RETURN

 

SONY ST-V7

 

 

 オーディオの足跡様によると1983年当時¥5,2000、このシリーズとしては高級機に属する価格

であるのでST-333系列に至る先進技術がつぎ込まれているに違いないと思い落札。

 ST−V7はプリメインアンプTA-V7,カセットデッキCT-V7と組み合わせることができるシステ

ムコンポのチューナ&コントローラとして設計されていて、これらの組み合わせでシステム全体

のリモコンが可能になる。

 

 上部カバーを外した状態、中を見てびっくり、1レベル下のST-V5 との違いは中央左上のシー

ルドケースとその左下の小型トランスのみである。このシールドケース内にはリモコン関係の回

路が収納されている。ST-V5は¥33,000、¥19,000の差はこの部分と付属リモコンによるものと

考えられる。

 

 リモコン処理部のシールドケースを取り除いた状態。

 ST-V7では前面パネル左上のMAIN POWERを押し込んだ状態でスタンバイ状態になり、その

下の赤色ランプが点灯する。この状態でその下のSYSTEM POWERボタンを押すと電源が入る。

小型トランスはリモコン用の電源で、スタンバイ状態では常にこのトランスに100Vが供給され、

システムのON-OFFを含む全てのリモコン操作が使用できるようになるらしい。

 

 リモコン処理部、これと付属リモコンで¥1,9000は高いような?この手のリモコン搭載機として

はかなり初期製品なので仕方がないか?

 リモコンのコマンダーは付属していなかったので、’80年代後半のもので試してみたが反応しな

かった。メーカーが同じであれば機種が違ってもかなり共通性があることを経験しているが、リモ

コンが付きだした初期の製品なので信号系が違うのかもしれない。壊れている可能性もある。

 

 FMフロントエンド部、4連バリコン相当、RF、MIX部のトラッキング調節はコイルを変形して行う。

 

 製造から35年も経った機器であるのでプリセットをバックアップする電池は機能せず、電源を切

るとプリセットが消えてしまう状態であった。この電池は局名ラベルの照明機構の下に隠れている

ので交換するには分解してプリント基版を持ち上げる必要がある。

 使われていた電池はタブ付きのCR2025でしたが、入手が難しいのでCR2032を手持ちのボタン

電池ホルダに入れ、リード線をつけて配線し、ホルダー部は厚手のポリ袋で絶縁して照明機構と

プリント基板の間に押し込んでおいた。(3枚目の写真参照)

 

 その他調整方法等については「ひろくんのホームページ」のST-V5と共通なので、そちらを参照

してください。