・いずれは自分に順番が回ってくるため、お互いに「自分も参加しなければ」ということで、
全員参加の風土作りにも有効です
・また、活動を通して、
仲間の仕事も理解でき、計画的に有給も取りやすくなる、という効果も期待できます

仕事が忙しく長時間残業の連続で、上司からも「QCサークルどころでない」と言われましたが、どうしたらよいのですか?

会社では、仕事優先は当然です。このような場合は
・サークル活動計画も、上司と相談のうえ、
ペースダウンしてください。無理に進めようとしても、負担が増えるだけです。
・むしろ、このような時こそ
「長時間残業」をテーマに取り組むチャンスです。多忙時は「チョコ停」とか「稼働率」の悪さが目立つものです。これらに着目し、上司と一緒に挑戦して下さい

@メンバーがバラバラ(嘱託社員・パート・新人など)で、QCサークルなどやれる状況でありませんが?
A
新人ばかりで、何から手をつけたらよいのか分かりませんが?

QCサークル活動を難しく考えないで下さい。初めは、
・みんなが、気兼ねなく気軽に話し合える職場づくりと
・お互い、自分達の仕事が少しでも楽になるアイデアを出し合い
小さな改善の積み上げを進めて下さい。
背伸びせず、自分達に合ったQCサークル活動……これが基本中の基本です

会合に全員参加ができず困っています。どうしたらよいのか?
@交代勤務(変則勤務)
A仕事の終わる時間がバラバラ
B職場が離れてバラバラ
C営業、渉外などで、会社にいないことが多い

みんなが顔を合わせ話し合う大事な会合の工夫は、2つに大別されます。
<1>全員参加するための工夫
・いつも顔をあわせることが出来る人達で
サークル編成を見直す
    左記@AB
・みんなが参加できるように
会合時間を調整確認する
    左記@ABC
<2>全員参加できなくとも進められる工夫
・欠席予定メンバーの意見を聞き、会合に反映する
・会合結果を欠席したメンバーに連絡する
    伝言・メモ・ノート・メールの活用など

アンチQCメンバーがおり、なかなか参加してくれず、手こずっています。どうしたら?

アンチQCの方こそ、QCを良く理解しているものです。
(QCをあまり知らずに、アンチになる方は殆ど居ません)
ただ、何らかの理由で、
自分の思い通りにならず、意固地になっているケースが多々見られます。
良く話し合い、アンチの理由を調べ、
その方の技量を充分発揮できるよう工夫して下さい

生産変動が大きく、人の異動も頻繁で計画的な活動ができませんが?
例えばテーマ取り組み途中で
・人が交代したり
・ラインが更新変更され
テーマが中断されてしまう

従来から年間テーマ解決件数は4件がベストといわれています。
しかし、生産変動・人の異動の多い職場では、「年間計画」とか「年間テーマ解決件数」をベースとした進め方では、左記のような問題に遭遇してしまいます。
このような場合、「絶え間なく、バント・ヒットの打てるメンバー育成」を目標に
短期・小テーマで回転の良い活動を推奨します。
<職場の実態、活動のしやすさを考慮した進め方工夫を!>

10

QCサークル活動の手当について
・全員参加の半強制的な活動なので
業務手当にすべきでは?
・業務手当とか
教育助成金など
企業によって違うのは何故か?

QCサークル活動は、本来自主的な活動ですが、企業のニーズやポリシーによって色々なケースが見られます。
しかし、活動の実態を良く見ると
@自主的な
勉強の場としての活動と
A現地調査や改善作業など
業務そのものとが混在しています
従って、活動内容によってキメ細かく手当を支給するのが妥当かと思いますがーーーあとは
各企業の判断によるーーーと言えます

11

生産が激減
・残業ゼロ
・改善予算も激減
・QCサークル活動予算も激減
このような中で、どう進めればよいのでしょうか?

このような時期こそQCサークル活動の力を発揮する好機です。
■企業サイドの本音としては
・できるだけコストを削減したい
・仕事が減っているのに、改善を進めても?
というのが実感と思います
■このような時期こそ、自主的なQCサークル活動で
・改善効果の顕著なテーマに取り組み<
重点指向
・上司も巻き込みながら、
変動に強い職場づくり
を目指した活動が期待されます
■当然、自主的な活動として、活動手当目的は禁物です
<上記10との関連で、会社がどう処遇するかの問題です>

 

 

 

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