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B5N2 「九七式3号艦上攻撃機」の製作・・・ブログから転載
通算97機め
 小学校6年からUコンを始め、最初に作ったのがフライチャプ号。もちろん両排気のFUJI099Jエンジン。先日、今まで作った飛行機を一覧表にしてみたら、現時点で96機。よく作ったもんだって感心します。少しのブランクの後、再開してからは、11年で40機近く作ってるから、年間4機平均くらい!?
 キットから作ったのはほんの初期の頃だけで、全体の7〜8割はフルスクラッチです。
 さて、次期主力機は97機めだから、これしかない!九七艦攻! 単なる飛行機好きなら九七戦闘機あたりも候補になるはずですが、海軍機しか作らない私にとっては九七艦攻しか有り得ません。過去にローターリーエンジン搭載の九七艦攻を作りましたが、今回は@引き込み脚、A(2段)上半角、BプロフィールEP機、サイズは40、C淵田中佐機 にしようと思います。
 ちなみに98機めは適当に作って、99機めはもちろん九九艦爆!九九艦爆は今までに大小合わせて8機作りましたから、9機め。(2012.2.12)
まずは胴体から・・・
 通算97機めにあたる九七艦攻に着手しました。まずは胴体。EP+引込脚を考えているので、GP機とはまったく構造(必要な強度)も違うし、このあたりは数少ない?経験から得意の適当な組み付け。もちろん、ほとんど瞬間接着剤・・・とは言え、機種周りはエポキシ系接着剤使いました。
 全体の形を眺めると流れるようなラインが本当にセクシー。ややスキニー・・・見方によっては単なる棒切れですが。(2012.3.2)
主翼の組立て
 今日は早朝から九七艦攻(Kate)の主翼の組立てと、一番重要な引込脚周りの工作をしました。タイヤって結構デカいし、厚みもほぼ主翼いっぱいくらい。本来のスケールなら72mmのタイヤを使いたいところ、62mmのタイヤで我慢しました。ベルクランク、リードアウトワイヤーと干渉しないようにするのにも工夫がいります。車軸のパーツを注文済みなので、早く実際に動かしてみたいです。
 私の師匠が、引込脚は微調整ができるようにネジ受けを長穴にするとか言っていたのを思い出しました。予想以上に結構大変。脚カバーの取り付け方法も悩んでいます。
 主翼に上半角をつけるため、また低翼機なので、ベルクランクは主翼中央の上面ギリギリに着けました。(2012.3.3)
主翼の合体?
 久々の休みで、特に用事もなく、朝早くから丸一日九七艦攻(KATE)を作っていました。二段上半角の独特の翼なので、主翼中央と左右両翼を別に組立ててから合体しました。主翼つなぎ目の前縁・後縁にはカーボンのカンザシ、スパーも補強。合体後、中央スパーには補強もし、今回の一番の目玉となる主脚の引き込み装置とタイヤハウス部分を製作。
 サーボテスターで動かしてみると、すんなりタイヤハウスに収まります。チョー気持ちいい!
 今週も仕事から帰るのが深夜になりそうなので、KETEとの次回デートは土曜日か日曜日だろうなぁ。(2012.3.18)
全体のイメージが見えてきた >
 両翼端を作成、合体。もちろんリードアウトもウェイトもアジャスタブルにしました。引込脚周りも少し工作を進め、脚カバーも取り付けてみました。図面もなく手当たり次第、現物合わせで、あとは長年の匠の技でカバーしていきます。
 主翼がほぼ完成したので、さっそく全体のイメージが見たくなり、各パーツを組んでみました。3座なので翼面積も大きく、細い胴体とのバランスは本当に美しいです。真珠湾の三羽烏と言われ、魚雷、空爆で成果を挙げたにも関わらず、零戦や九九艦爆のほうが人気?なのか、九七艦攻の資料ってほとんどないんですよね。よく見ると、三羽烏の中で一番美しく見えてきます。やっぱりケートにぞっこんだぁ!(2012.4.8)
塗装はあきらめ、フィルム貼り
 仕事の合間をぬってコツコツとはいうものの、このままではインドアフェスタに間に合わないと判断して、完全塗装はあきらめ、フィルム貼りの上に塗装することにしました。
