2003年10月9〜11日


豊田東IC〜沢渡〜上高地〜横尾〜涸沢

今回は金曜日に年休を取得できたのですが,定番の急行ちくまが運休・・・
そこで,CELICAにて豊田東ICから松本ICで下り,
マイカーでの最終地点“沢渡(さわんど)”まで行くことになりました.
たいして睡眠も取れていないため,眠気と戦いながらの出発.
沢渡からはタクシーに乗り換え(駐車料金1泊1,000円)
上高地へ(約4,500円).
混雑のない上高地はひっそりとしていました.
日が当たるまではフリースが手放せません.
持参した朝食を摂り,7:00出発!


夏の日照時間が少なかったため,紅葉が中途ハンパ.
霜も下りており,上高地周辺の紅葉は腐っています.
朝陽の中を進んでいきます.


明神を過ぎ,バスターミナルからおよそ1.5時間で徳沢に到着です.
徳沢は広いキャンプ地を有しており,スタイルに応じた
楽しみ方ができます.
徳沢ロッヂがあり,宿泊することもできます.
新村橋の横を通過し徳沢からおよそ1時間で横尾に到着.
右側の写真中央に見えるのが横尾大橋で,
これを渡れば涸沢へ,直進すれば槍沢へと続きます.


横尾まで来ると,遠くに涸沢が望めます.
トイレ休憩したら橋を渡りましょう.
ここからしばらくはなだらかな登りが続きます.


本谷橋はかなり揺れます.
そのため1人ずつしか渡れず,混雑期は大渋滞となります.
せっかちな人のために,川を渡る別ルートが作ってありました.
渡ったところが広くなっているので,水分補給を.
ここからはいよいよ登りです.


ついつい足元を見ながらの登山になってしまうけれど,
顔を上げればだんだんと涸沢が近づいてくるのです.


天気はスカッとした晴れではなかったけれど,
黄色が特に鮮やか.
ナナカマドの赤はこの辺りではイマイチな感じ.
ただ黙々と足を運べば,ようやく涸沢ヒュッテに到着!
6時間.結構良いペース.
さぁテント場へと向かいましょう.


テント数かなり少ない.
場所を選ぶだけの時間は充分あります.
私のテントは3人用で,それに見合った場所を探します.
岩の飛び出しが激しいと,寝る時背中に刺さるのです.
着替えを済ませテラスでゆっくりするとしよう.


15時には太陽が山のムコウへ落ちてしまうのでどんどん寒くなります.
やっぱりガマンできない.
はやく晩御飯作って食べようよ!
今晩は,パスタとカレー☆
ストーブの炎は暖かい.
周りのテントでも食事の用意が始まったみたいです.


単純なアルファ米とレトルトカレーですが,
こういう時の味は格別.
向いのオッチャンがニオイを嗅ぎつけてやってきた.
山では,ニオイと音(焼肉とか)は食欲を強烈に刺激します.


涸沢に夜がやってきました.
雲がかっていたけれど,闇に飲まれていく様にしばし我を忘れます.
テント場の明かり,やはり少ない.私のテントも電灯を点けてきたので
写真に写っています☆
さて,歯磨きをしてそろそろ寝ましょうか.
18:30就寝.





涸沢〜パノラマ新道〜新村橋〜上高地〜豊田東IC

曇りの朝を迎えました.
今日は上高地へ下るだけなので,7:00頃起床.
朝食はカップラーメン.
周りのテントではまだガーガーいびきが聞こえます.
常念岳の方もどんよりとした感じ.
テント撤収して歯磨きしたら出発!
9:15.
今回もパノラマ新道で行こう.
下のほうに昨日の登山道が望めます.


崩れかかった崖などを何度か慎重にクリアし,登っていくと, 鞍部(コル)に出ます.
登って来た方と反対側には梓川が眼下に伸び,遠くには富士山が見えました.


パノラマ新道のハイライト.槍ガ岳と涸沢が一度に楽しめる.
ここからはひたすら下りとなり,涸沢・槍ガ岳とはお別れです.
・・・また来年.


なんという花でしょうか?
はじけて種が飛ぶみたいです.
棒になった脚を前へ前へと運び,ようやく新村橋.
登りもえらいけど,下りはやっぱり脚にきます.


徳沢で昼を摂り,バスターミナルに着いたのが17時.
下りは8時間かかりました.
上高地はさほどごった返してはおらず,タクシーにもすんなり乗れました.
松本の学生観光客さん?と同乗.私のほうが先の下車だったので,
2,300円のところを切り良く2,500円払ったのですが,
「きっちりやりましょう」と言われ200円もらったのですが・・・
暗闇で間違えたのですか?110円でした.
沢渡から車に乗り換え,痛む足でクラッチを踏みながら 帰宅したのでした.