05.6.12 棚田を見たい!四谷千枚田ツーリング
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東海地方、気象庁による梅雨入り宣言2日目にしていきなりの晴天。ゴーズ爺さん(ばあさんか?)も相変わらずの調子だな。 朝、8時半。今日の目的地は県内なので、ゆっくりめの出発だ。 |
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ちょっと渋滞気味の豊田市内を抜ける。豊田スタジアムの横の橋を渡り、その先のサークルKでおにぎりを買い、駐車場でほおばる。 木陰が涼しい足助街道を走り、香嵐渓の前を通過する。すぐ前方のY字を右に入って行くとそれがR420だ。 ワインディングあり、広い直線道路あり、民家の間の細い道ありで変化の多い道だ。途中には田植えの済んだばかりの田んぼがあちこちに見つかる。千枚田の田植え状況もいい頃だろうかと想像する。 |
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R420を進み短いトンネルをくぐって、その先の『田峯』の交差点を右折する。 再び現れたトンネルは『稲目トンネル』という。ここを抜けて最初の交差点を左折するのだ。『←千枚田』の看板が出ているので間違えない。 ついでに書いておくが、『←仏坂トンネル』も通ってみてほしい。素彫りのトンネルで、照明が少なく、壁がごつごつしたちょっと不気味な感じがするトンネルである。 このトンネルを抜けると今度は急勾配の下りが始まるが、これもまた楽しい。 ただしブレーキのテストを事前にしておくこと。 |
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さて、千枚田への交差点を曲がった後は一本道をズンズン進んでいく。 『町ごと屋根のない博物館 鳳来町』というのぼりがたっているのが見つかるとそこが『四谷千枚田』の入り口だ。 結構『おおっ!』って感じがすると思うんだけどな。 写真の山あいの開けた所にあるのがほとんど田んぼ。細長い田んぼや三角の田んぼなど大小無数の田んぼがある。 案内板によると、現在は39戸の人が850枚の田んぼを耕しているそうだ。本当にお疲れ様です。 また、今年はここ四谷が第17回全国棚田サミットの開催地らしい。地元議員さんは『棚田という文化遺産を全国の皆さんに知って欲しい』と意気込んでいるそうだ。 |
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こうやってちょっと上から見ると棚田という地形の複雑さがよくわかる。 遊歩道が白く見えるが、見学者はこの通路のみを通ることができる。 絶対に勝手に中に入って写真を撮ったりしないようにしよう。世の中には無神経な輩が少なからずいて、見ていて非常に不快感を覚える。 このときも、無断立ち入りではないが、通りがかりに見学していた家族が、車(しかもディーゼル)のエンジンをかけっぱなしにしていた。うるさいし臭いし、静かな山村風景が台無しだった(怒怒怒) |
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一通り棚田の眺めを楽しみ、次の目的地をツーリングマップルで探す。『さて、どこへ行こうか』 もと来た道を戻り、県道32を南下して湯谷温泉へ向おう。途中で今日2回目のコンビニで昼食。またも駐車場でパンをほおばる。だって食堂らしい食堂が見つからないんだもん。 湯谷温泉に到着。温泉スタンドのある駐車場にバイクを止めてちょっと散策するとこんな高台に出た。湯谷温泉の旅館と板敷川の清流が一望できるここは駐車場からすぐのところにある薬師如来様の祭られているところ。賽銭を入れてお願い事をして、ついでに写真を撮らせていただいた。 それにしても暑い。ジージャンなんぞ着ていられん! |
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薬師如来様の所から川のほうへ降りていく階段がある。降りきってから右へ行くと板敷川を渡る橋があり対岸には川の方へ降りられる階段がある。狭い階段を下りていくと『ささやきの小径』へつながる ちょっとワイルドな道だが川の流れを間近に見ることができ気持ちよいうえに、誰も通らないのでのんびりできる。 ただ対岸には旅館が立ち並んでいるので悪いことはできまへんで。 湯谷温泉では温泉に入ろうとも思ったが前述したとおりとにかく暑い暑い。パスだパス。 |
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でも、もう帰るのはもったいない。せっかくツーリングに来たのだからもうちょっとどこかに寄りたい。 と、いうことで御油宿に立ち寄る。いつ来ても松並木は風情があるなぁ。弥次さん喜多さんもここを歩いて通ったんだ、と思っていると『弥次喜多茶屋』なるお店を発見(写真の上にマウスを置いて)。以前なにかで紹介されていたような気がしたが、うろ覚えだったので今回は中には入るのをやめておこう。お食事どころだったら今は食べられないし。 ちなみに弥次さん喜多さんの名前は「弥次郎兵衛」と「喜多八」だそうだ。知らんかった。。。 このあと藤川宿にも立ち寄る。ともに格子の古い建物を保存してある旧東海道。江戸時代の街道風景にちょっとだけ思いを馳せる。 |
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写真が前後するが、藤川宿へ着く前に見つけたのが『山中八幡宮』。R1を走行中でも、本宿を過ぎたあたりの左手の田んぼの中にその立派な鳥居と常夜灯が見つかる。 近づいて写真を撮っているとおばあさんが話しかけてきた。『立派な神社でしょう?』しばらく話していると『ここは時々賽銭泥棒が出ていかん』とおっしゃっていた。まさか僕が賽銭ドロに間違えられたか? 疑いを晴らして本殿への階段を上ると朱塗りの立派な門に続き社殿が見えてきた。(と、この写真を撮ったところでカメラのバッテリーが切れてしまった。。) ここは徳川家康ゆかりの『鳩ヶ屈』がある。家康が逃げていたときに隠れた洞穴のことであり、そのいわれから社殿の屋根瓦の両端には鳩が飾られている。 また、敷地内には『荘川桜』の幼木もあり、何年か後にはここでも荘川桜が見られるのだろう。 |
東海道一人旅 | ここで、東海道五十三次を走破された方のHPを紹介させていただきます。このツーレポを作成中にたどり着いたところです。 今回、ふたつの宿に立ち寄りましたが、このHP管理人の浮浪雲様の五十三次の旅日記も人間味のあふれた読んで楽しいものです。ぜひご覧ください。 |