 慣れたフィルム貼りですが、初めて作るラッキーボックス?というか途中から上半角の付く翼のフラップ作成に時間を費やしました。いつもどおり図面もない状態で、実機の精密図面を見ながら、頭で描いてパーツを切り出すという方法で、どうにか形は出来ました。
 大きな主翼や全体のイメージはかなりいい感じに仕上がっていると思いますし、ギアを引き込んで飛んでる姿を僧都尾するとワクワクです。
 ここからはフィレットの処理や細々した作業に入りますが、早く上下面の塗装をして日の丸を入れたいです。('12.5.13)
こだわりを捨てきれず
 今回はプロフィール機なので、コックピット内の作りこみは必要ないし、すぐに塗装、楽勝! と考え、淵田中佐機の塗装を調べ始めました。
 ところが!どう見てもデカいループアンテナが2番席に。セミスケールといえども、雰囲気を出すには譲れないところ・・・
と、いうことでループアンテナだけは作ることにしました。
 また塗装が遠のく。こんなことで6月長野のインドアUコンに間に合うんでしょうか?(2012.5.28)
いよいよ大詰め >
 Uコン製作通算97機めの九七艦攻もいよいよ大詰め。平日の帰宅後は、ほんのわずかな時間もとれず、この土日もあれこれ用事がある時間のスキにここまで塗装しました。
 中島の暗緑色って、こんな色? それに明灰白色も鮮やかすぎ? まあ派手な隊長機だから見栄えはするものの、何となく私の軍用機のイメージとはかけ離れてる。
 クリアウレタンは艶消しを塗るので、多少は色がおちつくのかも・・・塗装のプロのJPS師匠に色のことをもっと聞いておかないと。
 それにしても、まだパネルラインを入れて、クリアを吹いて、モーターその他電装品の取り付け・・・インドア Uコンミーティングに間に合うんでしょうか?(2012.6.10)
ほぼ完成
 ようやくKATE(九七艦上攻撃機)がほぼ完成です。いい加減なパネルラインを入れて、艶消しのクリアウレタンを吹きました。ここまで3か月と少し。ウィークデーにまったく作れなかったことを考えれば、こんなもんですか。
 リンケージとモーターマウントをセットしましたので、あとはアンプとタイマーのセットなど、細々と今週中に着手します。
 それにしても今回はインドアUコンミーティングに間に合わすことを優先したとは言え、翼端灯や尾灯はないし、コックピットも何にもないし、手抜き加減もここまでくると・・・こだわりはどこへ行った?(2012.6.17)
初飛行
 松本で開催した「信州インドア Uコンミーティング」。このイベントに間に合わせるため手抜きをしつつ、でも予定どおり間に合わせ、初フライトをしました。
 初飛行から1分間のテストフライトを7フライト、8フライト目にはF2Bスタント種目を一通りやってみました。不安だった引き込み脚は8フライトすべて完璧に動作。
 当日の調整は、まず翼端オモリの追加。翼端オモリは当初から「5円玉」が入るウェイトボックスとしましたが、財布の中には「5円玉」はなく、当日のメンバー皆さんの財布から都合40円、というか8枚確保。
 アンプの設定はアンプ自体のバージョンアップもしていなかったので、あれこれ相当設定しなおしました。
 その他、リードアウトワイヤーガイドの位置の変更でひとまずしっかり飛ぶ状態には仕上がりました。(2012.6.24)

 
九一式改ニ航空魚雷
 今日は半日かけて、九一式改ニ航空魚雷を製作。俗に真珠湾攻撃で使用されたという框(きょう)板付きの魚雷です。
 尾部に取り付けたベニア製の框板と側胴に付けた制御板は、深度の浅い真珠湾でも魚雷が使えるようにしたものとの説が有力でしたが、最近では実は昭和12年頃から実用化されていたとの説も。もちろんそのままベニアで製作。
 私の九七艦攻は第一機動部隊隊長の淵田中佐機ですので、実際には800kg徹甲爆弾が搭載されていたようですが、攻撃機はやっぱり雷撃が似合いますから、今回製作しました。
 九七艦攻は低翼機なので主翼より上面の胴体側面積が大きいため、セミスケールスタント機としては、この魚雷を胴体下にぶら下げると少しはバランスが良くなるかも・・・というほどの腕でもなけりゃ、高性能機ではないですが。
 それにしてもスクリューの工作が面倒だった!(2012.10.6)
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