カウンター”5555”HIT 
オマケSS(^^;)


DARK BLUE
雲を抜け、ネオは漆黒の空に立っていた。
降るような星が見える。
しかし、それはまやかしの空。
AIの見せるイリュージョン。
本当は何も在りはしない。

ならば、あれは・・・・・
ネオは誰にともなく、問う。
ならば、あれも、どこにも存在しないのか?と。

間近で見た、深いアイス・ブルーの瞳。
何者にも汚された事のないような、澄んだ色の。
いつもは闇色のグラスに隠されている。

あれを綺麗だと、そう思う。
「何も無いのなら…何故俺は、そう思うんだ?」
自分への問いに答えは、無い。
「何故・・・?」
暗い空はどこまでも続いているように見える。

何処へ?
ネオはまた、問う。
AIはどんな『世界』を想定していたのか?と。

この世界を全て手にしたなら・・・

「あれも、俺のものになるのか?」

呟いた言葉に苦笑する。
闇色のスーツ。
そこからのぞく、糊の効いた真っ白なシャツ。
堅いカラー。堅いカフス。
どこにも一点のシミも無く、白い。
そして・・・
「フレグランス・・・?」
微かな、甘い香りがしたような気がした。
何人同じ姿をした者が居ようとも、それを感じるのは、いつも一人。
深い、アイス・ブルーの薫り・・・とでも言うか。
心惹かれる香り。

「錯覚だ・・・」

ネオは首を、何度か横に振る。
香りを振り払うように。

無駄だ、と…
そう、理解ってはいたが。



-end-

<03,06,22>



救世主の苦悩(笑)
私欲に走ると、メロヴィンジアンになっちゃうぞ〜♪
マトリクスの帝王だ!
は!そのための誘惑プログラムだってか?スミ(強制終了)

いや、イギリスに”HUGO”って香水が在りましてね。
それの”DARK BLUE ” ってのが素敵なのですよvvv
もちろん愛用してます(ミーハー^^;)
時間が経つごとに、香りが深く変化してくんです〜♪
一度、お試しあれ。