公演も終わったことだしのんびりしたい。雪見露天を求めて上宝村にある奥飛騨温泉郷、福地温泉へ行って参りました。 |
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旅館が数十軒連なる。高級なところもあれば民宿もある。私は、高級ではない、でも飛騨作りの家屋で、囲炉裏のある旅館「故郷」に泊まりました。 スペースがあいたので福地温泉の説明。ここは村上天皇も訪れたといわれる古湯だそうです。お湯は、色も匂いも特に特徴はなくシンプル。 |
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旅館にもよるけれど、福地温泉に泊まると温泉手形がもらえます。その手形があると、他の旅館のお風呂に無料で立ち寄ることができるのです。 私は着くなり、それで福地温泉一豪華な「湯元長座」のお風呂へ出かけました。 |
浴衣姿に滑り止めのついたブーツ。受付で温泉手形をもらって別の旅館「湯元長座」へ。もう、エントランスから温泉宿の風情たっぷり。旅館のお客が着ている浴衣も、私たちのとはモノが違う。 内湯は総檜創り、露天も広い。もちろん露天のまわりには品良く積もった雪が。これよ、求めていたのはこれなのよ!午後3時。一人で漬かる露天風呂で至福のとき。 |
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「湯元長座」から旅館へ帰るとき足湯による。文字通り足だけ浸れる小さな湯舎で、無料、そして贅沢に檜作り。建物に入ると、まず囲炉裏があり、その向こうに足湯が。足をつけると目の前がちょうどガラス張り。外の雪を見ながらボ〜ッとする。のどかだ。でも、全身お湯に浸ったあとだったのでお湯の温かさをあまり感じられなかった。ここは温泉に入る前に来るのがオススメ! 足湯から上がり、囲炉裏にかかっていたお湯でお茶を入れて飲む。ああ、旅情。 |
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旅館に戻ったけれど、まだ夕食までに時間がある。ということで、今度は宿泊先の「故郷」のお風呂へ。ここは内湯が御影石作り。露天は岩風呂。大きくなくて古めかしいけれど、なかなか。ここでも雪見露天。粉雪も舞って演出。 |
夕食は小さな囲炉裏を囲んで、ぼたん鍋などを食す。飛騨牛が、たたきやら串焼きやら、いろんな調理法で出てきて、これがまたよかった。 |
夕食後は、福地温泉唯一の観光スポット「青だる」へ。岩からしみ出た水が木を伝い垂れ下がり、大きな壁になっている。それが青くてファンタジックでウツクシイ。 |
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ちょうどこの時期はライトアップされていて、またまた地元の方が甘酒を無料でふるまっていました。この甘酒が濃いのなんの!酒かすをそのまま飲んでいるかのようでした。 |
旅館に戻って、冷えた体を今度は貸切露天風呂で温める。貸切露天風呂は内湯がなく、脱衣所の隣はすぐ露天、つまり外、しかも真冬の山の外、なので、年を取ったら入れないなと思いました。 |
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明けて2月2日。 今日は湯元の掃除があるため朝の8時半からお湯が出なくなると聞いていたので早起きする。 晴れた山の朝の露天風呂♪もちろんまわりには雪。朝食に、飛騨地方にきたらコレよね、とばかりに朴葉みそのおかずが出て嬉しかった。 |
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近くの河原にも500円で入れる半露天がある。昨日は開いてなくて今日は開いていたのだけれど経つことにしました。 もっと奥にいけば栃尾温泉、少し下れば新平湯温泉。福地のまわりには、ふらっと行ける温泉地が点在している。 |
それなのに経つのは、上映期間が終了する映画を見に行くため。一気にくだり高山へ。高山はなぜか山よりも寒い。福地は温泉の湯気で空気がやんわりとしてたのかなぁ。高山は雪も凍りつき、転倒するヒトをチラホラ見かけました。私の横でも(^-^; いつも寄るお香屋さんで物色。バラ、ジャスミンと並んで、「堀川」というのがありました。堀川。といえば脳裏に浮かぶのは名古屋のあの川。一体どんな匂いなんだと嗅いでみたら、これがなんとも馨しい香り!(←手書きだったら絶対書かない「かぐわしい」)それを買い、「まさご」で中華そばを食べて早々に名古屋へ。 |
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福地温泉、ほんとにのんびりできました。 またいつか行ったときも、同じ雰囲気のところであるといいな。 |