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SONY ST-J75

 

 

 入手した状態は状態のST−J75は押し釦の金属メッキが腐食している以外は比較的きれい

です。

 

 ケースに通風孔が無いこともあって内部も比較的きれいでした。操作も一応できますが感度

が悪い。特に周波数が高くなると悪くなる傾向。FMを90MHzに設定してフロントエンドのVc

を測定すると8V程度で、回路図の18Vに比べると異常に低い。シンセサイザー式チューナでは

同調回路のバリキャップの容量を変えて周波数を調節しており、バリキャップは印加電圧が高

いほど容量が減少して同調周波数が高くなるので、局発回路のコイルに並列に接続されてい

るトリマコンデンサの容量抜けかコイルのインダクタンス減少が原因と推測できる。 

 

 左の写真はフロントエンドのシールドを外した状態、コイルのインダクタンスの経年変化がそ

れほど大きくなる可能性は少ないのでトリマコンデンサを交換してみた。右は局発回路のトリマ

コンデンサ、電極が腐食して容量がなくなったようである。

 サービスマニュアルの回路図ではフロントエンドはブラックボックスになっているが、左の写真

からデュアルゲートFET(裏返っているので型名は読めない)によるRF増幅、3SK74によるMix

という構成と推測できる。

 

 トリマコンデンサを手持ちの8pFに交換したした状態、類似機器の回路図から元の容量は12pF

位と推測できたので、後で不足分を追加できるようにピンを立てておいたが、追加の容量は必要

ではなかった。