◆通知◆ 特別支援教育の推進のための学校教育法等の一部改正について 2006/07/18
抜粋(赤字 by togchan) 第6 留意事項 |
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◆法令◆ 学校教育法等の一部を改正する法律の公布について 2006/06/21
2006年6月15日に開催された衆議院本会議において、政府提案の「学校教育法等の一部を改正する法律案」が可決・成立し、21日に公布。
改正法は、昨年12月8日にとりまとめられた中央教育審議会答申(「特別支援教育を推進するための制度の在り方について」の提言を踏まえ、現在の盲・聾(ろう)・養護学校の区分をなくし特別支援学校とし、特別支援学校の教員の免許状を改めるとともに、小中学校等において特別支援教育を推進するための規定を法律上に位置づけるもの。 なお、新たな制度は平成19年4月1日より施行
◆答申◆ 「特別支援教育を推進するための制度の在り方について」 2005/12/08
特別支援教育を推進するための制度の在り方について(答申)の概要
特別支援教育の理念と基本的な考え方 |
○ | 障害のある幼児児童生徒の教育の基本的な考え方について、特別な場で教育を行う「特殊教育」から、一人一人のニーズに応じた適切な指導及び必要な支援を行う「特別支援教育」に発展的に転換。 |
盲・聾・養護学校制度の見直しについて |
○ | 幼児児童生徒の障害の重度・重複化に対応し、一人一人の教育的ニーズに応じて適切な指導及び必要な支援を行うことができるよう、盲・聾・養護学校を、障害種別を超えた学校制度(「特別支援学校(仮称)」)に転換。 |
○ | 「特別支援学校(仮称)」の機能として、小・中学校等に対する支援を行う地域の特別支援教育のセンターとしての機能を明確に位置付ける。 |
小・中学校における制度的見直しについて |
○ | 通級による指導の指導時間数及び対象となる障害種を弾力化し、LD(学習障害)、ADHD(注意欠陥/多動性障害)を新たに対象とする。 | ||
○ | 特殊学級と通常の学級における交流及び共同学習を促進するとともに、特殊学級担当教員の活用によるLD、ADHD等の児童生徒への支援を行うなど、特殊学級の弾力的な運用を進める。 | ||
○ | 「特別支援教室(仮称)」の構想については、研究開発学校やモデル校などを活用し、特殊学級が有する機能の維持、教職員配置との関連や教員の専門性の向上等の課題に留意しつつ、その法令上の位置付けの明確化等について、上記の取組の実施状況も踏まえ、今後検討。
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教員免許制度の見直しについて |
○ | 盲・聾・養護学校の「特別支援学校」(仮称)への転換に伴い、学校の種別ごとに設けられている教員免許状を、障害の種類に対応した専門性を確保しつつ、LD・ADHD・高機能自閉症等を含めた総合的な専門性を担保する「特別支援学校教員免許状(仮称)」に転換。 |
○ | 「当分の間、盲・聾・養護学校の教員は特殊教育免許の保有を要しない」としている経過措置を、時限を設けて廃止。 |
目次
◆報告◆ 「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」 2003/03/28
提言の概要
1 | 障害のある幼児児童生徒一人一人について個別の教育支援計画を作成すること。 |
2 | 盲学校・聾(ろう)学校・養護学校はもとより小学校・中学校に特別支援教育コーディネーター(仮称)を置くこと。 |
3 | 行政部局間の連携のための広域特別支援連携協議会(仮称)を都道府県に設置すること。 |
4 | 地域における障害のある子どもの教育のセンター的な役割を果たす学校としての盲学校・聾(ろう)学校・養護学校を特別支援学校(仮称)に転換すること。 |
5 | 小学校・中学校における特殊学級や通級の指導の制度を、通常の学級に在籍した上で必要な時間のみ「特別支援教室(仮称)」の場で特別の指導を受けることを可能とする制度に一本化すること。 |
< | 概要> 今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)のポイント |
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< | 本文> はじめに |
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◆報告◆ 「21世紀の特殊教育の在り方について(最終報告)」 2001/01
〜 一人一人のニーズに応じた特別な支援の在り方について 〜
はじめに |
第1章 今後の特殊教育の在り方についての基本的な考え方 |
1 我が国の特殊教育の発展 2 今後の特殊教育の在り方についての基本的な考え方 |
第2章 就学指導の在り方の改善について |
1 乳幼児期から学校卒業後まで一貫した相談支援体制の整備について 2 障害の程度に関する基準及び就学手続きの見直しについて 3 就学指導委員会の役割の充実について |
第3章 特別な教育的支援を必要とする児童生徒への対応について |
1 障害の状態等に応じた指導の充実方策 1-1 障害の重度・重複化や社会の変化に対応した指導の充実 1-2 学習障害児、注意欠陥/多動性障害(ADHD)児、高機能自閉症児等への教育的対応 1-3 最新の情報技術(IT)を活用した指導の充実 2 盲・聾・養護学校、特殊学級及び通級による指導の今後の在り方について 2-1 地域の特殊教育のセンターとしての盲・聾・養護学校の機能の充実 2-2 特殊学級、通級による指導の今後の在り方について 3 後期中等教育機関への受入れの促進と障害のある者の生涯学習の支援について |
第4章 特殊教育の改善・充実のための条件整備について |
1 盲・聾・養護学校や特殊学級等における学級編制及び教職員配置について 2 特殊教育関係教職員の専門性の向上 2-1 特殊教育教諭免許状の保有率の向上及び今後の免許状の在り方について 2-2 研修の充実 3 特殊教育を推進するための条件整備について 4 国立特殊教育総合研究所の充実 |